つぶやく つぶやき・・・


2018-07-12 和歌山でコントラバスが主役になる日

[]和歌山コントラバスが主役になる日 09:53

今日付け、わかやま新報”とらふすクラシック・65”

 和歌山コントラバスが主役になる日

        コントラバス奏者 森田良平

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 ”コントラバス”普段は縁の下の力持ちとしてオーケストラの土台を支える楽器であり、ジャズの世界では”ウッドベース”の名前で親しまれている”裏方”の印象の強い楽器だと思われているだろう(余談だがウッドベース和製英語のため、外国人にはあまり通じない)それ故に、単体の音のみを聴いた事があるという方は余程の音楽通か私のコンサートにご来場されたことがある方なのでは、、、と推測する(笑) 和歌山でのソロコンサートもここ5年で2桁を超える回数を各地で開催させて頂いており、他の土地よりも数多く足を運ばせて頂いている。 

 4年前から毎年冬と夏に全国津々浦々を廻るツアー、九州から車で楽器とピアニストを運んで(笑)長いドライブを楽しみながら様々な土地を廻る中で、和歌山の町並みや人の暖かさは私の故郷の鹿児島と非常に似ているところがあり、到着すると何故かホッとする。  縁も所縁も無い私を、和歌山の皆様が暖かく迎えて下さることでいくら感謝しても足りないぐらいの沢山のご縁を頂いた。

 そんな感謝の思いを込めた4年目の夏は7/15発売のニューアルバム「Bass Restration〜低音維新〜」を引っ提げて、趣を変えての初の2回公演を開催する。7/20のピノテラスでの公演は「浴衣deコンサート」と題し、文字通り”衣装・浴衣”でクラシックのみならず、日本の音楽や歌謡曲等をお楽しみ頂き、和装でご来場の方には今回のツアーのために特別に作られた大島紬グッズをプレゼント!そして7/22LURUHALLLでの公演はアルバムの魅力を余す事無くお伝えする。シンガーの中西圭三さんに書いて頂いた初のクラシック作品「散華」や観光大使を務める奄美大島島唄をベースに新たに作曲して頂いた曲、映画音楽歌謡曲等幅広い音楽をコントラバスの持つ朴訥とした暖かい音色に乗せてお送りさせて頂く。低音の響きを感じる一夜、今年の和歌山の夏も熱くなりそうだ。

森田良平 85年鹿児島市出身。京都市立芸術大学院修了。17年にはMLBイチロー選手の3千本安打記念セレモニーに於いて日本国歌を独奏。奄美大島観光大使

 

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2018-07-05 小路里美4枚目のアルバムリリース

[]小路里美4枚目のアルバムリリース 11:02

今日付け、わかやま新報”とらふすクラシック・64”

 小路里美4枚目のアルバムリリース

     和歌山ライブの歩き方 岩橋和廣

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 この6月2日、和歌山市狐島のLURUHALLで、オール!ショパンプログラムを熱演いただいた小路さんの4枚目のアルバムが発売されました。1枚目がモーツァルトソナタ集、2枚目がロマン派の作品を収録、3枚目はバッハ曲集。新作は、「ピアノ・ラブズ・グリーティング」と名付けられた15曲入りの名曲集です。

 和歌山公演からほど近い6月7日、ビーテックジャパン大阪において、ピアノの名器、ベーゼンドルファーの最大のモデル290・インペリアルを使用して、スタジオ・ライブレコーディング。ウィーン国立音楽大学研鑽を積み、ウィーンが第二の故郷と言っている小路さんには、同じくオーストリア生まれのベーゼンドルファーはぴったりだったかもしれません。

 録音は、2テイクの演奏からベストをセレクトするというシンプルな方法で行なわれ、録音及び録音機材提供は、2枚目のアルバムと同じ西隆浩さんの協力で進められたそうです。スタジオ内のノイズ含めライブの空気感あふれるアルバムに仕上がっています。本格的レコーデイングもいいのですが、こういうふうに手軽に楽しめる録音も、彼女自身のインディ−ズレーベルとして確立しつつあるようです。

 狐島でも演奏された「バラード第一番」「革命のエチュード」「英雄ポロネーズ」「子犬のワルツ」などショパン名曲を中心に、エルガーの「愛の挨拶」、リストの「ラカンパネラ」などが収録されてます。中でもバッハの「G線上のアリア」とパッヘルベルの「カノン」は、小路さん自ら編曲され演奏されています。気軽にクラシックピアノを楽しむにはお奨めのアルバムです。

 小路里美さんは、紀の川市にお住まい。半分は国の内外を飛び回わり、この夏はマルタ国際音楽祭でマスタークラスを担当、来年には横浜国際音楽祭をディレクターとして立ち上げるそうです。このCDは、定価3000円。狐島LURUMUSIC(073-457-1011)で、取り扱い中です。

 

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2018-06-28 市響がバルトークに挑戦するって!?

[]市響がバルトークに挑戦するって!? 10:33

今日付け、わかやま新報”とらふすクラシック・63”

 市響がバルトークに挑戦するって!?

