2006年より活動しているカナダのトロント出身のDJ、ジョエル・ジマーマン(Joel Zimmerman)によるプロジェクト。鼠の被り物(Mau5head)をしてパフォーマンスする。プログレッシヴ・ハウスをベースにエレクトロやトランスを混ぜるといった独特のスタイルが特徴。デビュー前は“Halcyon441”という名義で活動していた。
名前の由来は、自宅のパソコンの中で感電死したネズミを発見し、その事をチャットに書き込もうとした際にタイトル入力が8文字制限だったのでタイトルを“dead mouse”から“deadmau5”にした、というエピソードから。
かなりのゲーマーらしく、ゼルダの伝説の曲をリミックスしたり、アナログシンセサイザーで悪魔城ドラキュラのテーマ曲を演奏したりしている。又、インベーダー、残りライフ数、テレサ、クリーパーの顔、マリオの生みの親である宮本茂氏のサイン等のタトゥーを体に彫っている。ラスベガスにて開かれたMinecraftのファンイベント“Minecon”でもゲストとして招かれ、ライブパフォーマンスを行った。
自らの追求する音楽に対して真面目過ぎる故か、「今時のテクノのライブなんか皆再生ボタン押してるだけ(つまり手抜き)じゃねぇか」と発言したり、デヴィッド・ゲッタの事を「アイツは50万ドル稼ぐボタンプッシャーだ」と痛烈に批判する所から、相当な毒舌家でもある。
最近はドライブが好きらしく、ゲストと共にトロントの町をドライブしながらトークする企画"Coffee Run"をYoutubeで公開している。これまでにSkrillexやZeddなどがこの企画に参加した。また、車の愛好家でもあり、ポルシェやフェラーリなどの高級車を自宅に所有しているが、かなり痛い仕様に改造されている。
五人家族で、画家である母ナンシー(Nancy)、ゼネラルモーターズで働く父ロドニー(Rodney)、姉のジェニファー(Jennifer)、弟のクリストファー(Christfer)がいる。
あまり知られていないが、アメリカ出身のDJ、Steve DudaとBSODというユニットを組んでいる。
タトゥーアーティストのキャット・ヴォン・ディー(Kat von D)と交際するも、わずか2ヶ月で破局。しかしすぐに縁を戻し、翌月Twitter上で彼女にプロポーズし、電撃婚約した。しかしジョエル自身の浮気によりまた破局。
“Ghosts N Stuff”、“I Remember”等がある。“Professional Griefers”ではマイ・ケミカル・ロマンスのジェラルド・ウェイ(Gerard Way)とのコラボが実現した。