この本で、「行動分析学」何たるかがわかる本だと思います。障害者支援の話は少なく、人や動物(おなじみのネズミさんやら鳩さんやら)いろいろな例から、「動物の行動人の行動、こうなってます」がよーくわかります。身近なエピソードからスタートし、そんなに難しそうには書いてなく、翻訳も素晴らしく、まったく違和感がありません。 心理学で「行動分析学ではわからない」的な批判がよくあるわけす。確かにその部分はあると思いますが、「ホントに勉強してわかって言っているの?」と思うことがあります。質の良い参与観察や当事者研究は素晴らしいのですが・・・。面白いけど自分の実践に生かすには、個別性が強すぎると思うことはあります…