和歌山市交響楽団理事 郄橋巧二

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 みなさん、バルトーク作曲「管弦楽のための協奏曲」ってご存知ですか?言い換えれば「オーケストラのためのコンチェルト」なので、通称『オケコン』と呼ばれ親しまれ、同時に畏怖されています。この曲はバルトーク1943年に作曲し、翌年ボストン交響楽団で初演された20世紀の比較的新しい曲です。全5楽章からなり交響曲と言ってもよいくらいの曲ではありますが、オーケストラの各パートがまるで「協奏曲の独奏楽器」のように使われていることから、この題名が付けられています。つまり各パートに協奏曲の「ソリスト級の高度な技術」が要求される難曲です。

 今年、和歌山市交響楽団(以下「市響」)は、第53回定期演奏会を行ないますが、なんと今回初めてこの『オケコン』に挑戦します。プロオケの入団試験曲にも出るこの曲。私の知り合いのプロトランペット奏者に「今年の定演で『オケコン』をするんです」と話したところ、「えっ!プロの方がおられるんですか?」と聞かれ、「全員アマチュアです」と申し上げると、「・・・」一瞬絶句。「大変な曲ですよ」と同情されてしまいました。さらに市響のようなアマオケの場合、団員の多くは仕事や子育ての真っ最中。曲の難易度に加え、毎週日曜の練習に集まること自体がひと苦労。でも「いつかは『オケコン』を!」という団員の熱い思いの結晶として、今回あえて難曲に挑戦します。「和歌山市にも『オケコン』が出来るレベルの市民オケがあるんや!」と言うところを知って頂きたく、是非ご来場下さい。

 演奏会は、この日曜日、7月1日14時から、和歌山市民会館大ホール。曲目は、ヘンデル「水上の音楽」組曲(ハーティ版)、チャイコフスキーくるみ割り人形組曲、そして、バルトーク管弦楽のための協奏曲」です。入場料は1,000円(学生500円/未就学児無料)お子様連れ大歓迎・母子室もあります。問合せは、同市民会館(073-432-1212)まで。

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プロフィール 郄橋巧二 1957(昭和32)年大阪市生まれ、和歌山市在住。和歌山大学在学中に和大交響楽団和歌山市交響楽団に在籍。現在、和歌山市交響楽団理事、関西トランペット協会会員、アマチュアトランペット奏者

 

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2018-06-21 ゼバスちゃんはお嫌い?

[]ゼバスちゃんはお嫌い? 17:19

今日付け、わかやま新報”とらふすクラシック・62”

  ゼバスちゃんはお嫌い?

    クラヴィーア奏者  山名敏之

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 ヨハン・ゼバスチャン・バッハと聞くと、皆さんは真っ先にどんなことを思い浮かべるでしょうか。難しい、理解できない、感動のツボはどこにあるのだ?等と老獪なクラシックファンでも見向きもしない方がある一方で、無人島にたったひとつだけ楽譜を持って行けるとしたらそれはバッハ平均律クラヴィーア曲集だ、などとおっしゃる方もいます。

 そんな状況を少しでも打開するべく、バッハの作品とバッハに関わる作品のみで構成され、バッハの全クラヴィーアソロ作品(オルガン作品を除く)を全21回で聴いてしまおうと言うチクルス「バッハ マニア」は始まりました。毎回バッハの作品を独創的な切り口で再構成し、エレガントなバッハユーモアたっぷりのバッハチャーミングなバッハといった意外な一面をクローズアップするとともに、若い時からすでに完成していた作曲技法、年代によって偏るジャンル、舞曲様式とその混交、フーガの技法の成熟過程といったバッハマニアならぜひ知っておきたいトピックを提供しています。

 今回で第9回を迎える「バッハ マニア」のテーマは「カプリッチョ」です。カプリッチョとはイタリア語で「気まぐれ」「思いつき」を意味します。バロック時代初期において、カプリッチョ対位法を駆使した作品でありながら、意表をつく奇抜な着想が盛り込まれるといった特徴がありました。これをバッハがどう自家薬籠中の物としたのか。《カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに」》には、戦地に赴く兄とはもう再び相見えることはないかもしれない、そういった現実に直面したバッハの激しい感情の発露が見られます。一方で同じく若かりしバッハの作品である《カプリッチョ「ヨハン・クリストフ・バッハを讃えて」》には気のいい若者の気質ユーモアが溢れています。そして名作《パルティータ 第2番》の終曲に置かれた「カプリッチョ」にはあらゆる情緒が調和を持って統括され、深い感動をもたらします。果たして「カプリッチョ」という名の下に、そこに通底するものはあるのでしょうか。フレスコバルディやクーナウの作品と対峙させながら、その謎を解き明かしていきます。

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プロフィール 東京藝術大学卒業。オランダ留学後NHK「ぴあのピア」に出演。ハイドンのCDはレコード芸術(特選盤)等。大桑文化奨励賞。和歌山大学教育学部教授。

 

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2018-06-15 サーカスの名曲 存分に

[] サーカス名曲 存分に 13:48

今朝の朝日新聞和歌山版の【ときめく★楽音生活

サーカス名曲 存分に

〜POP STEP 40〜 Histoire et Futur

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 この3日、県合唱祭&全日本おかあさんコーラス関西支部和歌山大会が、計39団体の800人を超す参加者が集い開催されました。会場の新装なったばかりの有田市民会館紀文ホールは、ハーモニーが響きあって、コーラスの楽しさにあふれかえっていました。

 そんな余韻に浸っていると、男女4人組コーラスグループ・サーカスがデビュー40周年ツアー「〜POP STEP 40〜 Histoire et Futur」で和歌山にやってくることがわかりました。

 サーカスといえば、「Mr.サマータイム」(1978年)「アメリカン・フィーリング」(79年)の大ヒットで、2年連続紅白出場を果たしたシティーポップ・グループです。その後、幾度かのメンバーチェンジを重ねながら、メディアやステージなどで継続的に活動を続け、この春に新作アルバムを発表し、全国を巡っているのです。

 この40周年記念のサーカス初回限定盤は、メンバー自身が選んだベスト盤と新作のオリジナル盤の2枚組みです。新作では、言葉を大切に聞きたいコーラスだけにどうしても作詞陣が気になりますが、松井五郎さんなど注目の作家が書き下ろしています。また、阿久悠さんの遺作から「メトロの階段」など2作品が選ばれ、これからのサーカスの魅力がたっぷりと収録されたアルバムとなっています。

 和歌山公演は、和歌山市の老舗ライブハウス・オールドタイムで、7月12日(木)午後7時と同9時半の2回、入れ替え制で行われます。前売り6千円(当日6500円)。ライブハウスという身近な空間で、懐かしい名曲と新生サーカスの極上のコーラスの数々をお楽しみください。問い合わせはオールドタイム(073・428・1950)。


