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Chikirinの日記 RSSフィード

2005-03-05 ホリエモン vs フジテレビ

永田町のおじさん達って、なんで何もわかってないのにいきなり既成勢力側の肩をもつんだろうなー。今何が起こってるのか、わかってるとも思えないんだけど。

トヨタ&経団連の奥田さんが、”そもそも備えておかない経営者が悪い”と至極まともな発言をされたのを最後にいきなり“空気”が転換、既成勢力の皆さん全員が全員、口を揃えてホリエモンバッシングをはじめました。

ちょっとおかしいでしょ? 堀江さんの言うとおり。株を買われたくないなら株式を公開しなければいい。


  • メールアドレス公開するなら、スパムリスクに備えましょう!
  • 株式公開するなら、買収リスクに備えましょう!

というだけの話。


それに今回のあの防御策はいったい何?あんなのが通ったら、会社のオーナーシップって「経営者の合意がなければ絶対変えられない」ってことになってしまう。株主より経営者が、株主の権利について強い力を持つって変でしょ。

グローバルな市場の競争が始まってもう10年。いい加減、アジアの市場にさえ負けつつある日本の株式市場なのに、今からまだそんなわけのわかんない市場を作りたいのかしらん。ほんと裁判所が無知でないこと、良識のあることを祈るよね。


あと外資外資って騒ぐのも変だよ。

日本は「市場開放」ってのを、外為法改正以来必死になってきたんじゃないの??市場開放って外資を呼び込むことだよ。世界中の国が”外資導入”を競って努力してんだよ。なんで未だに黒船を見つけて鉄砲打ってるような奴がいっぱいいるんだ??

不思議すぎるよ、この国。(そんなに気になるなら、リーマンの株式、国家予算で買っちゃえばいいじゃん。そしたら、フジテレビのオーナーのニッポン放送のオーナーのライブドアのオーナーのリーマンのオーナーは日本だぞ)


ただテレビ局の敵対的な買収は、既に数年前に孫さんが失敗してるのよね。世界的に見ても敵対的な買収の成功率は低いし、売上を超えるような借金をしてまでやる価値があるのかどうかやや疑問。

まあこれは経営者の判断ですけど、知ったかぶりのブレーン社員が外資金融にだまされないように気をつけほしいもんです。


あと話は変わるけど、いつまでも、資本所有と資金調達と会社名ブランド広告との3つの株式公開価値をセットにした一種類の株式(普通株)しか公開できない市場は使いづらいよね。種類株式とか導入すればいいのに。


というわけで、本日のちきりんの主張

  • 経営者の方へ:株式公開したらリスクに備えましょう。自己責任です。
  • 取引所の方へ:時代にあった仕組みを作りましょう。市場競争です。
  • 政治家の方へ:わかんないことに口つっこむのはやめましょう。
  • 裁判所の方へ:ファイナンス勉強してから結論だしてね。

また明日!


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