デトロイト在住のハウス・プロデューサー、DJ。
ワシントンDCで生まれシカゴで育った後にデトロイトに移住。レーベルSound Signatureを運営し、独特の質感を持ったハウス・トラックを制作し続けている。また、DJでは自身の曲にデトロイトやシカゴのハウス・クラシック、ソウル、ファンクなどを組み合わせる豊かな構成力とテクニックで圧倒的な音楽体験を与えてくれる。
最近引っ越したいと思っていて、物を減らそうとあれこれしています。その一環でレコードを売ろうと思います。よかったら買ってね。
「house definitive」を読む。 HOUSE definitive 増補改訂版 (ele-king books) 作者:西村 公輝,猪股 恭哉,三田 格 ele-king books Amazon 元々の出版時から教科書的なアーカイブとして知っていたけど、改めて2022年時点の資料として読んで面白かった。レビュアーもどういう人か知っている人が多いのでメタ的な読み方も楽しめる。 1970年代のhouseミュージック前夜の曲からきちんと紹介して、世界各国のhouseを網羅的に紹介する内容になっていると思う。著者や編者の意向もあって、ややDetroit House、moodymannやt…
2022年が終わった。本当は年内に出すつもりだったのだが……。 ともかく2022年はけっこうな数の音源を買ったし、その中である程度感性も確立されてきたように感じるので、自分のリスニングの総括としてベストアルバムを書くことにした。作品には短評を付すが、かと言ってあれこれ細かく書くつもりはない。私にとってはこれらの作品はすでに過去であるし、これから作品に出会う読み手にしても、私の言葉の答え合わせのように作品を聴くのでは面白くないと思う。 数は絞っていない。そうすることで個人的に大切だった作品がこぼれ落ちると思ったからである。今年の代表作らしい代表作を「これ入れないわけにはいかないし……」などと詰め…
早いものでもう2023年。今年も自分の中でよく聞いた大好きな作品をご紹介しつつ2022年を振り返りたいと思います。
Photo by Marcela Laskoski on Unsplash 2022年のまとめ、今回は音楽篇です。今年もEDMを中心にいろんな音楽を聴いていました。そうしてまとめたブログ記事や、特に面白かったアルバムを紹介してみようと思います。 なにしろハニャ・ラニにぞっこんだった ■Esja / Hania Rani Esja アーティスト:Rani, Hania Gondwana Amazon 今年なんといってもハマりまくったのはポーランドのネオクラシック・ピアニスト、ハニャ・ラニの作品でした。いやあこれには心酔してしまいました。結局彼女のリリースしていた全てのアルバムを購入して聴いていた…
μ-Ziq (Mike Paradinas) Hello / µ-Ziq Hello Planet Mu Amazon かつてAFXと共にドリルン・ベースの覇者として君臨したµ-Ziqことマイク・パラディナスもデビューして早30年になるのらしく、月日の経つのも早いものである。今作でも目まぐるしく鳴り響く高速ジャングルビートは健在で、その寸分違わぬモザイクのように精緻に構築されたリズムに美しく時に暖かなメロディが被さり疾走してゆく様子は実に幻惑的であり、そしてスリリングだ。今回のオススメ。 Goodbye / µ-Ziq Goodbye Planet Mu Amazon そのµ-Ziqがアルバム…
Theo Parrish DJ-Kicks: Theo Parrish / Theo Parrish DJ-Kicks: Theo Parrish !K7 Records Amazon ベルリンの老舗レーベルStud!o K7からリリースされている人気DJ Mixシリーズ「DJ-Kicks」の新作はデトロイトハウスの重鎮Theo Parrish。シカゴハウスをベースにアフロビート、スピリチュアルジャズのテイストを加味し、彼でしか為し得ないだろうと感じさせる魔術的なグルーヴ感に満ちたデトロイトサウンドが展開する。 MK 3.5: Die Cuts | City Planning / Mount …