つぶやく つぶやき・・・


2018-12-27 今年のMah!ライブラリー室内楽定期演奏会

[]今年のMahライブラリー室内楽定期演奏会 15:23

本日付け。とらふすクラシック・89。

  今年のMahライブラリー室内楽定期演奏会

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 和歌山市西高松の県立図書館2階メディアアート・ホール(以下Mah!)で行なわれる、Mahライブラリー室内楽定期演奏会。日本でも珍しい図書館で行われる本格的なクラシック演奏会として、幅広い人気が定着、県外からの参加者もふえ、今年は5回のコンサートが行なわれました。

 3月のVol.22は、和歌山市で活躍する宮下直子さんの楽興の時クラシックコンサート2018(春)、ピアノリサイタル〜変奏曲へのお誘い〜。山名敏之さんとの連弾が印象的でした。5月のVol.23は、昨年に続き世界最高峰のオーケストラウィーン・フィル首席クラリネット奏者のダニエル・オッテンザマーさんと村田千佳(ピアノ)さん。熱演ぶりに、観客は魅了されました。6月のVol.24は、スタイナートジャパン・ツアー2018。スタイナートは、この秋、和歌山県文化表彰奨励賞を受賞された谷口賢記(チェロ)さんとマーカス・プラッチ(Vn)さんのユニット。毎年、全国ツアーで和歌山にやってきます。

 10月のVol.25は、ルートヴィヒ・チェンバー・プレイヤーズ・シュトゥットガルトドイツで出会った日本人若手アーティストと、名門シュトゥットガルト放送交響楽団の精鋭たちのアンサンブル。滅多に聴けない「シューベルトの八重奏曲」にうっとり。この日は、ブラスバンドで活動する学生さんの姿が目立ちました。11月のVol.26は、図書館音楽監督を務める、東京藝術大学澤和樹学長率いる澤クヮルテット。結成以来28年間不動のメンバーという日本屈指の弦楽四重奏団。円熟の演奏は、室内楽の人気曲「皇帝」 「アメリカ」でした。

 2019年は、ヴァイオリン堀米ゆず子さんや恒例のスタイナートジャパン・ツアーなどが予定されています。また、10月には、和歌山初めてのクラシック音楽祭「きのくに音楽祭」もMah!を中心に開催されます。益々楽しみな、Mah!県立図書館、来年も目が離せません。

 

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2018-12-20 ライブ5名のソプラノと歌うピアニストのフィガロの結婚

[]5名のソプラノと歌うピアニストフィガロの結婚 15:29

本日付け。とらふすクラシック・88。

  5名のソプラノと歌うピアニストフィガロの結婚

          ピアニスト 碇理早

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 「オペラを分かりやすく身近なものに」から、もう一声!吉本新喜劇を観るように、オペラをわかり楽しんでもらうのが目標の碇です、皆さま初めまして。

 狐島FOXYテラスにあるLURUHALLに出会って、「もっとやれ」「どんどんやれ」と周囲が調子に乗せてくださり、いつも好きな事をさせいただいています。そうすると、どんどん三の線を突き進んで、もはや色物?気にせず信じる道を行きたいところです。勇気をもって!

 本来はどんなに難解なクラシック現代音楽でも演奏する側にメッセージがあれば(あらゆる箇所で、その音である意味があれば)、感情は勿論、情景やら色、香りといったものも、聴き手に伝わり、聴き手がワケワカラナイと感じる時は、えてして演じ手自身もワケワカットラン事が多いと自戒の念も込め信じています。

 今回お届けするのはそんな難しいオペラでは無いのです。王道中の王道、モーツァルト作曲「フィガロの結婚」。超有名なこの作品は、ミスターフィガロの結婚式の日に、アルマヴィーヴァ伯爵のお屋敷で、たった1日で起こるドタバタ劇です。本来3時間かかるこの作品を、今回はお話付きのハイライトでギュッと凝縮して物語を進行します。(時々プロジェクター!)

 24日のクリスマス・イヴ。LURUHALLの木が呼吸する上質の空間で、上質の代表スタンウエイ・ピアノと演者が、文字通り手を伸ばせば届く距離で賑やかに、てんやわんやします。5名のソプラノと歌うピアニストで一体何が生まれますやら・・・どうぞ騒ぎに巻き込まれてください。

 また、第2部ではヘンデルオラトリオメサイアより「ハレルヤ」、そしてクリスマスソングも演奏します。ご来場の皆さまに一緒に歌っていただける曲も用意していますので楽しみにお越しいただければ幸いです!入場料は3000円、出演は桐生直美、成川奈緒、熊谷真寿美、佐藤好恵、松村敦代、碇理早。問合せ073-457-1022まで。

碇理早 美浜町在住。東京音楽大学ピアノ演奏家コース卒業後、イタリア国立ミラノジュゼッペ・ヴェルディ音楽院ディプロマ修了。同音楽院アカデミーコースに進む。帰国後、後進の指導をしながら、多様な音楽活動をしている。

 

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2018-12-13 歌とピアノで綴るクリスマス

[]歌とピアノで綴るクリスマス 15:34

本日付け。とらふすクラシック・87。

  歌とピアノで綴るクリスマス

          和歌山ライブの歩き方 岩橋和廣

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 いよいよクリスマスです。この23日(日)14時から、和歌山市本町2丁目のフォルテワジマ4階大ホールで、恒例の「“歌こそ命〜Songs” 歌とピアノで綴るクリスマス」が行われます。5人の歌姫が、世界の名器・ベーゼンドルファーピアノ伴奏にのせて、ウインターソングを歌うのです。

始まりは、宝子さんの「ボッサ」なリズム。南米で生まれた夏のリズムは、今や年中親しまれています。透き通ったナチュラルボイスのボサノバの「ママがサンタにキスをした」で、今年は幕があきます。

