はじめに 食べ物を飲み込む機能障害である嚥下障害は、さまざまな疾患や薬物の副作用により引き起こされる可能性があり、誤嚥性肺炎のリスク因子となっている。高齢者がたくさんの薬剤を併用するポリファーマシーの弊害のひとつはこの誤嚥性肺炎です。 慶應義塾大学の林 直子氏らは、誤嚥性肺炎のリスク因子を特定するため、日本のレセプトデータベースの横断的分析を行いました。 方法 嚥下障害誘発薬剤の候補(candidate dysphagia-inducing drug:CDID)を、副作用として嚥下障害が記載されている日本の添付文書より特定し、CDIDを服用している患者の年齢、性別、服用薬、併存疾患について、ジ…