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2017-04-02

よく観返すアニメ「卒業式」まとめ

3月は冬クールのアニメが終わり、社会人にとって異動もあったりと「別れ」や「節目」の季節だ。そんな時期ということもあって無性に「卒業」が描かれるアニメが観たくなる。特に濃密な「卒業式」が描かれるアニメは良く観返しているので、備忘録代わりに纏めてみた。

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卒業式要素:部室での挨拶・歌「ユメのなかノわたしのユメ(ED)」

転入した際は馴染めずに叫び出すほど苦しんでいたはずが、気づけば慈しむようにして卒業式を迎える。そんな閉鎖的な社会の酸いも甘いも全て詰まった珠玉のエピソード

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卒業式要素:送辞・答辞・歌「校歌」「君が夢を連れてきた(ED)」「今日の日はさようなら」

アバン以外まるごとが式で、作中のエピソードを交えて各キャラクターに宛てた、7分にも及ぶ答辞が圧巻。浮いている生徒が会場に入れないという構図は真に迫っており、これ以上ないぐらい卒業式。

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卒業式要素:答辞・門での挨拶

大勢の中グループで集まってガヤガヤするのが苦手ということで、コンクールの度にそんな光景を見せつけてきた本作の別れのやりとりは、人目を避けてしめやかに行われた。

雪の降る中の告白という美しいシチュエーションは要所要所に入る独白と相まって、とてつもなく大切なモノを聞かせてもらったという気持ちに。

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卒業式要素:証書授与・答辞・クラスでの挨拶・部室での挨拶・歌「見よ、勇者は帰る」「天使にふれたよ!」

式自体は短いが、様々な場所で行われる挨拶や視点から卒業式の日が描かれる。教師に渡す色紙の異様なまでの書込みからも伝わってくる、この日に浮かべるだろう感情をこれでもかと言うぐらい詰め込んだ複雑な表情が素晴らしい。

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卒業式要素:証書授与・送辞・歌「仰げば尊し」・門での挨拶・記念撮影

粛々と進行する式、ポツポツと浮かぶ思い出、すすり泣く声、ピアノBGM、静寂に響くマイクの音。これを観るだけで卒業式を追体験できてしまう完成度。

シリーズ途中に卒業する側の視点で式を描くというトリッキーな構成で、だからこそ代替わりの儀式として忘れる事ができない映像になったのだろう。

2017-01-18

Fate/Grand Orderは良いゲーム

ガチャは悪い文明だけどね!!

開口一番ゲーム紹介漫画ネタと、一体誰に対しての記事なのか。

という小ネタはさて置き、第1部が昨年末に終了し、その盛り上がりによってますますユーザーを増やしつつある『Fate/Grand Order』。

終盤は奈須きのこ中心のシナリオとなり、TYPE-MOONのADV演出によって『Fate/stay night』・『Fate/hollow ataraxia』といった、ビジュアルノベル時代のFateさながらの演出が楽しめる作品になった。

しかし、実はゲームとして非常によく出来ているのだが、その点はあまり話題になっていない。

インターフェース

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パーティー編成でキャラクターだけでなく概念礼装(キャラクター用の装備)とマスター装備も設定できる。

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そのため別のパーティーで同じキャラクターに別の装備をつけることができる。これはコンシュマーゲームでも珍しい。

おかげでフリック1つで最適なパーティーを使用できる。

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パーティー編成や戦闘中に確認できる相性早見も便利。他にも敵味方のバフ・デバフ状況や、スキル再使用までのターン数など、マスクデータ以外はわかりやすく表示してくれる。

コレクション

再臨(育成して進化)すると見た目が変わるというのは色々なゲームが採用しているが、変化前のほうが好みだったと育成を後悔することはよくある。

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しかし、このゲームでは強さはそのまま、好みで見た目を変化させることができるのだ。しかもアイコンと戦闘グラフィックと立ち絵の全てを個別に設定できるという徹底ぶり。