続いて、12月にアルバム”ふるさと”癒やし歌”を2枚同時にだしたばかりの演歌歌手の宮本静さん。美空ひばりさんの「みだれ髪」など昭和の名曲を、ピアノアレンジで歌い上げます。「♪小雪まいちる紀ノ川に……」と、医聖・華岡青洲を歌う「我が名は青洲」も披露します。

ソプラノ歌手・矢倉愛さんは賛美歌に続き、プッチーニオペラトスカ」より「歌に生き、愛に生き」などを歌います。この曲は、矢倉さんのファーストアルバム(11月30日発売)のタイトル曲で、数あるオペラアリアの中でも一番の人気曲です。

シンガー・ソングライターの刀禰知美さんはソウルフルな歌声で、「ジングルベル」やジョン・レノンの「イマジン」などを熱唱します。母親になってからの、一味違うステージが楽しめます。

昨年から参加するのがシャンソン歌手の清水香予子さん。和歌山シャンソン友の会を率いて、わかやまパリ祭を20年に渡り続けてきた思いから、冬のパリの雰囲気をたっぷりに、語り、歌い、盛り上げてくれます。

ピアノ伴奏は木谷悦也さん。欧州で10年間の劇場付ピアニストを務めてきた洒脱なピアノは、5人の歌姫を楽しくサポート。この演奏会は、観覧無料ですが、終演後、投げ銭を集め、出演アーティストの皆さんの来年の活動資金の一助にするのが恒例となっています。楽しんだ分だけ、応援をよろしくお願いいたします。

 

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2018-12-06 オペラ熱狂の日

[]オペラ熱狂の日 11:21

本日付け。とらふすクラシック・86。

  オペラ熱狂の日

      The Opera WAKAYAMA 宮粼優也

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活動10周年を記念してThe Opera WAKAYAMAが満を持して皆様に送るのが、この「オペラ熱狂の日」和歌山県立図書館2Fメディアアート・ホールにて、12月22日の土曜の夕方に“これでもか!”というくらいにオペラを楽しんでもらう企画です。矢倉愛、谷 浩一郎、桝 貴志、ノーマン・ブラウンなど、関西圏を始め、日本全国、また世界各地で演奏活動を行なっている歌手と演奏家が送る二部制のイベントです。

 第一部は「オペラ名曲ガラ・コンサート」今年の3月に産声を上げたThe OperaWAKAYAMA管弦楽アンサンブルの2回目の演奏会。前回のコンサートでは歌手が一人で歌う“アリア”を中心にしていましたが、今回は二重唱や三重唱など加わり、有名どころのアリアや重唱から、あまり知られていない名曲までたっぷりとお届けします。

 第二部では、アンサンブル・フェリーチェ&森下美和(ピアノ)の演奏で、プッチーニの代表作「ラ・ボエーム」を全幕、原語上演(日本語字幕付き)でお送りします。若者たちの活気溢れるエネルギーを見事に描いたオペラ。パリに住む若者が自分たちの夢、詩人音楽家、画家、哲学者を追い求めて貧乏ながらも力強く生きている、そしてそこに生まれる恋。誰もが経験したことがある「若い頃のあのエネルギー」この感覚を胸の中から呼び起こしてくれる素晴らしいオペラです。

 ガラコンサートチケット1500円(当日2000円)、ボエーム公演チケットは、4000円(当日4500円)。特別共通券セットは4500円(前売りのみ)、2つのイベントが特別価格で見られることに加えて、終日同じ席を確保できる特典付きです。和歌山県民文化会館和歌山市民会館楽天チケット(“オペラ熱狂の日”で検索)でチケット取り扱い中。お問い合わせはtheoperawakayama@gmail.com または事務局長 野本(TEL 090-8205-2783)まで。

プロフィール 宮粼優也 The Opera WAKAYAMA 音楽ディレクター

東京都出身、高校卒業後単身渡米。2013年ノーステキサス大学音楽学部・指揮修士課程修了。同大学院博士課程に学費全額免除で在学中、オーケストラ科/オペラ科助手。国内外の数々の公演で指揮をする。

 

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2018-11-29 ファーストアルバムに寄せて

[]ファーストアルバムに寄せて 11:27

本日付け。とらふすクラシック・85。

   ファーストアルバムに寄せて

            ソプラノ歌手 矢倉愛

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 明日、ファーストアルバム「Vissi d'arte, Vissi d' amore 〜歌に生き、恋に生き〜 矢倉愛バイノーラルライブ」を発売させて頂く事になりました。 2018年8月4日にLURUHALLで行ったライブを収録したもので、 実際のライブでは全部で15曲を歌わせて頂きましたが、このCDには、その中でも選りすぐりの12曲を収めさせて頂きました。録音は人間の頭の形をしたバイノーラルマイクを使用しており、実際にホールで聴いたままの音をその時の臨場感そのままに再現されます。 私も初めて録音されたものを聴いた時は、耳元で歌われているのかと思って思わず振り返ってしまったほど、リアルなのです。

8月4日のライブは、ホール内の風の音すらシャットアウトする様な、それはもうちょっとした「無の世界」で行われ、その中でプッチーニヴェルディの代表的なオペラアリアを15曲も歌うという精神的にも体力的にも想像以上に大変なものでした。 まるでオペラ千本ノックといった感じです。 それは、最後まで素晴らしい演奏で私の歌声を支え続けてくれたピアニスト森下美和さんも同じだったと思います。

 こうして振り返っていると大変だった話ばかりになってしまいますが、自分の中でまた一つ大きな挑戦が出来たと思っていて、この機会を頂けた事に大変感謝しています。 この録音を機会に、自分の今の声と歌にじっくりと向き合う事が出来たのではと思います。 音楽はやはり生のパフォーマンスを聴いて貰ってナンボの世界かとは思いますが、会場を後にした時に「ああ、もう一度あの声が聴きたいなぁ」と思ってこのCDを手に取って頂き、そしてこのCDを聴いて、また矢倉愛に会いに会場へお越し頂けばこんなに嬉しい事はありません。 全身全霊で取り組んだライブ録音です。是非一度お聴きください。リアルに楽しんで頂く為にヘッドフォンお忘れなく♪2,018年11月30日発売、CD3000円、ハイレゾDL5000円。

