鍵の選びし六人 (2日目 6:00)

うみねこのなく頃にエピソード4までの完全なネタばれを前提とした、二周目のプレイメモです。未プレイの方はどうぞご注意を。

ゲストハウス

  • 嘉音くん視点。源次さんと会話。
  • 嘉音くんは深夜勤から早朝勤に連続シフト。このようなきついシフトは普段はなく、親族会議だけの特別体制。
  • 屋外へ。薔薇庭園は一晩で荒れてしまった。
  • 凝り性の郷田さんは、朝食の用意のためにもう起きているだろう……と考える嘉音くん。
  • 凝り性なんだ……。
  • 源次さんが屋敷を開錠。朝の開錠は使用人の仕事。
  • 屋敷を施錠するようになったのは夏妃に命令されてからで、それまで施錠の習慣はなかった……という件はたびたび説明されますけれど、強調するに足る何かの伏線なのでしょうか?
  • カーテンを開けながら屋敷を一巡。
  • 郷田さんのことを嫌っているわりに、郷田さん自慢の料理には期待しており、匂いをかぐ前からお腹を疼かせる嘉音くん。かわいい。
  • 厨房。"もちろん"郷田さんはいない。
  • 郷田さんが寝坊しているのかと疑い、使用人宿泊室の電話を取る嘉音くん。でも、電話は通じない。ツー。電話が壊れるのはよくあることなので、嘉音くんは特に疑わない。

夏妃自室

  • 目覚める夏妃さん。
  • 唯一平穏でいられるこの部屋から外に出たくない……と妄想する夏妃さん。
  • それでは金蔵と同じではないか、と苦笑。「妄想」の代わりに「頭痛」を呼び覚まして日常に戻る。
  • 普段は引きこもりの金蔵に悪態をついているのに……という夏妃さんの描写。夏妃さんは必ずしも金蔵をよく思っていない節がある、と思っておきましょうかの。
  • ドアノブの内側にはサソリのお守り。
  • 夏妃さんは思い出の小物入れから、朱志香と約束したお守りを取り出す。直径10センチ程度の丸鏡。祖父の形見分けとして祖母から送られた魔除けの霊鏡。
  • 源次さんが現れ、内線電話の故障を告げる。客の滞在中は修理不能
  • 郷田の寝坊の件も耳に入れる。夏妃さん憤慨。
  • そして、ペンキ?まみれのドアノブに気づく。血まみれの手でドアノブを掻き毟ったような演出。

客間

  • 絵羽さんと秀吉さんも起床済み。
  • 嘉音さん屋敷とゲストハウスを見回るも、見つからない郷田さん。先に朝食を支度せよとの夏妃さんの命令。
  • さらに、蔵臼さん、留弗夫夫妻、楼座さんの姿もないことが告げられる。
  • まだ遺産の話が続いていて、海岸にでも行っているのではないかと夏妃さんの予想。
  • 絵羽さんと秀吉さんは24時過ぎにベッドに戻ったとのこと。あまり信用は出来ない発言ですが……。
  • 金蔵を呼びに行くよう夏妃さんをせき立てる絵羽さん。
  • 源次さんが、夏妃さんに金蔵の部屋のキーを託す。扉越しでは説得できないだろうから……と理由をつける源次さん。
  • 自分には冷たいと思っていた源次さんに対する印象を改める夏妃さん。

 夏妃さんに鍵を託す源次さん。これは普段ではありえないイベントのようなので、すごく怪しい。あるいは源次さんは、夏妃さんを金蔵の部屋へ向かわせるよう、誰かに命じられているとか。金蔵が死んでるのが本当ならなおさらです。

 仮説。ここからはじまる夏妃さんと金蔵の会話シーンは幻想。実際の夏妃さんは、金蔵の部屋で手紙か何かのメッセージを受け取る。そしてその後は、手紙のメッセージに従って行動していた……とかそういうシナリオ。

ゲストハウスの子供

  • 戦人さん視点。自分と穣治さん、朱志香さんは寝ていて、真里亞ちゃんだけが起きている……という状況を説明する、戦人さん。まあツッコミどころではありますね。視点の混乱。直後、完全に真里亞ちゃんの視点に移行したようで、「俺」ではなく「戦人」という記述になります。
  • 真里亞ちゃんにたたき起こされて、戦人さん視点に復帰。
  • もうすぐ7時という時間。
  • ママがいない、と唸る真里亞ちゃん。母の姿が見えなくて寂しいというより、いると思ったらいなかったことが肩すかしで不愉快だった風に見える、という描写が意味深。

金蔵の部屋

  • ノックに反応はない。キーで扉を開ける夏妃さん。金蔵は起きている。
  • 金蔵の姿が現れた時点で、既に幻想パートに突入している可能性は極めて高いですね……。
  • 源次がキーを渡したと聞き、友がそれに足ると判断したのなら話を聞かないわけにはいかない、と納得する金蔵。幻想パートだからといって、無視してはいけない記述であるように思われます。
  • 金蔵に下には降りないと断言され、諦めて戻ろうとする夏妃さん。
  • "普段の金蔵とは別人のような落ち着いた優しい声で"夏妃さんに声をかける金蔵。
  • 金蔵「蔵臼が女で、夏妃が夫であったなら」「お前の心には確かに片翼の鷲が刻まれている」
  • 夏妃さんのこれまでの努力全てを報いて余りある言葉。これは夏妃さんの願望?

