1990年代後半、私はフィンランドで二度目の留学生活を送っていました。 一度目は17才の時、ロータリークラブの交換留学生として、1年間フィンランドの南西部に位置する小さな町 バンマラ(Vammala 現 Sastamaala)で過ごし、それから随分経って、再びフィンランドの Turku大学で「Suomen kieli ja kulttuuri ulkomalaisille(外国人のためのフィンランド語と文化)」というクラスで学ぶ機会を得ました。 その頃の話です。昔の話なので、記憶は曖昧で、覚えている事を繋ぎ合わせて、確かこうだったんじゃなかったかという想像も加えながら書いていくので、正確ではな…