矢倉愛 ソプラノ 和歌山市在住、大阪音楽大学短期大学部音楽学科声楽専攻卒業。オペラクラシック音楽を、より身近に提供するプロジェクト「THE OPERA WAKAYAMA」主宰。


 

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2018-11-23 演奏家 ふるさとに活力〜わかふるコンサート

[] 演奏家 ふるさとに活力〜わかふるコンサート 09:04

今朝の朝日新聞和歌山版の【ときめく★楽音生活

演奏家 ふるさとに活力〜わかふるコンサート

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県新人演奏会に出演した音楽家を中心に行われるアコースティックな演奏会「わかふるコンサート」。2008(平成20)年から始まり、故郷・和歌山ゆかりの演奏家たちの発表の場として、また演奏会場ではない会場でのコンサートとして、音楽の普及と地域の活性化にしっかりと役割を果たしています。

 今年は和歌山市紀伊風土記の丘や九度山町の紙遊苑などで回を重ね、田辺市紀南病院が最終となります。地域の中核医療機関のエントランスホールで開かれるため、患者さんはもちろん多くの皆さんが参加できる最大規模の「わかふるコンサート」となります。

 今回の出演は4組です。まず演歌歌手の宮本静さんが、クラシックピアノの碇(いかり)理早(りさ)さん、バイオリンの小谷信子さんと一緒に、「田辺コーライお笠祭り」などのご当地ソングふるさと癒やし歌”を歌いあげます。

 2組目は、3人組の女声アンサンブル・クリアさん。「里の秋」「赤とんぼ」の童謡と共に、「ホワイトクリスマス」の美しいハーモニーを響かせます。

 3組目は、3人組のピアノデュオパフォーマンスグループ・infiniさん。3人で異なるペアを組み合わせながら、「糸」「HANABI」など、J―POPのヒット曲を楽しく聞かせてくれます。

 最後は、16年度の和歌山市文化功労賞を受賞された杵屋栄七珠(きねやえなじゅ)さん率いる長唄三味線・杵屋栄七珠の会の皆さん。「越後獅子」に「童謡メドレー」と伝統音楽を身近に感じさせてくれます。

 このバラエティーに富んだコンサートは、12月1日(土)午後2時半から、紀南病院(田辺市新庄町)で。観覧は無料で申し込みも不要です。

                  *写真は昨年の模様


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2018-11-22 「銀の草原 金の月」初演発表に寄せて

[]「銀の草原 金の月」初演発表に寄せて 10:26

本日付け。とらふすクラシック・84。

「銀の草原 金の月」初演発表に寄せて

          作曲家 竹家富紀子

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今年9月21日、兵庫県立芸術文化センターにて、フルートを岡本万貴さん、ハープ川口麻紀さんの演奏で「銀の草原 金の月」の初演発表をしました。主催は「響の会」、今回が22回目で、希少な現代曲初演発表のコンサートを行っています。「銀の草原 金の月」は、生石高原のススキ野原の夕景を描きました。ハープが波のようにさざめく風を、フルートが揺れる穂に漂う情感を幻想的に表現しています。好演のお陰もあり、「情景が目に浮かぶようだ」と、好評を頂きました。作品にグランドハープを用いたのは初めての試みでした。

楽器にはそれぞれの特性と制約があります。脳内の想像だけで理にかなった楽譜にするには無理があります。例えば黒鍵を持つピアノとは異なり、ハープでは足元の7本のペダルを操作することによって半音に対応します。その動作に伴うインターバルの考慮が要ります。響き方を知る為、アイリッシュハープを手に入れ、演奏方法を川口さんに教えて頂きながら書き進めました。楽器を熟知している演奏者の協力は不可欠なのです。手間の掛かる作業にお付き合いくださったお二人に大変感謝しています。

新曲を書く時はいつも「新しい試み」と「聴き手との共感」の間のジレンマに悩まされます。永遠の課題でしょう。只、和歌山をテーマにする時は、湧き上がる気持ちに自然に寄り添って作るので、方向性を見失うことがありません。以前の作品に熊野古道白山をテーマにした「はるかかなた」、紀三井寺の桜とぼんぼりの明かりを描いたチェロの作品「追想―花明かり」などがあります。どれも日本的な響きの中に新しい要素を取り入れ、和歌山への愛を込めて作曲したものです。

そしてこの度、和歌山初演の機会を得ることとなりました。12月1日(土)15時〜和歌山県立近代美術館にて、岡本さん・川口さんによる友の会ミュージアムコンサートです。14:30開場、先着120名入場無料。是非お運びください。

プロフィール 竹家富紀子 海南市生まれ 神戸女学院大学音楽学部作曲専攻卒業、同研究生修了。作曲を飯田正紀、森川隆之、石黒晶の各氏に師事。毎年新曲を発表、また編曲も行っている。

 

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2018-11-15 スタインウェイ選定記念 デュオリサイタル

[]スタインウェイ選定記念 デュオリサイタル 15:40

本日付け。とらふすクラシック・83。

スタインウェイ選定記念 デュオリサイタル

      和歌山ライブの歩き方 岩橋和廣

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この春、東京藝術大学学長でバイオリニストの澤和樹先生と奥様のピアニストの蓼沼恵美子先生、お二人の演奏会がLURUHALLで行なわれました。シューベルトブラームスなどソナタ4曲を二日連続で演奏されたのです。素晴らしい演奏会だったのですが、さすがに永年使っていたピアノが悲鳴をあげそうになり、両先生のご提案で、この小さなホールに相応しい新しいピアノとして、スタインウェイB211を撰ぶことになりました。

