水火天満宮(すいかてんまんぐう)の祭神は、平安時代の政治家であり、漢詩人・学者としても有名な菅原道真である。由緒書・家系図には、「洛陽一条下り松の霊地に、雨水雷火の難を清除の守護神として菅公を祭る為に、延暦寺の尊意僧生に勅命ありし、日の本最初の天満宮の勧請の最初なり」とある。 都の水害・火災を鎮める為に、第六十代醍醐天皇に命じられた、道真公の師でもあった延暦寺の尊意僧生によって、延長元年(923年)6月25日、「水火の社天満大神」という神号の勅許を醍醐天皇から賜り、水火社天神天満宮として、菅原道真公の神霊を勧請し建立された。 水火天満宮が、「日本最初の天満宮」と号する所以は、このように「天皇の…