人生に疲れた男のblog

2016-01-01

[]小型PCを組んでみて、今どきの内蔵GPUの性能を調べる

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。


さて、新年一発目のネタはサブPCの組み立てのお話し

既にゲームや作業用のメインPCがあるとはいえ、Steamでサブ垢のカードドロップを行ったりエンコードといった余計な作業でゲームがまともにプレイできない状態も時折発生するのでメインPCの肩代わりをさせてみたり、インディーゲームのような軽いゲームを居間で遊べるようなサブPCを組んでみようと思いつきました。ただ、マシンを購入するにしても様々な条件がついてくる。

・邪魔にならず、簡単に持ち運べる大きさ。よくあるキューブ型でも少し大きい。

・居間に持っていってテレビと繋げて使用する

・予算はどんなにかけたとしても合計で6万円以下

・小さく低予算といっても性能には妥協しない

・ストックパーツは320GB 7200rpmの2.5インチHDDWindows 7 x64のプロダクトキー

巷には話題のタブレットPC・スティックPC・NUCといったミニミニなマシンもありますが、流石にこのレベルだとマシン性能が遅すぎたりNUCの中にはそれなりの性能を誇るものもあるとはいえ値段の方が少々高くなるので条件からは外れてしまう。

Alienware AlphaならWiiU並のサイズでCore i3〜i7とGeForce GTX 750Ti相当のパワーを持っているという好条件ではあるものの、こちらも円安の影響もあって最安値モデルでも8万円台、直輸入しても送料など含めて6万円越えでそこにメモリ増設などが重なってくるという問題があるのでこちらも残念ながら却下。

ということで上記の条件に合うような形で自作することとしました。


まずケースはMini-ITXマザーボードが搭載可能な「ISK-110」に決定。1万円前後の価格でACアダプタ付きで購入でき、サイズも222(高) × 212(奥)× 78(幅) mmとドリームキャストのサイズである190(高)×195(奥)×78(幅)mmに近い大きさで極端に大きくない。縦置き横置きともに使えるのもよい。

次にCPU。ISK-110に付属するACアダプタが90Wとあまり大きいものじゃないのでこちらもあまり消費電力が大きくない、「Core i3 6300」を選択。お値段約18,000円。AMD Aシリーズの方が安かったりするが、フルロードだと100W以上消費電力を食うものが多いので今回は選択しなかった。ドスパラのレビューによるとCore i3 6300 + H110マザー + DDR4の環境でフルロードでも75Wとある程度余裕があるし、実際にCPUGPUが両方フル稼働することはそうそうないので問題ないだろう。

お次はマザーボード。こちらもISK-110に搭載するという条件でMini-ITXとなり、オーバークロックするわけでもなくストレージを極端に増設することもないのでH110マザーで十分となる。DDR3とDDR4の消費電力の違いが分からないが電圧が低い分DDR4の方が有利かと思われるし、内蔵GPUで動かすので少しでもメモリ帯域幅を稼いでグラフィック性能を上げるためDDR4搭載可能品ということで、今回はMini-ITXでH110とDDR4ソケットを搭載した「ASRock H110M-ITX」を選択。お値段約11,000円。

メモリはDDR4-2133 8GB × 2 CL14の「Kingston HX421C14FBK2/16」を選択。お値段約13,000円。メモリを8GBに減らしたりCL15の通常品にすればもっと安くなるけど、今回は奮発してしまった。

あとは小物類として「20cmの6Gb/s SATAケーブル」と、CPUクーラーのバックプレート「BS-1156A」を購入。

消費税も込みで全て合わせて6万円以下には収まった。


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購入したパーツ類(+ ストックのHDD)



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ISK-110に全パーツを組み込み

かなり余裕がない。マザーボードを取り付ける際にフロントパネル側についている太いUSBケーブルとオーディオケーブルが邪魔となるのでフロントパネルを取り外して作業したほうがいい。フロントパネル裏側両サイドにあるねじを外しネジがついていた反対側2箇所と中央に箇所の計4箇所の爪を外せばフロントパネルははずれるようになっているが、オーディオケーブルがこのままではフロントを通り抜けられないので、オーディオコネクタ部分のネジ2個を外してオーディオコネクタをいったん引っこ抜く必要あり。

また、電源ケーブル類もUSBケーブルも太いだけじゃなく長いので上手く回らせないといけない。HDDマザーボード裏側に設置する形で、SATAケーブルはフロントパネル側に穴があるのでそこを通す形となるが、ここもマザー側のSATAコネクタの位置とケーブルの長さによっては非常に取り回しにくくなる。今回のH110M-ITXでは20cmくらいのケーブルの長さでちょうどよかった。CPUクーラーはCore i3 6300に付属していた純正を使用しバックプレートにBS-1156Aを取り付けてネジ固定しているが、Skylakeの基板が薄くてクーラーの圧力が大きいと破損するというニュースは上がっている。まあ、そこまでキツク締めなければ問題ないだろうし、気にすることはないだろうが。ただBS-1156Aと9.5mm厚のHDDだと若干ぶつかっているのが気になる。HDDマウンタとケースの間に紙ワッシャーを2枚分各ネジに取り付けネジ自体を若干長いインチネジにして高さを調整したら紙1枚分余裕で入る位の隙間ができぶつからないようになった。