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2018-06-14 華麗なる饗宴Vol.9〜回光返照〜に寄せて

[]華麗なる饗宴Vol.9〜回光返照〜に寄せて 17:19

今日付け、わかやま新報”とらふすクラシック・61”

 華麗なる饗宴Vol.9〜回光返照〜に寄せて

           ピアニスト 天羽博和

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 ”華麗なる饗宴”として、2012年から、ドビュッシーピアノ独奏作品全曲演奏を行っている。第1回の「2つのアラベスク」に始まり、完奏は没後100年にあたる2018年末を目標にしており、いよいよ大詰めとなってきた。今回の第9回目は、彼のピアノ音楽の集大成となる「12の練習曲」第2集を取り上げる。

 「シューマンの左かショパンの右に位置するだろう」と語るほどの自信を見せた「映像」(第1集は1905年、第2集は07年)を書いた後は、「子供の領分」、「前奏曲集第1巻」、「前奏曲集第2巻」を発表するのだが、14年には第1次世界大戦が勃発したために疎開し、また同時期に大腸がんを発病するなどして、筆が思うように進まなくなる。

 しかしその後、「攻撃された美を少しでも再建するために〜」と、1915年から亡くなる前年の17 年までに「白と黒で」、「12の練習曲」、「さまざまな楽器のための6つのソナタ」(完成したのは3曲のみ)等を渾身の力を振り絞って完成させた。いずれも晩年とは思えない密度の濃い内容を備えている。

 「12の練習曲」に関して言えば、フランスデュラン社からショパン作品の校訂を依頼された折、ショパンが遠い故郷ポーランドに思いを馳せながら「マズルカ」や「ポロネーズ」を作曲したのと同様に、ドビュッシーは第1次世界大戦の中、ドイツから攻撃を受けるフランスに対しての愛国心から彼は創作意欲を回復させ、疎開先でわずか2カ月で書き上げたのだ。作品にわざわざ「フランス音楽家 クロード・ドビュッシー」と署名したのは、そういったいきさつがあるからである。

 また、今回、ヴァイオリンに中前晴美さんを迎えて演奏する「ヴァイオリンピアノのためのソナタ」はドビュッシー自身によって初演されたが、それが最後の公開演奏となってしまった。彼が晩年に何を想い何を伝えようとしたのか。テーマである「回光返照」にヒントがある。

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プロフィール 天羽博和 ピアニスト

大阪府生まれ。和歌山在住。相愛大学音楽学部卒業。京都フランス音楽アカデミーフランス・クールシュヴェール等でも研鑽を積む。ドビュッシー没後100年の2018年に向けて、ピアノ独奏作品全曲演奏が進行中。

 

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2018-06-07 第2回 映画を奏でるクラシック・カフェ

[]第2回 映画を奏でるクラシック・カフェ 11:17

今日付け、わかやま新報”とらふすクラシック・60”

 第2回 映画を奏でるクラシック・カフェ

          かよん/中里佳世

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 昨年秋、狐島のLURU HALLの“クラシック・カフェ”1周年記念で好評を博した第2弾を開催します。海南で産声をあげた“映画を奏でる音楽会”はこれまで、200〜500席のホール会場で開催してきました。今回は、“映画を奏でる〜”企画がお初、あるいは初めてのグループの5組の演奏者が、いわゆる映画音楽、映画でよく流れるクラシック名曲等を、ぐっと身近な距離感で、各々の好みで楽曲をえらんで演奏します。

 まずはいま和歌山でも演奏活動が活発な、主として北欧音楽を奏でるアシュリンさん。橋本市で音楽サロン“リュスモーネ”をつくり、後進の指導や交流コンサート企画もするハンマーダルシマー奏者の木下加寿子さんとティホイッスルの吉田陽子さん、ギターの田中章悟さんによるユニット。大ヒットした「タイタニック}の船上で演奏されるアイリッシュも演奏します。

 ふだんはバロック音楽を歌唱するソプラノの谷野裕子さん、今回は船本真依子さんのピアノ伴奏で故・高畑勲監督の追悼もこめて「火垂るの墓」挿入歌「埴生の宿」等を歌います。そして、満を持しての登場はヴァイオリンコントラバス奏者の小倉浩晃・充子夫妻とピアノ高山陽子さんによるWa.cordaさん。クラシック名曲とともに、“映画を奏でる〜”ではおなじみのE・モリコーネの「ニュー・シネマ・パラダイス」を奏でます。

 そして芸達者(?)なおふたりもたのしみです。ルルホール初登場のチェロ奏者のロビン・デュプイ氏。先だって東京国際フォーラムでおこなわれた“角川映画シネマコンサート”にも出演していた彼は、独創的な表現方法で、母国フランス映画からおなじみの「男と女」や「アメリ」とともにG・ ドルリューの音楽も届けてくれます。ルルホールでは何度か出演している碇理早さんは、ピアノ独奏と弾き歌いを交え、きっとたのしい舞台となるでしょう。食堂ことぶきのお菓子と一緒にぜひ味わってください。

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かよん/中里佳世

和歌山市生まれ。project flows主宰。主に映画や映像をテーマに音楽会、上映に関わる企画等を制作。自称・‘文化力’伝播パブリシスト。

 


 

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2018-05-31 弦楽二重奏・三重奏の極みへの誘い

[]弦楽二重奏・三重奏の極みへの誘い 14:20

今日付け、わかやま新報”とらふすクラシック・59”

 弦楽二重奏・三重奏の極みへの誘い

        チェリスト 谷口賢記

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 深緑の候、皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。スタイナート(ヴァイオリン:マーカス・プラッチ、チェロ:谷口賢記)のジャパンツアーは、今回で6回目となりました。和歌山には2014年より毎年伺っております。日頃より応援をくださっている皆様に心より感謝申し上げますとともに、今後もクラシック音楽をより身近に感じていただけるような活動を続けて参りたいと考えております。