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そうして自分好みにしたキャラクター達を、他のプレイヤーにフレンド(助っ人キャラ)として見せつけることができる。

エルメロイII世は眼鏡スーツが人気だが、私は不良魔術師を推す。

バランス調整

育成のためにはアイテム集めが必要で、戦闘には時間回復するAPを消費する。

主人公の最大レベルならAPの回復までに11時間程かかるので、睡眠中や仕事中に全回復してしまうことは殆ど無い。

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そうして最大効率でサービス開始から1年半近く毎日プレイしてきたが、攻略・趣味のためのキャラクター育成はほとんど済んだものの、スキル上げ等やれることは多い。

育成が済んだといっても戦闘で退屈するということはなく、ボスに初見で負けることも多い。

もちろんそこまで育成せずとも、負けた際に聖晶石(課金アイテム)を使ってリトライすれば絶対に勝てる。

聖晶石は大量に配られるため、カエルを自画像に使用されている某漫画家は1か月程度で課金することなくクリアできたとの事。

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最高難度の通常クエストでも、上記のような誰でも入手できるキャラクターだけでクリアできる。ストーリーだけ楽しみたい人は、強いフレンドと聖晶石を駆使すると良い。

まとめ

『Fate/Grand Order』は遊ぶ人の事が考えられているゲームである。

これらは最初からそのように作られたのではなく、内外ユーザーに送られてくる要望等に対しての日々のアップデートによって、完成度を高めていったことによる。

現在報告されている不具合やアップデート内容をゲーム画面から確認できることからも、その覚悟が伝わってくる。(もちろん優先度はあるが)

ここまでユーザーが快適に遊ぶことに配慮するのには理由がある。そう、ガチャだ。

ガチャを何回もやってもすべて外れる確率 @ke!san生活や実務に役立つ計算サイト

たとえ1万円使っても、一番レアのキャラクター達を入手できる確率は38%しかない。狙ったキャラクターだったらもっと低い。

ということで、プレイヤーに気持ちよくお金を出させるために、ゲームにストレスをなるべく感じない様にしているのではないかと疑っている。

え?魅力あふれるキャラクター達やストーリーを楽しませるためじゃないかって?ごもっとも。

せっかく快適にプレイできるのに、欲しいキャラクターを入手できずにフラストレーションをためるのは勿体無い。

去年は8月から12月までで、3万円分ぐらいガチャを回せるアイテムを無料配布してくれた。おかげで12月に欲しかったキャラクターが追加された際、無料で手に入れることができた。

なのでこれを読んでいる人達は、今すぐアプリをダウンロードしてアイテムを貯めておくことで、徹頭徹尾『Fate/Grand Order』が良いゲームとなるに違いない。(総課金○万円ユーザーより)

2017-01-09

2016年アニメ○選(現在3選)

2016年にアニメを観て、心躍ったトピックから作品を選びました。

作品数については特に定めず、適宜追加していく予定です。

  • 『私たち、らくろじ部!』
  • 暦物語
  • 『怪獣娘〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜』
  • 『私たち、らくろじ部!』という日常アニメ

トレーディングカードゲーム(TCG)のアニメというと、闇のゲームになるか、カードゲームの世界が現実になるかの2択だったが、本作はTCGをプレイする女の子達の日常という珍しいもの。

ラクエンロジックチャンネル@YouTube

TVシリーズが終わった後も月1以上のペースで新作がインターネット配信されている。

いつでもTCGをプレイしている女の子たちを観れるのは、本当に幸せなことだと思う。

  • 『暦物語』のメディア戦略

暦物語

スマホアプリの配信アニメと聞いたときは簡易的なものを想像していたが、フタを開けるとTVシリーズと遜色ない出来だった。

一年間の日めくりカレンダーをメインコンテンツに、新着情報で西尾維新映像作品の宣伝。映画『傷物語』と併せて西尾維新プロジェクトの年だった。

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特にパッケージを購入することでスマホでも観れるようになるViewcastが素晴らしかった。是非他のアニメも真似して欲しい。

