株式会社TVQ九州放送によって放送事業が行われているテレビ局。
福岡県を放送地域とするテレビ東京系ローカル局。コールサインは「JOTY-TV」、「JOTY-DTV」。
1991年4月放送開始の平成新局で、テレビ東京系では最も新しい局である。2011年4月に放送開始20周年を迎えた。
開局当時は「株式会社ティー・エックス・エヌ九州」(TXN九州)が正式社名だったが、この時点からから愛称は「テレキュー」であった。その後2001年1月1日に社名を「株式会社ティー・ヴィー・キュー九州放送」に改め、さらに2002年の商法改正(正式社名にアルファベットを使用できる)を受けて2010年10月1日に現在の「株式会社TVQ九州放送」となった。
2006年7月より地上デジタル放送を開始した。リモコンキーIDはテレビ東京系の「7」。
日本経済新聞社と西日本新聞社の資本が入っている。
市民には「テレキュー」と呼ばれており、番組中でもTVQと書いて「テレキュー」と読むスタンスを崩さない。
新聞には「TVQ九州放送」や「TVQテレビ」で記載されていることが多い。
本社は福岡市と北九州市の二カ所に存在するが、福岡本社が実質の本社である。
テレビ東京系局が存在しない佐賀県や山口県、熊本県はもちろん、長崎県や大分県、島根県や広島県でも受信している世帯がある模様。
福岡yahoo!japanドームからの中継のために、とても高価でローカル局には手が出ないハイビジョン中継車を整備するなど、福岡ソフトバンクホークス戦の中継にかなり力を入れており、ファンからは絶大な支持を得ている。2011年のコナミプロ野球日本シリーズにソフトバンクが進出した際には福岡yahoo!japanドームで行われた試合のうち第2戦の放映権を獲得し、テレビ東京系を中心に放送された*1。
一方、一般の番組のハイビジョン化はあまり進んでおらず、自社製作のハイビジョン番組はこの野球中継だけでもある。
先発のRKBやFBS、TNCはローカル局にも関わらずハイビジョン化が進んでいる中、取り残されている感も否めない。
だが、経営状況は悪くもなく、むしろ給与は先発他局よりも高いなど、テレ東系では健闘しているローカル局である。
関東や関西の独立UHF局番組をよくネットしている。(例:「saku saku」)
中でもUHFアニメや深夜アニメを放送することが多い。(例:「涼宮ハルヒの憂鬱」)
深夜アニメに力を入れているRKBテレビと並んでTVQテレビはアニメを多く放送している。
しかしこれも「比較的」の話で、関東や関西に比べるとまだまだ放送される作品は少ないと言わざるを得ない。
韓国ドラマを日本で初めてレギュラー放送した地上波テレビ局でもある。第1作は「ザ・パイロット」。
現在も「韓流Qの窓」という名の放送枠で放送している。
*1:TXN6局の他、一部の独立系テレビ局でも放送された。なお、第1戦はTNC、第6戦はKBC、第7戦はRKBが放送権を獲得。