 本公演では、昨年に引き続き、ベルリンよりブルクハルト・マイス氏をゲストに迎え、珠玉の弦楽アンサンブルをお届けいたします。プログラムとしては、3人全員演奏する弦楽三重奏曲を最初(シューベルト)と最後(ベートーヴェン)にお届けし、間には「ヴァイオリンヴィオラ」(モーツァルト)、「ヴァイオリンチェロ」(シュルホフ)、「ヴィオラチェロ」(ヒンデミット)と弦楽二重奏曲で全ての組み合わせにて演奏いたします。それぞれの奏者の個性が最大限に発揮できる構成ですが、内容的にも古典と現代の対比を楽しんでいただける流れとなっております。特にシュルホフとヒンデミットについては、演奏機会がほとんどない珍しい作品ですが、大変完成度の高い曲となっておりますので、それぞれの作品の世界観を存分に味わっていただけましたら幸いでございます。

 なお、和歌山公演のみの特別企画として、開演30分前の午後12時30分より、実演付きのプレコンサートトークを行います。コンサートの前に、聞きどころなど実際に音を聞いておくことにより、本番で何倍も楽しんでいただけますので、皆様のお越しを心よりお待ちしております。簡単な解説もご用意いたしますので、クラシック音楽に馴染みがない方々も是非この機会に体験をしていただけましたら大変嬉しく思います。

=プロフィール=

東京都世田谷区在住。京都大学理学部卒業、同大学院理学研究科修了。その後、ボストン音楽院より音楽修士号ならびにディプロマを取得。CMFoNE第1回国際室内楽コンクールで第1位に入賞など受賞歴多数。東京藝術大学「ArtsMeet Science」プロジェクトコーディネーター、スタイナート主宰、ラインハイト室内楽アカデミー講師。平成29年度和歌山県文化奨励賞受賞。


 

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2018-05-24 ショパンと私

[]ショパンと私 13:41

今日付け、わかやま新報”とらふすクラシック・58”

   ショパンと私

    ピアニスト 小路里美

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 ピアノ詩人ショパン、物心ついた時にはショパンが私の傍にいました。ショパンは私にとって家族の様な存在です。勿論、ショパンにはリトグラフ写真を通じてしかお会いしたことがありませんが、音楽を通じてショパンに接していると、まるで同時代に生きている人かのような錯覚に陥るのです。作品には人の持つ濃厚な、激情とも言える感情と浪漫がたっぷり盛り込まれており、ひょっとすると私が19世紀のショパン時代に遡っているのかも知れません。否、人はどの時代に生きていても同じなのです!芸術作品は時空を超えて私達を繋いでくれるものですね。

今回のショパンプログラムでは、以前に私のコンサートにお越し下さった皆様からのリクエストをもとに、皆様がよくご存知の曲を集めてみました。ご存知の曲を演奏させて頂く方が、聴いて下さる皆様にも作品の世界に入って頂きやすいと思います。ショパンの素晴らしいドラマを皆様と共有し感動の時を過ごしていただけるようにベストを尽くしたいと思っております。

子犬のワルツではエレガントでカジュアルな世界を、幻想即興曲では幻想のタイトル通り情熱的なファンタジーの世界を、革命のエチュードではショパンの愛した祖国への想いと激情を、英雄ポロネーズではパワフルな輝きをお伝えしたいと思います。

 そして第二部のスケルツォ第一番では若きショパンの憤りと慰め、対照的な天使からのメッセージのようなフレーズを、各バラードではショパンならではの天才的な作品群をご堪能頂ければ幸いです。どの曲も何度演奏させて頂いたことでしょうか、それでも毎回の演奏は、その都度新しく、一回限りですので、いつも緊張と興奮に満ち溢れています。

 さて、6月2日(土)14時からのLURU HALLでは、どの様な世界が繰り広げられるでしょうか、演奏させて頂く私も、今から、とても楽しみにしております。皆様お誘い合わせの上、是非ご来場下さい!問合せ:073-457-1011

小路里美 ピアニスト紀の川市在住。Music Office 小路清忠 ArtistsCircle代表。1996年ウィーン国立音楽大学大学院芸術修士号取得。コンサートピアニストとして日本各地とヨーロッパアジア各国で音楽活動を展開する。

 

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2018-05-17 偉人ゆかりの地へ、作品と共に

[]偉人ゆかりの地へ、作品と共に 11:31

今日付け、わかやま新報”とらふすクラシック・57”

   偉人ゆかりの地へ、作品と共に

      ピアニスト音楽学者 谷口 愛

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 モーツァルト交響曲にはいくつか地名のついた作品があります。パリやプラハオーストリア第3の都市リンツ、そしてなぜか村名の付いた曲があります。その曲は交響曲K.45a旧ランバッハ。名付け親は天才物理学者の遠戚、アルフレート・アインシュタインです。

 ザルツブルクリンツの間に位置する人口3400人のランバッハ村には、1046年創立の大きな修道院があります。この修道院には教会、1080年頃のフレスコ画オーストリアに現存する最古の劇場、図書館等があり、過去にはVIP用の宿泊施設もありました。また交通の要衝にあることから、多くの歴史上の人物達がこのランバッハ修道院に立ち寄りました。例えばマリーアントワネットは14歳の時にフランスへ嫁ぐ際に、ナポレオンウィーンに攻め入る道中に宿泊しました。ナポレオンは滞在中に銃で命を狙われたが、神父さんが阻止し事なきを得たという逸話が残っています。後年、附設の少年合唱団ヒトラーがいました。トラウン川沿いの村の入り口に聳え建つこの修道院では、今も村民の人生の節目のミサが行なわれています。私もこの修道院のミサに参列する機会に恵まれ、伝統を重んじる村民の生活に触れることができました。

