スパークス通算9枚目、1980年のアルバム『Terminal Jive』。前作『No.1 in Heaven』のヒットに引き続き、ジョルジオ・モロダー(イタリア人)のプロデュースが続く予定だったが、多忙のため大半の曲がハロルド・フォルターメイヤー(ドイツ人。映画『トップガン』のサントラなど)プロデュースに引き継がれたとのこと。前作がシンセ主体のテクノポップだったのに対して、このアルバムでのシンセの立ち位置は鍵盤(シンセサイザー)としてのバンドアンサンブルの一部となっている。ギターも入っておりサウンド面含めてニューウェーブ色が強い。 新しく加わったシンセはバンド編成の一部とも言えると同時に、音色…