離散時間システムの周波数特性などを求めるための操作。
「離散ラプラス変換」と捉えるとわかりやすい。
→信号処理、フーリエ変換、制御論、伝達関数
算法
a_n のZ変換を A(z) とおく場合
- a_{n-1} は z^{-1} A(z) (このため、z^{-1} は遅延演算子と呼ばれる)
- a_{n+1} は z A(z)
- a * b (たたみこみ) は A(z) B(z)
のように変換する。z 空間での代数的な演算を経たのちに
- z を e^{jωt} に書き換えれば、離散時間システムの周波数特性を得る。
- 逆変換して実時間の a_n に戻せば、差分方程式の解を得る。