壊されていくもの

イスラエルのガザ侵攻によるパレスチナ人の死者は、すでに1200人に達しつつあるそうだ。
侵攻を受けて以後、すでにそれまでの経済制裁によって極端な非人道的状況に置かれていたガザ地区の人々の日常が、どんな破壊に見舞われたのか、たとえば次のような報告から知ることができる。


(ガザ侵攻関連:翻訳)終わることのない葬列、埋葬する余地もない墓地
http://palestine-heiwa.org/news/200901161804.htm


そして、(経済制裁と侵攻によって)このように破壊される前の人々の暮らしがどんなものだったか、ぼくに想像できる主たる手段は、映画の記憶である。
手前味噌だが、ガザの人々の生活をとらえた優れたドキュメンタリーの感想を、以前ここに書いたものを、あらためて掲載しておきたい。


『ガーダ パレスチナの詩』
http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20060528/p1


こうした人々の生活と文化、そして生命(身体)そのものが、徹底的に破壊され、今も壊され続けているのだ。