Seasar2のO/Rマッピングのフレームワーク
S2Daoを使うと、SQLプログラマとJava開発者が完全に分業して作業できるようになります。SQL*PlusなどのSQLを扱うツールで実行して動作することを確かめたSQL文にコメントでJavaとのマッピングを書くことで、SQLのツールでもそのまま実行できるし、S2Daoで読み込んでJavaとマッピングをすることもできます。これを2Way SQLと呼んでいます。SQLのツールとJavaの開発環境の間をラウンドトリップしてSQLをチューニングすることが可能になります。SQLとJavaを1人で開発する人にとってもSQLのラウンドトリップ開発は有効でしょう。SQL文以外、Javaのロジックは一切書く必要がないので、開発効率が向上します。動的なSQL文もJavaのロジックを書かずに開発することが可能です。
最近のO/Rマッピングのフレームワークは、XML地獄といわれるほど、XMLにいろいろな情報を設定しなければなりませんが、S2Daoでは定数アノテーションという技術を使い、ソースコードにメタデータを記述するだけでよく、XMLは特に必要のないようになってます。開発者にとって易しくて優しいフレームワークなのです。