世界の名器として知られるスタインウェイの中でも、B211は、開発されてから100年以上もたち、多くのピアニストたちから「完璧なピアノ」と呼ばれるモデル。ドイツハンブルグで職人さんの手作りで作られますが、やはり、木の楽器、一台ごとに微妙に響きが違うのです。そこで、どの個体にするのか選定が要るのです。

今回の剪定は、蓼沼先生とLURUHALLの杮落としから、何度も演奏をお願いしている宮下直子先生のお二人にお願いしました。東京ショールームに、あらかじめ選ばれた3台のピアノが並んでいます。お二人で何曲か交代で弾いては、聞いていきます。そして、同席の全員の意見が一致した、優しい音色の一台に、決まったのです。

6月にLURUHALLにやってきたこのスタインウェイで、何度か演奏会がおこなわれ、ホールにマッチした音色に、「こんな豊かなピアノは聴いたことがない・・」など、嬉しい声を数多くいただいています。

11月25日(日)15時から、選定いただいた二人のピアニストによる、ソロあり4手連弾ありの楽しいピアノリサイタルが開かれます。ドビュッシー「小組曲」、ショパン「子守歌」、シューマン子供の情景」、シューベルト幻想曲」など、新しいピアノの音色にぴったりのプログラムです。終演後には、ピアノ談義が楽しいスパークリングワイン&軽食パーティ付、5000円。限定33席です。問合せは、LURUHALL(073-457-1022)

 

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2018-11-08 ピアノ・ヴァイオリン デュオ・リサイタル

[]ピアノヴァイオリン デュオリサイタル 15:49

本日付け。とらふすクラシック・82。

ピアノヴァイオリン デュオリサイタル

ピアニスト 千田和美

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モーツァルトベートーベンブラームスソナタを演奏します」と言うと、皆さん「難しい大曲ばかりですね」とおっしゃる。これはもちろんその通り。特に今回のモーツァルトは「傑作」と言われているものだし、ベートーベンも「スプリングソナタ」という題名まで付けられていて大変親しまれている傑作だ。そしてブラームスの3番においては、なんと「この曲の大ファンです」とおっしゃる方が多いことか。

 さて、ここでふと考える。ではこの中で「一番難しい曲」はどれだろう?この答えが私たち音楽家にとってはとても興味深い。楽譜を見るとどう考えてもブラームスが断トツで一番難しい。そもそも音がめちゃくちゃ多い。そしてその音の動きが激しい。新しい楽譜のはずなのに開くとすでに黒く見える(笑)。特にピアニストは「これはもはやソロでは?」と皆さん泣かれるほどの音の数だ。

 一人でも弾くのが難しいものを他の楽器と合わせるのだから、これはもう難しいに決まっている。当然1回目の合わせなんて、微妙なタイミングがつかめずに顔を見合わせて笑ってしまう部分もあったりする。その点モーツァルトは違う。音が少ない上に動きもシンプル。楽譜を見ても白い。合わせもそう難しくはない。1回目からさらっと難なく合ってしまう。ベートーベンモーツァルトほどではないがその方向だ。

 ところがである。合わせを何回かするうちにどんどん逆になっていくのだ。モーツァルトベートーベンがなんと難しいことか。やればやるほど難しく感じる。逆にブラームスはどんどん肌に馴染んでいく感じがして、どんなテンポでもどんな歌いかたでも、相手が「その時だけいつもとは違う」ことをしてもピタリと合わせられたりする(これはもちろん相手によっては逆に不可能だが)。 作曲家によって「難しさ」が全く違うのだ。さて、本番まであと少し。そういう難しさも乗り越えた「音楽」だけを、客席の皆様に感じていただけるよう頑張りたい。

千田和美 桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学卒業。インディアナ大学音楽学部大学院パフォーマー・ディプロマコース修了。全日本ピアノ指導者協会正会員。

 

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2018-11-01 今年最後のジョイントコンサート

[]今年最後のジョイントコンサート 15:49

本日付け。とらふすクラシック・81。

今年最後のジョイントコンサート

和歌山ライブの歩き方 岩橋和廣

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毎月第3土曜日に開催されるLURUCLASSICCAFE。26回目となる11月のLURUCLASSICCAFEは、コーラス、ハンドパンピアノバイオリンの四組の組合わせ。今年最後のジョイントコンサートとなります。

1組目は、初登場!ママさんコーラスのグレイスフルボイスさん。今回は20名のメンバーから9名で参加されます。育児や仕事、日々の生活に追われ、家族のために走り回る普通の主婦たちが、「ハピネス」「何度でも」など馴染みのあるポップスやゴスペルを歌います。

2組目は、ハンドパンの平野陽平さん。ハンドパンは、2000年頃、スイスで開発された金属製のメロディー打楽器。全国で、100人位しか奏者のいない珍しい&新しい楽器です。「星降る夜」「水中花」など全曲オリジナルで、美しい音色の癒しのサウンドを奏でます。

3組目は、ピアノの船本真依子さん。東京でモデルとして活動されたこともある船本さんは、クラシックジャズという異なる分野で活動するピアニストです。ショパンスケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39、ピアソラの「リベルタンゴ」に、オリジナルの「ノクターン」というユニークなプログラムです。

そして、最後に登場するのが、バイオリンの石田知子さんとピアノの瀧本裕子さん。デュオピアノ・ソロで、エルガーの「愛の挨拶」たマスネの「タイス瞑想」、サティの「ジュ・トゥ・ヴ」など馴染みのある名曲ばかりという締めくくりに相応しいプログラムです。

30分毎にステージが転換、あなたの知らない音世界の楽しさに出会えるかもしれません。11月17日(土)14時から。チケットは1500円(フリーソフトドリンク付)限定50席。県民文化会館和歌山市民会館でチケット取扱中。WEBは、こちらから。http://musicmart-ticket.com/ 問合せはLURU HALL(073-457-1022)まで

 