 ザルツブルク出身のモーツァルトは幼い頃からこの修道院宿泊し、オルガンを演奏していました。そうした経緯からモーツァルトが13歳の時、ランバッハ修道院交響曲K.45aを献呈しました。この曲は1923年に同図書館で発見され、25年にこの村のオーケストラによって初演され、今も尚ランバッハ村で愛され続けています。

 和歌山にも地名のついた作品があるのをご存知でしょうか。それは坪内逍遥の舞踏戯曲和歌の浦」です。1921年(大正10年)に大阪中座で初演され、歌舞伎座でも上演されました。和製オペラ西洋音楽バレエが加わったこの舞踏戯曲を、作品の舞台となった和歌浦で鑑賞したいものです。

谷口 愛 ピアニスト音楽学者。和歌山市生まれ、ウィーン在住。東京音楽大学ウィーン市立音楽院ピアノ科を卒業。ウィーン大学大学院音楽学専修。

 

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2018-05-10 異なる楽器の響きが、一堂に楽しめるカフェ・・・

[]異なる楽器の響きが、一堂に楽しめるカフェ・・・ 09:41

今日付け、わかやま新報”とらふすクラシック・56”

 異なる楽器の響きが、一堂に楽しめるカフェ・・・

和歌山ライブの歩き方 岩橋和廣

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 毎月第3土曜日に開催されるLURUCLASSICCAFE。20回目となる5月のLURUCLASSICCAFEは、二胡オーボエハープフルートピアノという異なる楽器の響きが、一堂に楽しめるジョイントコンサートとなりました。

 1組目は、初登場!二胡の瓦野早紀子さんです。瓦野さんは、二胡アンサンブル・紅弦でも活動されていますが、今回はピアノ伴奏二胡の代表曲「賽馬」と共に「蘇州夜曲」や「ムーンライト セレナーデ」など耳馴染みのある人気曲のプログラムは楽しみです。

 2組目は、オーボエの太田愛美さん。オーボエとはフランス語で「高い音の木」。その名の通り、非常によく響き、周りを大きく包み込むような木管楽器です。のだめカンタービレで黒木君が吹いていたモーツアルトの「オーボエ協奏曲」もピアノ伴奏でお届け頂けます。

 3組目は、初登場!アイリッシュハープ川口麻紀さんとフルートの岡本万貴さんのデュオです。音色のかけ離れた二つの楽器が醸し出す典雅な美しさは、モーツァルトの「フルートハープの為の協奏曲」に代表されます。そして、今回この曲から、有名な第2楽章が演奏されます。

そして、最後に登場するのが、ピアノの小泉乃林子さん。ブラームスモーツァルトに次いで、リストの超絶技巧練習曲第8番「荒野の狩」。この曲は冒頭からフォルティッシモ、そして鋭いスタッカートが続き、まさに標題に相応しい荒々しさで締めくくります。

 30分毎にステージが転換され、異なる音空間が響き続けるこの演奏会、あなたの知らない音楽の楽しさに出会えるかもしれません。5月19日(土)14時から。チケットは1500円(フリーソフトドリンク付)限定50席。県民文化会館和歌山市民会館でチケット取扱中。WEBは、こちらから。http://musicmart-ticket.com/問合せはLURU HALL(073-457-1022)まで

 

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2018-05-03 福山朗読教室 第9回定期朗読会

[]福山朗読教室 第9回定期朗読会 08:26

今日付け、わかやま新報”とらふすクラシック・55”

 福山朗読教室 第9回定期朗読会

     ナレーションオフィスFUKUYAMA代表 福山ひでみ

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 自分の声をスピーカーから聞いたり、録音したものから聞くと、違和感があるという人は結構います。極端なことを言えば自分の声があまり好きではないという方も。けれども、「この声ではそう思うのも無理はないわね。」と思った方はこの仕事をしてきて、今まで一度もありません。

 あなたの声は指紋と同じようにあなたと他の人とを判別出来る、あなただけの物、素晴らしい宝物です。もちろん、中には発声や発音、活舌といったところをキュッ、キュッと磨けばより光を増すであろう、原石のような方もいらっしゃいますが・・・。

 その声を使って、最近、人前で自分の書いたもの以外を読んだことがありますか?小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、絵本の読み聞かせをされたことがある方も多いでしょうが、大人になってから本を読む機会は、黙読がほとんどです。

 一度、文学作品を声に出して読んでみれば判るのですが、「読む」ことにも、なくて七癖「読み癖」というものがあります。例えば「は」や「が」といった助詞がつい大きくなる「助詞力み」。「です」「ます」「ました」などの文末がすべて同じ調子になる読みなどもそうです。

 そんな自身の読み癖と格闘しながら、楽しく朗読に取り組んできた福山朗読教室と朗読グループ・イーマの皆さんと一緒に、年に一度の定期朗読会を開催いたします。9回目を迎える今年は、5月13日(日)13時30分から、和歌山県立図書館2Fメディアアート・ホール。入場は無料、どなたでも事前申し込みなしで、お気軽にお越しいただけます。

 今回の定期朗読会は、30代から80代までの出演者20数名が、それぞれ大好きな短い作品を選び、聞いていただきます。新美南吉の童話や昭和の映画俳優たちのエッセイ、それに紀州熊野の民話たちなどです。音楽の響きで華を添えてくださる藤田泰成さん(キーボード)、ミノハーポさん(ブルースハープ)と共に、皆様のお越しをお待ちしております。

プロフィール 福山ひでみ 和歌山市生まれ、大阪芸術大学放送学科卒業後、和歌山放送パーソナリティーとして活躍。その後、独立。ナレーション・朗読・MCなど「声」のスペシャリスト