  • 『怪獣娘〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜』という芦名みのるの怪作

D

『ぷれぷれぷれあです』や『Re:ゼロから始める休憩時間』といった深夜アニメの宣伝用ショートフラッシュアニメを手掛けてきたスタジオぷYUKAIのオリジナル作品。

今まではSDキャラが喋るだけという印象だったけれど、本作は絵コンテというクレジットが加わり、可愛さと楽しさが跳ね上がった。

アニメ監督兼獣医師という肩書に驚きを覚えつつ、安心するような掛け合いはそういうところからきてるのかしらと。

HPのリンクから辿った『味噌 – MISO –』も糞面白いので是非。

新年の挨拶

あけましておめでとうございます。

2016年ブログの更新記事がとうとう3本まで減ってしまいました。気軽な更新にするつもりだったのですが、傷物語Iで推敲を重ねるうちに収集がつかなくなってしまい、そのままずるずると年を越してしまいました。

Twitterを鍵アカウントにしてログが取りにくくなってしまったので、ブログを備忘録として使用したいと考えています。ただし、諸事情でこちらも更新しにくくなってしまったので、別のサイトに変更するかもしれません。

ほぼ休止状態で、先行き不透明な状況でこんなことをお願いするのは恐縮ですが、今年もお付き合いいただければ幸いです。

2017-01-08

2017-01-07

映像で選ぶ、2015年アニメOP・ED・劇中音響3選

2015年で特に好きだったOP・ED・劇中音響を映像観点で3作品ずつ選びました。

この記事のために毎クールOP・EDのメモを残しています。興味がある方は[2015アニソン]のタグでまとめてありますので、覗いていただければと思います。

OP

ED

劇中音響

OP

  • 『アブソリュート・デュオ』OP「Absolute Soul」

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コンテ演出一人原画:江畑諒真

映像的な気持ちよさに物理法則を突き詰めた結果のアクションが、二人組を題材に惜しげもなく披露された映像です。

切り離された二人のアクションから始まり、サビのダンスで繋がって最高潮を迎えるのですが、その転換点になるいくつかのカットがどれも鮮烈で、心揺さぶられます。

無表情に反した非常に情熱的なダンスは、二人の人間性が表れているように感じ、そういうのも気持ちよさに繋がっているのかなと思います。

  • 『冴えない彼女の育てかた』「君色シグナル」

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意匠や楽曲まで美少女ゲームというデザインで4人のヒロインを紹介する…と纏めるには一風変わった映像です。

60秒ぐらいヒロインの表情を映しそうで見せないカメラワークや、歪なレイアアウト、4人の見せ場が均等に与えられていなかったりと、チグハグといいますか、どこか釈然としません。

眼鏡やPCといったモチーフで始まって終わるという、わかりやすく記号化された表現に反して、一筋縄ではいかないのが彼女たちである等、色々考えさせられました。

  • 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』「春擬き」(OP1)

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オープニングアニメーション:10GAUGE。

校舎と男1女2の3人組を譜面並の細かさで合わせた、URAやポイント・ピクチャーズにも引けを取らないモーショングラフィックスの映像です。

視線や接触といったコミュニケーションを、小気味良いフレームとレイヤーといったポップアートに落とし込んでいます。

アバンの見ただけで鬱屈とする校舎玄関が早々に鳴りを潜めてしまう、黒・ピンク・青で構成されたパステル×グレーの青春空間は、遠い過去である一視聴者として観ていて微笑ましいなと思います。

ED

  • 『終わりのセラフ 名古屋決戦編』「オラリオン」

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演出・原画・仕上・特効:品川宏樹、撮影・VFX・映像演出:sankaku△。