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2018-10-25 すべてに感謝を込めて歌う

[] すべてに感謝を込めて歌う 14:47

本日付け。とらふすクラシック・80。

 すべてに感謝を込めて歌う

神戸女学院大学学長、音楽学部教授 斉藤言子

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 私の声楽家としての原点は和歌山にあります。小学校2年生から5年生の終わりまで、NHK和歌山児童合唱団(現:和歌山児童合唱団)に所属していました。厳しい入団テストがあり、学校の勉強との両立も条件で、毎年通知表の提出もしなければなりませんでした。

 そんな中で、歌うことの楽しさを知り、高度な音楽基礎を身に付け、ステージに立ちお客様とも音楽を共有することの素晴らしさ、舞台でライトを浴びる演奏者のために、裏方として多くのスタッフが支えて下っていることへの感謝も知りました。そして音楽を磨き表現するために、音楽以外の分野の多様な知識・経験の必要性に気づき、リベラルアーツ教育の先駆者である神戸女学院大学音楽学部に進学しました。

 小学校5年生までは和歌山大学の付属小学校に在籍し、そこでは自ら考え発信してゆくことを学びました。学芸会では劇のストーリー、台本、BGMも自分たちで考え、合唱曲も作詞作曲し発表しました。大学卒業後すぐ2年間のイタリア留学を経て声楽家としてデビューしましたが、今に至るまで和歌山の方々には多大なサポート、応援をいただいています。

 現在は母校神戸女学院大学の学長、音楽学部教授として、同時にオペラ団体関西二期会副理事長として多忙な日々で、他業界の関りも含め、果たすべき責任と役割に押しつぶされそうになることもありますが、声は自身の体が楽器です。コンディションキープはもっとも重要な要素です。今、私は歌うことにより心身のバランスを保ち守っていることに改めて気づかされています。

 私の声楽家としてのキャリアは40年になり、楽器としての肉体のピークは過ぎましたが、年を重ねることで伝えることのできる歌があり、後進に伝えていくべきこともあります。これからも与えられた必要とされる場所で心に届く歌を歌い、同時に指導をも行っていきたいと考えています。

斉藤言子 プロフィール 和歌山市生まれ。神戸女学院大学学長、音楽学部教授。大阪国際コンクール最優秀指導者賞、兵庫県学術教育功労賞、和歌山市文化功労賞、和歌山県文化功労賞受賞。

 

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2018-10-18 音を描く、響きを彩る。黒江万金堂

[]音を描く、響きを彩る。黒江万金堂 14:39

本日付け。とらふすクラシック・79。

 音を描く、響きを彩る。黒江万金堂

       フルーティスト 岡本万貴

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 演奏することが楽しくて仕方がない!音楽家としては当たり前のことのようですが、これがなかなか難しいのです、特にクラシックの本番においては。最近になってようやく、この自由な感覚が味わえるようになり、幸せを感じています。

 繊細で色彩豊かなギターの音色にフルートの命ある息を吹き込んでゆく。水の揺らぎが光となって部屋に差し込むそれに呼応するように、響きを、フレーズの揺れを、重ねてゆく。白いキャンパスにシンプルに筆を滑らせ、色をのせていく、時には立体的に。そんな感覚に似ています。

 五年前に、知り合いの老紳士に今は使われていない漆工場(現 黒江煉瓦堂)を見せていただきました。レンガ造りの広い空間。高い窓からは僅かな風の音と優しい光が差し込み、レンガのニュアンスを引き出している。気分が高ぶり、バッハ無伴奏パルティータを吹き続けました。そして次に思ったのが武満徹の「海へ」を、海にごく近く潮の香りのするこの場所で演奏出来たら幸せだろうな、て。ちょうどその頃ギタリストの金谷幸三さんと海南で初共演。そして昨年、念願のピアソラタンゴの歴史」全楽章演奏が叶い、金谷さんからの「武満の海へ。をやらない?」の誘いが、「黒江万金堂」結成のきっかけとなりました。黒江で生まれたギターとフルートのユニット、クラシックでありながら自由な精神で挑戦し続ける。この町とシンクロしているようです。

 黒江万金堂今シーズンのプログラムは、海から山へ。R・ビーザーの「山の歌」は雄大な自然を思わせる素朴な美しさで、黒江万金堂らしさがもっとも表れる曲。インドのシャンカール「魅惑の夜明け」は独特の香りが楽しめる。そして金谷さんが編曲吉松隆のアトムハーツ・クラブ・デュオはまったくの遊びの世界。10月28日(日)14時〜、LURUHALLにて体感していただけます。ご予約は073−457−1022まで。または「黒江万金堂」で検索!

プロフィール

海南生まれ、相愛大学音楽学部フルート専攻卒業。2013年から3年に渡り黒江煉瓦堂にてクラシックコンサートを企画、出演。人の心に届く癒しの音を追求している。

 

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2018-10-11 県立図書館と県民文化会館のコラボチケット

[]県立図書館と県民文化会館のコラボチケット 15:25

本日付け。とらふすクラシック・78。

 県立図書館と県民文化会館のコラボチケット

       和歌山ライブの歩き方 岩橋和廣

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 東京藝術大学学長、ヴァイオリニスト指揮者、そして和歌山県立図書館音楽監督の 澤和樹先生から、本コラムに75回と77回の二回にわたり、寄稿いただけたのは、大変光栄なことと思っています。二つのコンサートが、偶然にも同じモーツァルトプログラムで、二日連続して和歌山で開催されるという滅多にない機会に、多くの皆さんに、クラシック音楽を楽しんでいただきたいという強いメッセージだと思います。

10月13日(土)午後7時、和歌山県立図書館メディアアート・ホールで、Mahライブラリー室内楽定期演奏会 Vol.25、ルートヴィヒ・チェンバー・プレイヤーズ・シュトゥットガルトが開催されます。ドイツで出会った日本人若手アーティストと、名門シュトゥットガルト放送交響楽団の精鋭たちが意気投合し結成したアンサンブル。モーツァルトプログラムシューベルトの八重奏曲です。全席自由席、前売3000円、当日4000円です。