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2018-04-27 図書館で学ぶ昭和歌謡

[]図書館で学ぶ昭和歌謡 14:01

今朝の朝日新聞和歌山版の【ときめく★楽音生活

図書館で学ぶ昭和歌謡

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■「歌謡曲今昔物語フェスティバル」

 図書館で、昭和歌謡を学んでみませんか? 音楽ホールを持つ県立の図書館は、全国に五つしかありません。和歌山県立図書館2Fのメディアアート・ホールはそのひとつです。

 5月5日、歌って聞いて学ぶ「歌謡曲今昔物語フェスティバル」がいよいよ同ホールで行われます。沙門宏幸さんと宮本静さんという2人の歌い手で、ステージは次のようにすすめられます。

 流行歌が誕生した昭和初期。レコード歌謡第1号といわれる「波浮(はぶ)の港」、古賀メロディーの代表作「影を慕いて」の2曲をとりあげます。歌の伝道師として歌謡史に熱心に取り組む沙門さんは、元教師のキャリアを生かして、歴史や地理の授業のような語り口で、歌の背景を伝え、歌います。

 対して宮本さんは、同じ演歌歌手ながらも、この時代の歌は、歌ったことはもちろん聞いたこともない世代。今回の歌唱は彼女にとっても新鮮で、とても勉強になると練習を重ねているようです。

 戦後の復興歌謡曲の時代は、なんと言っても天才少女・美空ひばりさんの登場です。「悲しき口笛」をひばりさんへのリスペクトをこめて、宮本さんが歌います。そして、沙門さんが“世が歌につれた“流行歌史上特筆すべき歌とする「ああモンテンルパの夜は更けて」を紹介します。

 この歌は当時フィリピンの刑務所につながれていた戦犯ビクターの歌手・渡辺はま子さんとの交流から生まれました。悲しいメロディーに包まれ、歴史を動かしたこの曲を2人で歌います。

 激動の時代の歌たちにふれる歌謡講座は、5月5日(土・祝)午後1時から、参加費は前売り1千円(当日1500円)。問い合わせは県立図書館(073・436・9530)。

LURU MUSIC 狐島 代表 岩橋和廣


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2018-04-26 ダニエル・オッテンザマー氏を迎えて

[]ダニエル・オッテンザマー氏を迎えて 09:02

今日付け、わかやま新報”とらふすクラシック・54”

 ダニエル・オッテンザマー氏を迎えて

         ピアニスト 村田千佳

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 ロリン・マゼールが最後にウィーンシベリウス交響曲第1番を振ったとき、私は偶然にもリハーサルを聴いていた。この曲はクラリネットの美しい独奏で始まるのだが、ジーンズ姿の若いクラリネット奏者が何とも美しいソロを披露マゼールと団員が温かい拍手を送っていた。当時首席エルンスト・オッテンザマーの代わりに、ご長男ダニエルが吹いていたのだ。「ああ、ウィーンフィルは、リハーサルでは若手にチャンスを与え、次代を育てる土壌があるのだなあ」と感慨を覚えたのだった。

  それから数年後、ダニエルと共演した際、その話になった。「あのリハーサルを聴いていたの?!それはラッキーというか、あの日は大変で、父が結石で倒れ病院に呼ばれて、リハーサルは頼んだ…って、なにしろあの曲は吹いたことがなかったからね。マゼールの楽屋へ飛んでいって、僕は吹いたことがありませんから誰か他の人に代役をお願いしますって懇願したら『心配いらないよ。私を見ていれば自然に音楽が出てくるから』と言われて、もう必死にやったんだよ。あれが言ってみれば 僕のオーケストラデビューだった」とウィンクをしな がら話すダニエルは、今やエルンストの跡をついで、立 派なウィーンフィル首席となり、楽団を背負って立つ 主要メンバーとなった。

 そのダニエル・オッテンザマーが、5月23日(水)、メディアアート・ホールに登場する。初めての和歌山だが、何年か前、緑風舎リサイタルを行った弟アンドレアスからこの地のことを聞いているらしく、本人は非常に楽しみにしている。クラリネットは深く豊かな音色の出る楽器だ。公演では、シューマンの美しい幻想小曲集に始まり、生粋のウィーンっ子ダニエルが繰り広げるヴェルディの「リゴレット」「椿姫」による幻想曲。途中ロマン派を彩る独奏曲を挟んで、最後はコヴァーチのオマージュ作品、これは一番のおススメです。どうぞお楽しみになさってください。

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村田千佳 ピアニスト 和歌山市生まれ。東京藝大学附属高校、同大学同大学院修了後、ウィーン国立音楽演劇大学大学院修了。大桑文化奨励賞、和歌山市文化奨励賞、和歌山県文化奨励賞受賞。


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2018-04-19 愛の二重奏〜ソプラノとメゾ・ソプラノ

[]愛の二重奏〜ソプラノとメゾ・ソプラノ 10:48

今日付け、わかやま新報”とらふすクラシック・53”

  愛の二重奏〜ソプラノとメゾ・ソプラノ

         ソプラノ歌手 矢倉愛

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 2人のオペラ歌手、ソプラノの矢倉愛とメゾ・ソプラノの堀内優子によるデュオがアイユウコです。2015年8月に結成しましたが、愛と優子と2人の名前を単純にくっつけた「分かりやすいコンビ名」です。優子とは、6年前、岩出・紀ノ川第九合唱団の公演の際、第九のソリストとして出会いました。目が合った瞬間に、フィーリングが会い「ビビっときた」のを覚えています。なんだか顔や容姿も似ていて姉妹かと良く言われ、クラシックだけでなく、歌謡曲やポップス等もレパートリーにしている所も良く似ています。

