au FG LIFETIME BLUES

2番目の話のガラスのりんごを描きました。幼い頃買ってもらったけど割ってしまい、友達そっちのけで泣いたり、新しいのを買ってもらったけど興味が薄れてどこにやったか思い出せなかったり、親にかわいがられのびのびと過ごしていた子供時代の話でした。ほのぼの。

3番目の話は投稿者の優しかった義姉のこと。 病に侵され1月17日、あの震災と同じ日に亡くなった。その日付だからこそ忘れない。そして生が終わっても投稿者が記憶し続けていることで義姉は死なない。忘れられた時が本当に死ぬ時。果たして自分は近しい人が「その時」を迎えた時ずっと「生かし続ける」ことはできるだろうかとは考える。

最後の話は仕事で疲弊し打ちひしがれていたかつての投稿者が定食屋で日替わり定食を食べ、知人に話を聞いてもらい、気持ちが好転していったこと。 思うに、毎日のルーティンから離れた行動を取ったこと、温かく美味しいごはんを食べたこと、苦しい思いを人に聞いてもらったこと、それらが心を軽くしていったのかなと思う。思い詰めるとそのことしか考えられずますます深みにはまり込んでしまうと思うので。

最後の話は投稿者がスーパーのバイトをしていた頃のこと。様々な暮らしをする様々な客との触れ合いにおける笑顔ででお褒めの言葉を貰う投稿者、しかし実はその頃彼女は不登校になっていて、客や社員たちの優しさや温かさに触れたからこその成果だった。優しさは優しくされた人だからこそできる行為といいますか。

2番目の話は「香り」のこと。 沖縄に一人旅をした時の投稿者は降り立ってすぐに沖縄の香りを感じたとのこと。南国のトロピカルフルーツのような甘い香り。旅をしている間ずっとその香りに包まれていたのだとか。他にも箪笥の奥から出てきた服に残る柔軟剤の香りや、街に漂う香りが昔使った香水の香りに似ていてその時のことを思い出したりして、「香りは思い出に結びついている」と結論づける。日々余裕のない生き方なせいか、鼻詰まりしやすいせいなのか、私にはそういう発想はなかったなぁ〜。

2番目の話が高校受験を控えた中学生のもので、本人は見学した公立高校に魅力を感じているが駅から遠いという理由で親には反対されていて悩んでいるとのこと。その次の話が投稿者の同級生が高校生活に馴染めなくなり表情も暗くなっていったがどうやらその後の大学生活では上手くいっているようだという話で、それぞれ違う人物の話だけど何となく連作っぽくなってる？ライフタイムブルースたまにそういうこと起こるね？ってなる。とにかく2番目の話の中学生は自分の直感に従って魅力を感じる方向に向かった方が後悔もないんじゃないかなと思うけど私のこの考えも所詮他人のものだしなー。

2番目の話は少年時代の痛い過去のこと。小学生の頃は模型屋で、中学生の頃はインベーダーゲームがブームだった頃の喫茶店で理不尽にも店主に怒鳴られた投稿者。 しかし現在では飲食店を経営している投稿者はその痛い経験から「子供は一人の人格ある存在」だと考えていて、ちゃんと人間として接すること、ちゃんと話を聞くことを心がけているのだとか。自分が受けた理不尽を他人にやり返す人もいる中で立派な精神であるよ。