イスラエル支持一辺倒かとも思われた、米国バイデン政権の風向きが少し変わってきた。イスラエルの自衛権(*1)は尊重しながらも、戦争犯罪の愚を犯さないようにネタニヤフ政権をけん制し始めている。つまり、 ・ハマスを徹底的に叩くのはいいとして ・ガザ地区の一般市民を巻き添えを極力少なくせよ ・人道に配慮した一時攻撃停止(Pause)も考えろ ということ。Pauseとは、Ceasefire(停戦)とは違って、これならイスラエルも飲めるかというギリギリの提案である。ガザ市を完全に包囲したイスラエル軍は、燃料や電力の供給を断った上で、ハマスの拠点に空爆を加えて、敵をあぶりだそうとしている。ある専門家は「芝刈…