米国トランプ政権のロシア寄りとも取れる姿勢は、全欧州に少なくとも政治的には「臨戦態勢」を敷かせることになった。ウクライナ紛争があいまいな決着で終わり、米国が「欧州を護らない」事態になれば、数年後にはロシアの侵略がやってくると考えるのが当然である。WWⅡの<独ソ戦>の経験によれば、ロシアはバルト三国とポーランド、ルーマニア、スロバキアに侵攻するだろう。ハンガリーは親露国なので、無血駐留するかもしれない。 ロシアにとっても、この中で最強の敵はポーランドである。WWⅡ初頭、ドイツとソ連に分割されてしまったのだが、相当な戦力を持った陸軍国だった。ポーランド騎兵の勇猛さは伝説的ですらある。残念ながら、ド…