 矢倉愛として、ここ2〜3年海外で歌う機会を得ています。2016年5月ブルガリア・スタラザゴラ国立歌劇場オペラガラコンサートに出演、その際のパフォーマンスが評価され、同年6月に同劇場で開催されたヴァルナ国際オペラアカデミーで、「蝶々夫人」のタイトルロールに抜擢、念願の国際オペラデビューを果たすことができました。翌年も同アカデミーで「ドン・ジョヴァンニ」に出演させていただきました。今春には、アメリカダラスアジアアメリカユースオーケストラの定期公演で、歌わせていただきました。こうして欧米のクラシック事情に触れると、オペラが身近で日常的に親しまれていることを肌で感じてしまいます。結成以来お休みしていたアイユウコを今回復活させてみたくなったのも、そんな思いからだと思います。

 そんな2人の「デュオの世界」を、たっぷり楽しんで頂けます。オペラの世界からは、「蝶々夫人」の「花の二重唱」や「ホフマン物語」の「舟歌」などの綺麗な二重唱を、またディズニーでお馴染みの「美女と野獣」、歌謡曲の世界からは、ザ・ピーナッツのヒット曲など。ピアノに木谷悦也さんを迎え、4月27日(金)19時から、会場はLURU HALL、入場料は3000円(ドリンク付)です。問合&申込は同ホール(073-457-1022)WEBはこちらです。http://musicmart-ticket.com/

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矢倉愛 ソプラノ 和歌山市在住、大阪音楽大学短期大学部音楽学科声楽専攻卒業。オペラクラシック音楽を、より身近に提供するプロジェクト「THE OPERA WAKAYAMA」主宰


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2018-04-13 沙門宏幸の歌謡今昔物語フェスティバル

[][]沙門宏幸の歌謡今昔物語フェスティバル 20:29

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昨日、和歌山県立図書館メディアアート・ホールでの打ち合わせがおわりました。同館2Fふれあいルームで、毎月第三土曜日に行なわれている”和歌山ライブの歩き方”お達者倶楽部の例会”歌謡今昔物語”が、その前身となる新曲試聴会から通算100回をむかえる記念イベントです。 

 新曲試聴会のオープニングに続いて、一部は、沙門宏幸さんと宮本静さん二人の歌い手による昭和歌謡の60分。時代をきりとった名曲トークと熱唱で綴ります。歌謡史に詳しい沙門さんはともかく、宮本さんは初めて歌う懐メロに挑戦することになります。

 二部は公募による参加者20名がカラオケで歌う歌謡今昔物語発表会。月例会でとりあげた最新曲や懐メロを課題曲に、沙門さんの司会進行で歌います!(出場者は締め切られています)

 平成〜昭和歌謡をたっぷりと聴いて、学べる、和歌山県立図書館主催の”歌謡今昔物語フェスティバル”是非お越しください。前売1000円、当日1500円です。WEBはこちらから、お申込みできます。http://musicmart-ticket.com/event/detail/event/167


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2018-04-12 鬼若座〜心に染み渡る和の響き

[]鬼若座〜心に染み渡る和の響き 11:09

今日付け、わかやま新報”とらふすクラシック・52”

鬼若座〜心に染み渡る和の響き

       和歌山ライブの歩き方 岩橋和廣

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 今年から始まったLURU CLASSIC CAFE、春夏秋冬!日本音楽を楽しむVol.2は春、津軽三味線、和太鼓、篠笛のユニット・鬼若座ーONIWAKAZAーによる、心に染み渡る和の響き〜です。

 鬼若座は、津軽三味線の三木久美夫さんと和太鼓の田原由紀さん二人が、 2016年4月にユニットを結成したことからはじまり、翌年には「鬼若」として活動を開始します。さらに民謡歌手の亀谷千香子さんが加わり「鬼若座」となり、和太鼓、篠笛、津軽三味線に、民謡の歌声が響くユニークなユニットとして各地のイベント等で活動されています。

 三木さんは、和歌山県有田川町出身。三味線プロ演奏家グループ「龍翔天舞」や 津軽三味線 デュオ「龍絃」の主宰を務め、津軽三味線紀州龍絃会」の会主でもあり、ソロやグループでと多様な活動を重ねています。現在有田川町在住。田原さんは、奈良県出身。和太鼓チーム「打打打団 天鼓」に入団。欧州中東アジアなど、海外での公演実績も多く、恵まれた体躯からくり出されるしなやかなバチさばきは、力強い響きと華やかな軌跡を生み出します。亀谷さんは、京都出身日本民謡亀千会会主。全国青森県民謡コンクールで、数多くの受賞を重ね、細川たかしさんや長山洋子さんとも競演されています。

 今回の曲目は、津軽民謡の「津軽あいや節」「 津軽じょんがら節」「津軽タント節」などに加え、創作オリジナル「ATONISH YOSARE」も披露されます。「ソーラン節」「花笠音頭」などの各地の民謡津軽三味線の音色によく合う「荒城の月」や「月の砂漠」などの童謡・唱歌、「涙そうそう」など沖縄の曲も予定されています。

 元気で力のでる邦楽クラシック、聞いて楽しい純邦楽、日本音楽を楽しむコンサートは4月21日(土)14時から。チケットは2500円(フリードリンク付き)、限定40席です。お申込みはLURU HALL( 073-457-1022)まで。


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2018-04-05 クラシックの新人演奏会

[]クラシックの新人演奏会 11:26

今日付け、わかやま新報”とらふすクラシック・51”

クラシックの新人演奏会

       和歌山ライブの歩き方 岩橋和廣

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新人演奏会の季節がやってきました。クラシック音楽を学ぶ優れた若人達を広く県民に紹介し、県下の音楽文化の振興と向上を図る演奏会、今年は46回目を迎えます。過去800名を超える新人演奏家たちがこのステージに立ち、第5回の斉藤言子さん(声楽)、第14回の西陽子さん(箏)など各界で活躍するアーティストを輩出してきました。