 翌日の14日(日)午後1時30分、和歌山県民文化会館大ホールで、東京藝術大学特別公演”オペラへの招待状「魔笛」”が開催されます。この公演は、澤先生初のオペラ指揮で、東京藝大の教員と大学院生の歌唱、藝大フィルハーモニア管弦楽団、そして和歌山児童合唱団が加って、モーツァルトの代表的なオペラを、日本語字幕付きで演奏されます。全席座席指定で、前売2500円、当日3000円のチケットです。

 この二つのコンサートのお得なコラボチケットは、二つの演奏会5500円が、お得な5000円になります!和歌山県立図書館文化情報センター(073-436-9530)のみで取り扱いする連日割です。電話予約の上、13日会場受付で代金引換で2公演のチケットを受けとります。また13日公演の前売券、予約お持ちの方は、13日の会場受付で14日公演チケットが特別販売されます。ぜひこの機会に、連日の音楽三昧をお楽しみください!

 

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2018-10-04 一生に一度は見ておきたいオペラ「魔笛」

[]一生に一度は見ておきたいオペラ魔笛16:11

本日付け。とらふすクラシック・77。

  一生に一度は見ておきたいオペラ魔笛

   東京藝術大学学長、ヴァイオリニスト指揮者  澤 和樹

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 10月14日(日)午後1時30分に和歌山県民文化会館大ホールで、東京藝術大学特別公演”オペラへの招待状「魔笛」”が開催されます。「魔笛」は、モーツァルト最晩年の傑作オペラです。物語は、ハンサムな王子さまと、ちょっとコミカルでお調子者のパパゲーノが多くの試練を乗り越えて、誘拐された美しいお姫様を救出するという、まるで人気アニメやゲームのような設定で、小中学生や、オペラ初体験の皆様にも楽しんでいただける内容です。

オペラ歌劇とも呼ばれ、イタリアで生まれた、歌を中心としたお芝居で、モーツァルトはいくつもの名作を残していますが、そのほとんどは、イタリア語で歌われます。モーツァルトオーストリアザルツブルクで生まれ、ウィーンを中心に活躍しましたので、自国語はドイツ語でした。モーツァルトは、ドイツ語圏の人々にも、もっとオペラの魅力をわかりやすく伝えたいという思いで、この「魔笛」ではシングシュピール(「歌芝居」の意)という形式で、セリフをドイツ語で語り、美しいメロディーに載せたドイツ語の歌詞で歌われるアリアで物語をつづってゆくという手法を取りました。

今回の公演では、歌の部分は原曲通りのドイツ語日本語字幕付き)で歌われますが、セリフの部分は日本語で語られます。コンサート形式による上演で、モーツァルトの音楽の素晴らしさを独唱、重唱、合唱とオーケストラで存分に楽しんでいただけると思います。

この公演では、東京藝大の教員、大学院生による歌、そして日本最初のプロオーケストラ東京音楽学校管弦楽団の流れを汲む藝大フィルハーモニア管弦楽団と、藝大の総合力を私の故郷、和歌山でご披露できることをたいへん嬉しく思っております。そして合唱には国際的にも評価の高い和歌山児童合唱団が加わります。私にとっては初のオペラ指揮でもあり、多くの皆様のご来場をお待ちしております。(予約・問合せは和歌山県民文化会館 073-436-1331)

プロフィール 澤 和樹 1955年和歌山市生まれ。東京藝術大学卒業、同大修士課程修了。安宅賞受賞。ロンドン留学を経て帰国、 各地で演奏活動を重ね、県文化賞受賞。東京藝術大学学長

 

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2018-09-27 天上の響きに誘われて〜グランドハープの魅力

[]天上の響きに誘われて〜グランドハープの魅力 16:16

本日付け。とらふすクラシック・76。

  天上の響きに誘われて〜グランドハープの魅力

     和歌山ライブの歩き方 岩橋和廣

先日、兵庫県立芸術文化センター神戸女学院小ホールに行く機会がありました。響の会というクラシックの作品発表のコンサートでした。和歌山市作曲家・竹家富紀子さんの新作「銀の草原 金の月ーフルートハープのためのー」が、岡本万貴さんのフルート川口麻紀さんのハープで発表されました。生石高原のススキの大海原が目に浮かぶ幻想的な素敵な作品でした。この作品の和歌山初演は、12月に予定されているそうで楽しみです。

また、響の会コンサートでは、ハープエレクトリックハープを一人の奏者が演奏するという、世界で初の試みではないかと思われる橋本玲子さんの作品が、福井麻衣さんの演奏で披露され、とても印象に残りました。ハープの可能性を追求する姿勢に驚かされたといっていいでしょう。

10月21日の平野花子さん ハープの調べ〜ソロ リサイタル〜の前に、ハープの新しい取り組みを聞くことができてラッキーでした。というのも、オーケストラの一員としてのハープは目にする機会は多いのですが、独奏として聞くチャンスはなかなか無かったからです。

平野さんは、1988年生まれ。7歳よりグランドハープを始め、日本ハープコンクールなどで受賞を重ね、2007年第7回USA国際ハープコンクールにて日本人として初めて本選に残り、銀メダルと特別賞を受賞。これまでNHK FMBSなどメディアに紹介され、各地の音楽祭にも数多く出演。また、2009年のライブ録音CD「平野花子ハープデビューリサイタル 雨に濡れた庭」は、毎日新聞で「音楽の化身のような若手ハーピスト」と評され話題になりました。続く2枚目のCD「オルフェの宝」は『レコード芸術』誌特選盤となった表現力豊かな注目のハーピストです。

今回の演奏会では、シュポア幻想曲」やトゥルニエ「妖精」などハープ名曲たちに加えて、J.S.バッハリュート組曲BWV996」などもハープで聞けるのは楽しみです。 

 

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2018-09-20 ルートヴィヒ・チェンバー・プレイヤーズ・シュツットガルト

