doi.org 【背景】この探索的試験は、大建中湯がS状結腸癌または直腸S状結腸癌の開腹手術を受けた患者の胃腸機能の回復を促進するかどうかを調べるために実施された。 【方法】2009年1月から2011年6月までに日本の11の臨床試験施設のいずれかで結腸切除を受けた88例が研究に登録された。患者は、術後2日目から術後8日目までプラセボまたは大建中湯(15.0g/日、5gを1日3回)のいずれかを投与された。 大建中湯の安全性プロファイルも術後8日目まで評価された。 【結果】71例(大建中湯、n=38;プラセボ、n=33)を統計的に解析した。6時間での小腸の肛門側の放射線不透過性マーカーの数は、プラ…