あー 小文字で書いちゃった。 YAMAHAの250ccエンデューロバイク。 1993年に発売され当時はそれなりに話題を呼んだ。
いまでも人気のあるバイク。 初期型はリコールになってもいいんじゃないの?ってな不具合も多い。 でもそこがかわいくもある。
いまやヤマハにさえそのページは無いが、ファンの多い名車。
ちなみに画像のフロントマスクは社外品。
先日、久しぶりに林道なぞに行ってきました。 ノーマルのトレールタイヤを指定空気圧のままで走っていたので、もちろん無理な走りはしていませんが、この時代においてはパワフルなエンジンと軽い車体の組み合わせは最高に楽しかったです。 で、タイヤはともかくとして、やはり気になったのが“ファイナル”。 もちろん現時点で前後ともにノーマルスプロケットでは、タイトなつづら折れみたいなところではローギアに加えて半クラッチも多用せねばならず、そうなるとどうしてもギクシャクしてしまうことも。 いずれにしても、もう少し高いギアを常用したい自分としては、 やはりリアスプロケットを交換するしか。 ※ここからの作業手順は、あ…
そして、先日無事に陸運支局にて登録を済ませ、 晴れて公道へ。 頼り無いほどにスリムなフューエルタンクは、やはりこの時期の空冷4stのお作法ですよね。 それにしてもパワフル。 初期のMD30がもつ低中回転域でのトルクフルな感じとはまた違って、押し出されるかのように伸びていく力強さは、流石にDOHCならでは。 これが水冷のKLX250SRだと、もう少し線の細さはあるものの極めて爽快かつ軽やかに回転上昇していくのだけれど、このTT250Rは空冷ならではの“野太さ”がありますね。 やっぱり空冷エンジン、イイなぁ。 で、帰宅する前にスタンドで給油しようとタンクキャップを開けたところ、 「あれ?錆が増殖し…
外装部品も組み付けていきましょう。 昔からトレールバイクのシートベルトは外してしまう自分です。 やはり前後に動くときに、内腿に当たりますからね。 あとはほんの少しの軽量化ってコトです。(自分の軽量化は気にしない) 折角ですから、オイルも替えておきましょうか。 純正のフィルターエレメントを外してビックリ。 これ、最初からステンレスメッシュ使ってたんでしたっけ。 また、エレメント側面にある小さな二つの穴が、フィルターカバーの突起に噛み合うようになっているなんて! まあ、なんてオシャレな造りなんでしょう!(感動) エレメント自体にペーパー素材などが使用されていないこともあり、もったいないので今回は念…
お待ちかねのリアショックが、修理から戻っていました。 ロッドの再メッキとあわせて、無くなっていたことに気付いてさえいなかったバンプラバーも復活。(笑) そういえばこのリアショック、プリロード+伸び圧のフルアジャストに加えて、なんと“車高調”まで付いているという! いや、これは気が付きませんでしたね。国産トレールの純正ショックでここまでやるか…“バブル”ってすげぇ。 さて、後ろ周りを組み付け…る前に、一つ忘れてました。 この崩壊したチェーンスライダーのことを。 メーカーのHPで価格を検索したところ、これがまた可愛く無いお値段してるんですよね。 経年劣化で硬化してはいるものの、スライダー部分の摩耗…
ハンドル周りもやっちゃいますか。 ノーマルの鉄ハンドルは曲がってしまいやすいので、手持ちのアルミハンドルに交換します。 このバイクのグリップラバーに注目。 自分の記憶が確かなら、国産市販車初の“ハーフワッフル”タイプのグリップが純正採用されたバイクだったかと。 ご存知の通り、“ハーフワッフル”とは指がかりの良さは残しつつ、手のひら側のリブを無くすことで“マメ”が出来にくくすることを意図したもの。 また、進行方向に見られる二本並んだリブ。 これは、ワイヤリングガイドになっていて、この位置でワイヤリングを行うことで、手のひらに直接ワイヤーが触れないように配慮されています。 どちらも今では当たり前に…
錆だらけのダンパーロッド発見により、リア周りの組み付けは長期中断。 こうなると、できる作業も限られてくるので、ちまちまとやれることをやっつけておきましょう。 リアブレーキペダルのピボットボルトのグリスアップ。(画像が見づらくてスミマセン) 受け側はフレームにネジが切られているんですが、緩み留めは一切ナシ。 走行中に脱落して欲しくない部品の一つなので、ネジロックを一滴塗布しておきます。 あまり塗りすぎて次回取り外し時にフレーム側のネジ山を痛めたくないので、塗布位置は先端ではなく付け根部分に留めておきました。 こうすることで、締め込み時にネジ山全体にロック剤が行き渡るのを防いでいます。 取り外して…
フロント周りをやったら、当然お次はリア周りもやるでしょう。 まずはリアホイールから外していきます。 で、アクスルシャフトの頭に回り止め加工が施されているとか。 これ、エンデューロレーサーやXR系のコンペモデルに見られるんですが、市販トレールでここまでやるとは… ヤマハさん、気合入り過ぎじゃないですか。惚れてまうやろ〜。 そして、ホイールカラーにも一手間かけられておりまして、 段付きカラーになっています。 これは、ホイール脱着の際にカラー脱落を防ぐためのもの。 最近のエンデューロレーサーのホイールカラーではごく軽い圧入がなされていたり、スリットが入っていてそれをシールリップがくわえるなどの脱落防…
このTT250Rが新発売された1993年当時、自分が乗っていたのは'91『DT200WR』(3XP1)でした。 大学4年の時、当時の愛機'88『V-max』が“もらい事故”に遭い、相手から出た保険金で修理代を払おうと思ったら、当時お世話になっていたバイク屋の店主が一言。 「修理代は後でいいから、オマエもDT買えよ」 当時のエンデューロブームに乗っかる形で、そのバイク屋でもエンデューロチームが発足。 そして、新発売されたDT200WRのプロモーションビデオで、今はなき『茂原モータースポーツランド』のテーブルトップで捻りまくる“デイモン・ブラッドショー”の姿にすっかりヤラれたチーム員はこぞって新車…
昨日の大雪予想も、地元では幸いにも霙止まり。 そして好天に恵まれた祝日。 朝から娘のチャリのパンク修理とカミさんのスクーターのオイル交換を片付け、平野歩夢くんの金メダル獲得の興奮も覚めやらぬうちに やはりまずは“洗車”でしょう。 外装部品の取り付けもよく考えられていて、プラスドライバー(3番)と10mmのソケットだけでここまでバラせたのは感動。 タンクに記された『Open Enduro』のコンセプトに恥じない、設計者のコダワリを見た思いです。 それにしても、今や『Open Enduro』って言葉、使わなくなったなぁ。 ウソかホントか、オドメーターは“2012km”を示していますが、 このリアフ…
何故だか我が家には、ちょっと昔のトレールバイクが集まってきたりします。 これ('92 HONDA CRM250R)とか、(CRMは先輩からの大切は預かり物で、自分のバイクではありません) これ('96 HONDA XR250)とか。 やはりこの当時、自分が一番トレールバイクを楽しんでいた時期であり、どうしても“郷愁”を感じずにはいられません。 それに、バイクが元気だった時代というのもあるのでしょう。 各メーカーのラインアップにはトレールバイクだけで数種類並び、バブル期の余波なのか、それなりに開発費のかかったバイクは非常に魅力的な造りをしていました。 もちろん乗っても楽しく、イジるたびにその凝っ…