細井美裕 作品の骨子を作るための基礎研究を実施 今年秋に新作の舞台公演を額田大志君主宰ヌトミックと再び制作できることになりました(前回公演は連載第10〜14回を参照)。再び愛知県芸術劇場にて。悔しさが残るあの舞台から再度機会をいただけたのは有り難きことです。 新作に向けて、YCAMで発表した『Sound Mine』のようなクリエイションを意識的に実施しています。前回は本番の数週間前にまとめて劇場に入り制作しましたが、今回は本番前に作品の骨子を作るための基礎研究を挟むことにしました。この進め方は、愛知県芸術劇場の皆様にも額田君にも、前回の経験があったからこそ理解いただけたと思います。技術を使う作…