 新人演奏会は、声楽、器楽、作曲、邦楽クラシック部門に、20歳以上35歳以下、和歌山県にゆかりのある方なら、どなたでも出演することができます。まず専用用紙で申込み、公開オーディションに参加(無料)します。オーディションの曲目は自由で、演奏時間は5分以内。オーディション審査で合格すれば、新人演奏会に出演となります。新人演奏会は、オーディション曲を含めて自由、演奏時間は12分以内です。演奏会後も、各種コンサートの出演機会が用意されています。

 しかしながら、ここ二年のオーディション参加者は、10名台と最盛期のほほ半分だったようです。やはり少子化で、音楽人口も影響を受けているのでしょう。中でも演奏技術のマスターに、長い鍛錬のいるクラシックは、世界的にも厳しい状況にあると思います。とはいえ、多くの先輩たちと一緒になって、気軽にクラシックを聞く機会を広げ、大人も子供もクラシックの楽しさを、生で、日常的に体感してもらうことができれば、なにか変わるような気がします。新人演奏会の取り組みは、その中核となるプロジェクトです。ひとりでも多くの、オーディション参加と、公開オーディションや新人演奏会への観覧を願うものです。

 出演の締切りは4月13日(金)と迫っています。また、観覧無料の公開オーディションは5月13日(日)13時から。合格者による新人演奏会は8月12日(日)13時30分からで、入場料は1000円。いずれも会場は県民文化会館大ホールです。問合せは、同館(073-436-1331)まで。


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2018-03-29 県立図書館と「きのくに音楽祭」

[]県立図書館と「きのくに音楽祭」 17:45

今日付け、わかやま新報”とらふすクラシック・50”

県立図書館と「きのくに音楽祭」

       和歌山ライブの歩き方 岩橋和廣

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和歌山県ではじめてのクラシックの音楽祭「きのくに音楽祭」が、来年10月の3日間、県立図書館メディアアート・ホールを中心に行われることが発表されました。同館のコーディネーターのひとりとして、嬉しい限りです。同館の新たなクラシックへの取り組みは、所蔵されていた越智コレクション・3000枚を超えるクラシックレコードの作品リストを作り、試聴環境の整備からはじまったと思います。2012年のことです。今では、毎週のようにレコードコンサートが開かれ、熱心な音楽ファンの集う場になっています。

翌年より始まったMahライブラリー室内楽定期演奏会は、地元ゆかりの演奏家や世界的な演奏家を招いて回を重ね、この春で22回目を迎えます。そういうことで、今では、土日の稼働率が一番の人気ホールになってきたようです。この間、東京藝術大学学長の澤 和樹先生に、音楽監督に就任いただき、そのご指導の下に取り組めたことは幸運でした。

澤先生を総監督として開催される「きのくに音楽祭」には二つの大きな特色があります。ひとつは、図書館が中心ということです。音楽ホールをもつ図書館は全国的にも少ない上、昨年より紀州徳川家ゆかりの世界的な音楽資料「南葵音楽文庫」が、同館で公開されています。このように、書と音がコラボする音楽祭は、世界的にもユニークなのです。もうひとつは、洋楽中心のクラシック音楽祭に、箏などの邦楽の視点が加わったことです。世界と日本が音楽でクロスすることは、未来志向の音楽祭としてとても大切とおもいます。

図書館はもちろん、文豪ゆかりの和歌の浦・あしべ屋妹背別荘や徳川ゆかりの養翠園、和歌山城などで開かれる音楽祭。地元の皆さんの応援で、いつかは世界中から聴衆が集う素晴らしいフェステイバルになるに違いありません。早期エントリーのサイトが立ち上がっています。是非ご覧ください。http://kinokuni-fes.com/


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2018-03-22 朗読カフェでお待ちしています

[]朗読カフェでお待ちしています 18:09

今日付け、わかやま新報”とらふすクラシック・49”

朗読カフェでお待ちしています。

     ナレーションオフィスFUKUYAMA代表 福山ひでみ

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 朗読は「朗々と声を出して、詩歌や文章を読み上げること」と一般的に言われています。「読む」という行為には二種類あり、声を出さずに読む「黙読」と声に出して読む「音読」です。では「音読」と「朗読」との違いは「朗々と声を出す」ことだけでしょうか?いいえ、音読が朗読になるためには「表現する」行為が加わらなくてはならないのです。ただ朗々と声にたてる読み、淡々と伝える読みではなく、私どもが目指しているのは「表現読み」もしくは「ドラマチックリーディング」といわれるものです。朗読の技術を磨き、経験を積み重ねていく中で到達できるものでしょう。聞き手が耳を傾け、作品世界に入ることができ、感動を得られる朗読です。

 そんな朗読に魅せられて数十年、和歌山市フォルテワジマ近くに朗読教室を開き、生徒さんはもとより、音楽やデザインなどで支えてくださる仲間にも恵まれて、毎年、県立図書館2階のメディアアート・ホールで二つの朗読コンサートを開催させていだだくようになりました。春には「定期朗読会」(今年は5月13日日曜日)夏には戦争の悲惨さ、命の大切さを問う「明日をつむぐ朗読会」(同8月26日日曜日)です。

 そして、今年は朗読教室10年。念願だった朗読CD「芥川龍之介作 藪の中」を出すことができました。7人の登場人物を読み分けることは長く私の目標であり、夢だったものです。このCDは和歌山のCDショップやネット通販で扱って頂いています。また、発売を記念して、私どもの朗読の楽しさを体験していただける「福山ひでみの朗読カフェ」を定期開催(奇数月)させていただいています。私はもちろん、教室の仲間たちが朗読し、お茶を飲みながら、気軽に楽しむことができます。近くの開催は、3月30日(水)14時から、和歌山市狐島のLURU HALL(問合:073-457-1022)、1000円でドリンクが付きます。皆様のお越しをお待ちしています。

=プロフィール 福山ひでみ= 和歌山市生まれ、大阪芸術大学放送学科卒業後、和歌山放送パーソナリティーとして活躍。その後、独立。ナレーションオ・朗読・MCなど「声」のスペシャリスト


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