常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Macのフィンガーアクション?

講義の後,「質問があります」と真剣な顔で学生がたずねてきました。すわ事件かと身構えましたが,なんのことはありません。英語の質問でした。

MacのTV cmでやっている親指(thumb)と人さし指(index finger)で,画面のテキストを広げたり,小さくするのを英語では何と言うのか,というモノでした。そんなことは自分で調べればよいことですが(最近はこういう人が増えました),まあ,こういう形でないと先生とは話しにくいのかなと思い,おつき合いをしました。

みんなは大丈夫だと思いますが,彼女への答え,一応記しておきます。Macユーザーにはもう数年前からお馴染みのあれは,pinch out/inと言いいます。料理番組なんかで,「押尾じゃない,お塩をひとつまみ」のa pinch of saltの動詞形のpinchです。

pinch out では当然,表示されているものを「拡大する」(out→ increase the size (of a text, picture, etc))ことを意味し,pinch inはその反対の「小さくする」ことです(in→ lower the size)。Apple社ではそれを称してpinch gestureと呼んでいたと思いますが,日本語訳はどうなんだろう(「指先で操作?」まさか,「フィンガーアクション?」それじゃ,夏木マリだ!古い!)。

最近のiPhoneMacBook Airではさらに進んで,swipe(画面をスライドさせる)やrotate(これはそのまんま。持つ角度で回転!)などの機能が標準装備となっています。Windowsも負けてはいませんが,やはりこの辺りはMacらしさがにじみ出ています(でもどんどん他社の機器も同じ仕掛けを取り込んでいますね)。

いずれにしてもMacがんばれ,少数派がついているぞ!ちなみに,Macの世界では名の通ったKardon氏の解説YouTubeがありますので,ひとつURLを示しておきます。

さて,今日も朝から晩までの15時間労働でした。そろそろ寝ます。明日も5時起きで,ペーパーバックの散歩からスタート!(by UG)


http://www.youtube.com/watch?v=a5f02GN4OhA