[]ルートヴィヒ・チェンバー・プレイヤーズ・シュツットガルト 10:14

本日付け。とらふすクラシック・75。

ルートヴィヒ・チェンバー・プレイヤーズ・シュツットガルト

        和歌山県立図書館 音楽監督 澤 和樹

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 世界の音楽コンクールで、チャイコフスキー国際コンクールやショパンコンクールなどに匹敵する権威を誇るのがミュンヘン国際コンクールです。このコンクールでは、多くの部門が対象で、各部門が何年かに1度しか巡って来ないため、入賞者は、ちょうど4年に1度のオリンピックメダリストのように権威付けられます。自分のことを持ち出して恐縮ですが、1983年に英国留学の総決算のつもりでピアニストの蓼沼恵美子と受けた二重奏部門で頂いたミュンヘン国際コンクール第3位というのは、その後、演奏家として国際的に認めて頂く上で大きな勲章となりました。

 まさしくその1983年に生まれたヴァイオリニストの白井圭さんのことは、藝大の学生時代から大いに注目していましたが、その後、留学中にミュンヘン国際コンクールで見事第2位に入賞。ウィーン国立歌劇場管弦楽団(ウィーン・フィル)の契約団員を務めるなど、今後の活躍が最も期待されている実力派ヴァイオリニストです。また、チェロの横坂源さんも、同じくミュンヘン国際コンクールに第2位入賞。そしてシュトゥットガルト放送交響楽団コントラバス奏者の幣隆太朗さんと、ドイツを拠点に大活躍する3人の若手日本人奏者を含むルートヴィヒ・チェンバー・プレイヤーズ・シュツットガルト和歌山で聴けるのは大きな喜びです。

 10月13日は、私のオペラ指揮デビューとなる和歌山県民文化会館での「オペラへの招待状~魔笛~」公演の前日で、人の演奏会の応援をしている場合ではないのですが、幸い、夜の公演なので、オペラの最終舞台稽古を終えて、私もメディアアート・ホールに駆け付けるつもりです。本場ドイツの一流奏者たちによるモーツァルトのコンサート・アリアの翌日に「魔笛」を同じ和歌山で聴ける機会など滅多にありません。お得なセット・チケットも用意されているとか・・ 両方の会場にてお目にかかれるのを楽しみに致しております。

プロフィール 澤 和樹 1955年和歌山市生まれ。東京藝術大学卒業、同大修士課程修了。安宅賞受賞。ロンドン留学を経て帰国、 各地で演奏活動を重ね、県文化賞受賞。東京藝術大学学長。。

 

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2018-09-13 フォルテピアノ広場のベーゼンドルファー

[]フォルテピアノ広場のベーゼンドルファー 11:15

とらふすクラシック・74

 フォルテピアノ広場のベーゼンドルファー

    和歌山ライブの歩き方 岩橋和廣

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 和歌山市の中心街、本町二丁目〜ぶらくり丁にある商業施設フォルテワジマに、世界三大ピアノのひとつで、”ウィーンの至宝”といわれているベーゼンドルファーが、あるのをご存知でしょうか?4Fのフォルテピアノ広場では、クラシックジャズ、ポップスなど、ジャンルを問わず、月に2〜3回、土曜の午後に無料コンサートが開かれています。

 このベーゼンドルファーは、橋本市出身のジャズピアニストで、和歌山県文化表彰文化奨励賞を受賞している岸ミツアキさんが5年間愛用していたピアノです。岸さんは、アルバムを10枚以上もリリースする日本を代表するジャズピアニストの一人ですが、自身がとことん選び抜いた愛着のあるピアノを、少しでも多くの和歌山の方に弾いていただきたいという想いから、縁あって、フォルテワジマのピアノ広場にやってきたのです。

 今週の土曜日は、秋の特別プログラムレギュラーピアノデュオのPidum〜ピデューム〜さんが、サキソフォンクラリネットデュオのS'rranger〜サランジェ〜さんとコラボして、”4人で奏でるウェストサイド物語”を行ないます。

 ご存知のように、レナード・バーンスタイン作曲「ウエストサイド物語」は、ミュージカル映画としても大ヒットをしました。「トゥナイト」「アメリカ」「クール」「マリア」など映画の中で歌われた曲も、多くの人を魅了してサウンドトラック・アルバムも空前の売り上げとなりました。とても親しみやすく、懐かしい曲たちですね。

 兼子万実子(ピアノ)さん、吉田寿美子(ピアノ)さん、鎌田晶子(サキソフォン)さん、清水 真(クラリネット)さんの4人は、この名曲たちを、どんな風に演奏していただけるのかとても楽しみです。この演奏会は、9月15日(土)14時から、フォルテワジマ4F。60席で観覧は無料です。この機会に、是非ともお越しください。お問合せは、フォルテワジマ(073-488-1900)まで。

 

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2018-09-06 秋の気配を感じるジョイントコンサート

[]秋の気配を感じるジョイントコンサート 18:00

秋の気配を感じるジョイントコンサート

        和歌山ライブの歩き方 岩橋和廣

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 毎月第3土曜日に開催されるLURUCLASSICCAFE。24回目となる9月のLURUCLASSICCAFEは、クラリネット、ギター、朗読、ピアノという秋の気配を感じるジョイントコンサートとなりました。

 1組目は、初登場!クラリネットの梅本彩夏さん。和歌山市消防局音楽隊などで活動されていますが、今回はピアノの岩橋美紀さんと二人のステージ。「クラリネットこわしちゃった協奏曲」やドビッシーのピアノ独奏など耳馴染みのある人気曲で幕開けとなります。

 2組目は、ギターの小谷允城さん。パラグアイギタリスト作曲家詩人であるバリオスを3曲。とても美しいメロディーのバルカローレ舟歌)から始まります。中南米フォルクローレに影響された、旅を愛するロマンティックな流浪人の世界をお楽しみください。