吉成鋼を彷彿させる水彩画タッチで、まるでイメージボードのような映像です。

電車やコンビニといったありふれた日常から一転、地殻変動で崩壊する都市とそこでも変わらずに佇む少年少女達という画が、このセカイがどんなものかを如実に物語っています。

イメージボードは静止画という認識を覆すアニメーションに、こちらの価値観も変えられてしまいました。

  • 『グリザイアの楽園』「きみを探しに」

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コンテ演出:URA AC-Promenade。いつものURAフィルムでは見られない長回しによる作画芝居と、光が織りなすモーショングラフィックスの映像です。

灯台の光を始めとして4度に渡るヒロインの颯爽としたフェードイン/アウト・フレームイン/アウトは儚くも力強く、惚れ惚れします。

動く姿が黒塗りで、きちんと映る姿は立ち絵という彼女たちの姿は幻影なのでしょうが、どれも印象的な描かれ方で、浮かべている人の強い想いを感じます。

  • 『ご注文はうさぎですか??』「ときめきポポロン♪」

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カメラ目線やソロパートのリップシンク等ミュージックビデオのような構成で、可愛いさを全面に押し出した映像です。

説明しようとすると、もふもふしたり、飛び出したり、ポポロンしたり、舞い踊ったり、お揃いの時間をすごすと歌詞を書き出せば事足りてしまうという徹底ぶりで、やるならとことんやるという気概を感じます。

聞こえてくる音と見えているものが同じということで、まるでそこに彼女たちが居るように感じられたりして、少し恐ろしい気もしました。これが小悪魔ってやつでしょう。

劇中音響

  • 『アイドルマスターシンデレラガールズ』

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監督:高雄統子シリーズ構成:高雄統子・橋龍也、音響監督:藤田亜紀子

THE IDOLM@STER』に「シンデレラ」を加えた、学生や職業人といった女の子たちをスカウトしてアイドルプロデュースするゲームのアニメ化。そのパワーワードにふさわしい「時計」や「階段」、「花」や「衣装」といったモチーフが多用された映像です。

個別エピソードでは特徴的な彼女たちですが、ライブやドキュメンタリーちっくな台詞回しといったアイドルという群体になると個性は影を潜めます。そうして視聴者を感動させる姿はある種の舞台装置のような印象を受けました。

まるで靴を脱いだように将来の不安を語る彼女たちの姿は一体誰のものなのか。そんなことを恐らくCD音源にも関わらず物凄く熱量を持った「M@GiC」を観ながら考えさせられました。

  • 『ユリ熊嵐』

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監督:幾原邦彦、シリーズ構成:幾原邦彦・伊神貴世、音響監督:幾原邦彦・山田陽。

学校という閉鎖された社会の暗喩にユリ裁判・クマリア・透明の嵐といった造語を詰め込んだ、部活動の演劇のような映像です。

視聴者の理解が追いつかないぐらい次々に新しい用語が飛び出しますが、語感が良いため混乱せずに楽しめます。無駄のないストーリーや抽象的な画面と相まって、まるで初めての絵本を読むような興奮を覚えました。

同監督作品の『輪るピングドラム』でも描かれていた、性別や種族すら超える目には見えない「気持ち」。これをいかに表現するかが創作にとっての永遠の課題なのかもしれません。

  • 『ゆるゆり さん☆ハイ!』

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監督:畑博之、シリーズ構成:畑博之・深見真、音響監督:岩浪美和

なもり『ゆるゆり』のTVアニメ第3期で、制作陣が総入れ替えした女の子たちのやり取りを楽しむ映像です。

前作までは登場人物の持ちネタを全面に押し出したお芝居を観ている印象でしたが、今作は引いたレイアウトで微笑ましいやり取りが繰り広げられ、まるで見守っているような気持ちになりました。

原作・キャストが同じでも全く異なる作品に仕上がっており、映像化の面白さを改めて感じました。