クリント・イーストウッドさんが都知事表敬

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20050406AT1G0602506042005.html

イーストウッドさんは「国民感情を最優先する。もう1本、日本側からの目線で硫黄島の映画を作りたい」と応じた。

日米双方が、それぞれの意図で動いていたわけですから、公平な描き方をすることが、結局は双方の国民感情に応えることになるのではないか、と思います。
鳥居の前で連合艦隊の作戦会議を開かせていた映画「パールハーバー」のような、思い出すだけで情けなくなる、粗末な映画にはしてほしくないですね。

池坊雅史学長を池坊学園が解任

http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050406i318.htm

解任の理由について、同学園の常務理事は「高度の廉潔性を要求される教育者としてあるまじき行為の疑いを発生させた」としている。

何があったのか、よくわかりませんが、こういった「あるまじき行為」「疑い」といったことだけしか公表しないと、かえって疑惑が深まるばかりで、ご本人がやってもいないことまでやったのではないかという誤解を招きかねず、良くないのではないかと思います。

元教授 控訴せず 都迷惑防止条例違反罪に問われ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050407-00000056-mai-soci

無実潔白という事実は厳然と存在している。法廷外で冤罪(えんざい)を晴らすため闘い抜く覚悟

裁判制度に不満があるからといって、3審制の1審で有罪になり控訴せず、上記のように主張しても、世間の納得を得るのは難しいでしょう。
「法廷外で冤罪を晴らすために闘い抜く」と言っても、具体的にどうするんでしょう?私には、この主張は理解できないですね。

国立国会図書館長の給与を減額 それでも年2912万円

http://www.asahi.com/politics/update/0407/010.html?t5

一方、副館長(2433万円)や専門調査員(最高2364万円)の給与は「飛び抜けて高いと言えない」として、実際は据え置かれた。

何をやっているのか知りませんが、年収約3000万円ももらっている図書館長は、当然、3000万円に見合った仕事をしているはずですから、そういう人がいながら、年収約2400万円ももらっている「副」館長が必要というのであれば、その根拠をきちんと具体的に示すべきでしょう。
図書館長も、その職務内容を国民に説明すべきです。
年収約2400万円近くもらっている「専門」調査員なる人が、どんな専門調査をやっているのか知りませんが、当然、非常に高度の専門性を駆使した、目を見張るような調査をやっているはずですから、その成果を、インターネットで公開してはどうでしょうか。国会図書館の中だけで死蔵してはもったいないでしょう。館長も副館長も、「私はこんなに働いて、もらっている給与に見合った成果を出しています」と、インターネットを活用して説明すべきです。
もし、こういったことができないなら、もっと給与を下げないと、到底、国民の納得は得られないと思います。

戦艦大和沈没から60年、広島・旧呉海軍墓地で追悼式

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050407-00000414-yom-soci

元乗組員の石田直義さん(88)(呉市三条)は「60年たった今でも、目の前で海に沈んでいった仲間のことを思い出す。多くの尊い命の代償に現在の平和があることを若い人に伝えていく」と誓っていた。

多数の戦死者が出ており、作戦としては成算が乏しく、無謀だったと思いますが、米軍が沖縄に上陸し、将兵だけでなく沖縄県民も決死の覚悟で戦っている状況の中で、大和が瀬戸内海に無為のまま浮かんでいるという状況ではなかったと思います。
作戦としては失敗に終わりましたが、そこまでして、戦況を挽回しようとした人々がいたことは、永く歴史に残るし、残るべきだと強く思います。

追記:

4月2日の日経夕刊「名作のある風景」で、

戦艦大和ノ最期

が取り上げられ、呉が紹介されていました。そこでも紹介されていましたが、最近、吉田満氏の戦後の歩みをテーマにした、

大和の最期、それから―吉田満戦後の航跡

が出て、私も購入して読もうとしているところです。
戦後60年が経過し、静かに歴史を振り返る動きも徐々に広がっているような気がします。