 3組目は、朗読の福山ひでみさん。8月の県立図書館メディアアート・ホールの朗読会は満席の大盛況だったそうです。その余韻を楽しむかのように、今回は芥川龍之介の「桃太郎」です。芥川は、この誰でも知ってる昔話を独自の視点でアレンジ、ユニークな短編として大正13年に発表しています。

 そして、最後に登場するのが、ピアノの小泉友衣子さん。ショパン練習曲「別れの曲」「黒鍵」「革命」などに次いで、リストの「タランテラ」、技巧的な名曲として知られています。「タランテラ」は南イタリアの民族舞踊ですが、毒蜘蛛にかまれた時、この舞踊を踊ると治るという伝説があります。締めくくりに相応しい曲です。

  30分毎にステージが転換、あなたの知らない音世界の楽しさに出会えるかもしれません。9月15日(土)14時から。チケットは1500円(フリーソフトドリンク付)限定50席。県民文化会館和歌山市民会館でチケット取扱中。WEBは、こちらから。http://musicmart-ticket.com/問合せはLURU HALL(073-457-1022)まで

 

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2018-08-30 THE OPERA WAKAYAMA管弦楽アンサンブル

[]THE OPERA WAKAYAMA管弦楽アンサンブル 09:37

THE OPERA WAKAYAMA管弦楽アンサンブル

   オペラ歌手 矢倉愛

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 和歌山の多くの方に、オペラの楽しみを知って頂きたいという想いからスタートした「THE OPERA WAKAYAMA」。質の高い演奏を低価格で、そして手の届く場所でオペラを提供する事をモットーとしたオペラ演奏家集団です。スタートして来年で10年を迎えます。

 多くの優秀なアーティストに協力して貰い行ってきた様々な活動の中で、もっと和歌山演奏家と一緒にオペラを演奏する事が出来ればどんなに素敵だろうと考える様になりました。そこで一念発起、「THE OPERA WAKAYAMA」も新しい活動の一環として、この団体の演奏を担う器楽チーム「THE OPERA WAKAYAMA管弦楽アンサンブル」を立ち上げ、「オペラを演奏するアンサンブルになる事」を目標にかかげ、とにかくスタートさせました。

 今よりもスキルを上げたい、新しい事に挑戦していきたい、そんなメンバーが集まり、今年の2月には岩出・紀の川第九合唱団の第九演奏会で初舞台を踏み、今回初めての単独コンサートを行います。正直、オーケストラ程の人数ではありませんが、サポートメンバーも含め、皆一生懸命練習に取り組んでいます。プログラムは「ナブッコ」「椿姫」の序曲、また「カルメン」の名曲を集めた組曲、その中から「ハバネラ」「セギデイリア」等有名なアリアも演奏します。他府県に比べ、オペラの団体や演奏活動が少ない和歌山県。認知される事すら時間がかかる土地柄ですが、種を撒き、枯れては水をやり、少しずづ少しずつ根気よく育てていけばきっと大きな花になる、そういう演奏活動をする事も私達演奏家の大きな務めだと考えています。この「THE OPERA WAKAYAMA管弦楽アンサンブル」もオペラの公演を担える大きな団体に成長していく、その第1歩の演奏会を、9月17日(祝)14時〜和歌の浦アートキューブで行います。どうか、沢山の方にお越し頂き、今後の私達の活動を応援して頂ければ幸いです。

矢倉 愛 ソプラノ歌手 和歌山市生まれ、大阪音楽大学短期大学部卒業。THE OPERA WAKAYAMA 主宰。 2016年ブルガリア スタラ・ザゴーラ国立歌劇場で「蝶々夫人」主演。

 

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2018-08-23 3つのヴァイオリンソナタを楽しむ・・・

[]3つのヴァイオリンソナタを楽しむ・・・ 09:43

 3つのヴァイオリンソナタを楽しむ・・・

         ピアニスト 千田和美

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 ヴァイオリンピアノの組み合わせの演奏会はよくある。ヴァイオリニストにとっては大抵の場合「ピアノ伴奏」は必要不可欠なので、自身のコンサートにはピアニストを連れてくるということになり、当然「ヴァイオリンピアノ」の組み合わせの演奏会は多くなる。ところが実は、それが「ヴァイオリニスト」のための「ヴァイオリンのコンサート」なのか、それとも「ピアノヴァイオリンによる室内楽のコンサート」なのか、プログラムによって違う。この違いはもしかしたら専門的に音楽の道に進む人しか知らないかもしれない。

 いや、音楽の道でもピアノで進んだ人の場合、他の楽器と関わる機会が無ければもしかしたら知らないかもしれない。「室内楽」というカテゴリーは、どちらかが「メイン」でどちらかが「伴奏」という立場ではない。全くの五分五分の立場で演奏するのが「室内楽」なのだ。プログラムによって室内楽かそうでないかが分かると書いたが、分かりやすく言うと「ソナタ」という名前がついている曲は全て「室内楽」というカテゴリーになる。「ヴァイオリンソナタ」という名前がついているにもかかわらず、それはヴァイオリンピアノ五分五分の曲なのだ。私は「伴奏者」として他の楽器のためにピアノを弾くことも好きだが、他の楽器と共に対等の立場で「音楽を作る」ことが大好きだ。一人で弾いているよりずっと楽しい(笑)。

 それはどうしてか。自分と他人の「音」がピタッと合わさることが楽しいのか。いや、そうではない。自分の音楽の「感じ方」が相手に伝わり、相手が瞬時にそれを感じ取りそして応えてくれたときの一瞬が、何とも言えない幸福感と充足感で満たされるからだ。これは経験したことのある人にしか分からない快感だと思う。今回、久しぶりのデュオリサイタルで私たちは3曲のソナタを選んだ。私たちがいかに「室内楽」を楽しんでいるか、聴衆の皆様に感じ取っていただけたらこんなに幸せなことはない。

千田和美 桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学卒業。インディアナ大学音楽学部大学院パフォーマー・ディプロマコース修了。全日本ピアノ指導者協会正会員。

 

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