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Steamコントローラと共に縦置き・横置き時の恰好を撮影。

あとはUSBメモリにコピーしたWindows 10 TH2のインストールデータをストックのWindows 7 キーを使ってクリーンインストールし、ドライバ類をインストールして無事動作。純正クーラーかつ全面メッシュなので仕方ないが、起動中の動作音がただ漏れで割と大きいのが気になる。ゲームや動画、音楽を見聞きしていれば気にはならなくなるのだけれど。


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CPU-ZGPU-Zの表記


さて、組み立ても終わりOSインストールも完了したが、本格的なゲームはメインPCでプレイするとはいえSkylake世代で性能が上がったと言われるIntel HD Graphicsがどれほど使えるかどうかをi3 6300内蔵のIntel HD 530 1.15GHzで少し検証してみようと思う。使用したIntel HD Graphics ドライバはこの記事を書いている時点で最新版の15.40

テストしたのはドラゴンクエスト 10 ベンチマークGrand Theft Auto V・Metal Gear Solid V The Phantom Pain・Killing Floor 2・GUILTY GEAR Xrd -SIGN-・神次次元ゲイム ネプテューヌRe;Birth3 V・ダライアスバースト クロニクルセイバーズの7タイトル。他のタイトルでもテスト可能だが、時間の都合上ここまで


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解像度1280×720、標準設定

スコア10377(すごく快適)

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解像度1920×1080、標準設定

スコア6177(快適)

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解像度1920×1080、最高設定

スコア4770(普通)


画質設定は以下の通り

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解像度は1280×720、テクスチャ設定だけ超高、リフレクションは高、アニソトロピックフィルタリングは4X、ソフトシャドウはソフト、他はノーマルかオフといった感じ

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ベンチマークの実行、プロローグと最初のミッションだけプレイしてみたけど一瞬25fpsに落ちるシーンなどはあったが、その他は常時30fps程度でシーンによっては40fpsで動いており全くプレイには全く支障はない。PS3Xbox 360版が20〜30fpsで不安定なことを考えると、旧世代版で問題なくプレイできていた人なら違和感はないだろう。

ただ、何故かRockstarロゴが出てくるムービーでフリーズしたかのように長い停止時間が発生したり、ゲーム中にグラフィック設定を変えると強制終了する問題あり。


  • Metal Gear Solid V The Phantom Pain

画質設定は以下の通り

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こちらも解像度は1280×720、テクスチャ設定設定のみExtra Highの最高設定。ポストプロセスをHighに設定すればアンチエイリアスが有効になるがフレームレートが25fps程度に下がるのでジャギーは気になるもののLow設定。

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最初のミッションや海上プラットフォームを動き回ってみたが30fpsで張り付く。GTA V同様MGS Vも旧世代版は20〜30fpsなので上出来。


  • Killing Floor 2

画質設定は以下の通り

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解像度は1280×720、テクスチャ解像度のみUltra、アンチエイリアスにFXAA、他の項目はオフかLow設定。

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通常のシーンではほぼ50〜60fps、敵などが出てくると45fps、乱戦時に30〜35fpsとなる。影がなかったり反射や凹凸感がなかったりと、ちょっと寂しい画質ではあるがプレイ上は問題ない。


  • GUILTY GEAR Xrd -SIGN-

画質設定は以下の通り

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解像度は1280×720、ポストプロセスはOFF

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これでどのシーンも60fps張り付き。ポストプロセスをONにすると55〜57fpsと若干フレームレートの低下がある。


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解像度設定1920×1080で常時30fps、解像度設定1280×720設定で常時60fpsで遊べる


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解像度設定1920×1080で常時60fpsで遊べる


iGPUと侮るなかれ。本当に割と遊べる。確かにIntel HDドライバの質の問題か安定性に欠けていたり、グラフィック設定は下げないといけないし、フレームレートも30fpsとかだったりするが、ゲームによっては60fpsで遊べるものもあるし、PS3Xbox 360版よりも安定した動作のタイトルも存在する。GTA VやMGS Vといった新しめのAAAタイトルだって動かせるし全く使い物にならないと言われてきた過去に比べればかなりの進化と思える。

GONGON 2016/01/01 14:46 明けましておめでとうございます!
自分も親用に小型PC組もうかと思っていたので、細かいレビュー参考になりました

最近のiGPUはここまで性能良いんですね
セカンドPCなら、もう別にGPU用意しなくてもよさそうです

ナルナルナルナル 2016/01/01 22:21 あけまして、おめでとございます。今年もBCCさんのブログを楽しみにしています。
小型PC制作の記事は参考になりました。私も以前サブマシンを組んだことがあるのですが、結局、性能に不満をもって、同程度のパソコンを2台使うというかたちに落ち着きました。うんと昔は、MSXやPC98シリーズ、DOS/V、FM-TOWNSなどでゲームをしていて、モニターもそれぞれ違うので、本当に場所を取って邪魔だったなあ。

ScrewLoverScrewLover 2016/01/02 05:45 あけましておめでとうございます。
これはかなり汎用性の高いシロモノですね!

   2016/01/28 17:10 APUが停滞気味の間にこんなに性能が上がっていたとはたまげたなぁ

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