本日付け。とらふすクラシック・83。
スタインウェイ選定記念 デュオリサイタル
和歌山ライブの歩き方 岩橋和廣
この春、東京藝術大学学長でバイオリニストの澤和樹先生と奥様のピアニストの蓼沼恵美子先生、お二人の演奏会がLURUHALLで行なわれました。シューベルトやブラームスなどソナタ4曲を二日連続で演奏されたのです。素晴らしい演奏会だったのですが、さすがに永年使っていたピアノが悲鳴をあげそうになり、両先生のご提案で、この小さなホールに相応しい新しいピアノとして、スタインウェイB211を撰ぶことになりました。
世界の名器として知られるスタインウェイの中でも、B211は、開発されてから100年以上もたち、多くのピアニストたちから「完璧なピアノ」と呼ばれるモデル。ドイツのハンブルグで職人さんの手作りで作られますが、やはり、木の楽器、一台ごとに微妙に響きが違うのです。そこで、どの個体にするのか選定が要るのです。
今回の剪定は、蓼沼先生とLURUHALLの杮落としから、何度も演奏をお願いしている宮下直子先生のお二人にお願いしました。東京のショールームに、あらかじめ選ばれた3台のピアノが並んでいます。お二人で何曲か交代で弾いては、聞いていきます。そして、同席の全員の意見が一致した、優しい音色の一台に、決まったのです。
6月にLURUHALLにやってきたこのスタインウェイで、何度か演奏会がおこなわれ、ホールにマッチした音色に、「こんな豊かなピアノは聴いたことがない・・」など、嬉しい声を数多くいただいています。
11月25日(日)15時から、選定いただいた二人のピアニストによる、ソロあり4手連弾ありの楽しいピアノリサイタルが開かれます。ドビュッシー「小組曲」、ショパン「子守歌」、シューマン「子供の情景」、シューベルト「幻想曲」など、新しいピアノの音色にぴったりのプログラムです。終演後には、ピアノ談義が楽しいスパークリングワイン&軽食パーティ付、5000円。限定33席です。問合せは、LURUHALL(073-457-1022)
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