 幻想パートの解釈には、次の最低二通りが考えられます。

  • 現実パート/幻想パート はそれぞれ確固とした二軸であり、両者を比較すると矛盾が生じるものの、それぞれの軸を単独で見た場合、矛盾は生じない。「幻想パート」はそれ自体が一貫して存在する、無矛盾な体系である。
  • 幻想パートはその場その場で生成される虚構であり、一貫しない。たとえば、夏妃の幻想と絵羽の幻想、真里亞の幻想、縁寿の幻想はそれぞれ別物であり、互いに矛盾する。

金蔵の態度が夏妃さんの願望であるとすると、後者の説が採用されることになりますが、それだとますます話がややこしくなっちゃいますね……。

  • 書斎を出た階段で、絵羽さんとすれ違う夏妃さん。金蔵を呼べなかったことを指摘する絵羽さんの皮肉を意にも介さない、堂々とした態度になる。
  • 悔しがる絵羽さん。けれど金蔵の扉を叩いて逆鱗に触れる勇気もなく、扉をひっかくような仕草をして後を追う
  • 扉をひっかく……サソリのドアノブの件を思い出します。示唆かミスリードか考えすぎか。
  • このように自信満々の夏妃さん。幻想パートでは金蔵に認められたからという理由づけがされていますが、金蔵が死んでいるのが事実だとすれば、金蔵の部屋で見つけた"何か"が彼女に自信を与えたとも考えられます。単に、頭痛が高じてまじで非魔法的な幻覚見ただけという可能性も捨てられませんが……。
  • 金蔵の死体が片付けられていたことを確認したから、安心したのだ……という仮説があるようです。納得度の高い説ですね。

客間

  • 客間に戻ると、子供たち4人と南條も合流済み。
  • 機嫌の悪い真里亞ちゃんのために、TVを見せる子供たち。真里亞ちゃんはTVで機嫌を直す。
  • そして、そんな子供たちを幸福そうに眺める南條さん。チェス関係の本を読んでいる。この時南條さんは、何を考えているんでしょう……。
  • 誰も見つけられず戻ってくる嘉音くん。夏妃さんは呆れ、彼らを放置することにして退室。
  • 夏妃さんが退席した後、しかし薔薇庭園の倉庫の様子がおかしいと告げる嘉音くん。仕様人室に鍵を取りに戻ってきたとのこと。
  • "普段は物怖じしない嘉音が言いよどんでいる"……という描写。やはり嘉音くんは引っ込み思案なわけではなく、単に無愛想と認識されている様子。絵羽、秀吉、源次と共に確認しに行くという流れに。
  • この件、まずは夏妃さんに報告するべきだったわけですが、その天敵である絵羽さんを先に連れてきちゃった嘉音くん。これはこれで軽い失態になるのでしょうか。

薔薇庭園倉庫前

  • 絵羽さんと秀吉さんを引き離して走って来ちゃった嘉音くん(と、名前は出ないけど源次さん?)。秀吉さん息切れしてる……。
  • 倉庫のシャッターに赤黒い魔方陣。血を連想。二十の円の中に、四方の先が広く誇張された十字架。
  • 夏妃さんの部屋で見たものと同等のものであることに思い至る源次さん。
  • シャッターを上げる嘉音くん……とここで場面転換。引っ張りますねえ。お約束。

客間

  • 駆け足で戻ってくる源次さん。"息を切らすことすら使用人の美徳に反すると考える源次が、ぜいぜいと肩で息をしている"。演技かどうか分かりませんが、源次さんも相当慌てていると。
  • 南條さんと夏妃に、ことの次第を伝える源次さん。夏妃さんは運んできた配膳台を放置して駆け出す。
  • 異常に気づいた子供たち。TVを見る真里亞ちゃん一人を残して追いかける。

 ここで真里亞ちゃん一人の時間ができます。このタイミングで、さらに誰かの接触があった可能性も考えられますね……。

再び倉庫前

  • 見るな! と子供たちを制する夏妃さん、絵羽さん。犬猿の仲でも、子供を気遣う気持ちは同じといったところでしょうか。
  • とはいえ、二人のいずれかが事件に関わっている可能性はかなり濃厚。
  • 死後6時間以上は経過しているだろう、と南條さん。直後、町医者の自分に滅多なことは言えないと打ち消す。一回言ってから打ち消す、打ち消されるというパターンがこの人には多いので、これもポーズかも?
  • 穣治さんは絵羽さんに、朱志香さんは夏妃さんに、それぞれ抱きとめられて現場を直視できない。戦人さんだけは、両親が二人とも目の前で死んでいるわけで、抱きとめる人もいない。現場を直視する戦人さん。
  • "顔面を耕す" 改めて、すごい表現。
  • 「…顔がねぇ…、顔がねぇよ…。」「死者ってのは安らかに眠る顔ってやつを拝ませてくれるんじゃねぇのかよ?! 顔がねぇんだよ、俺の親父と、霧絵さんの顔がねぇんだよッ!!」「親父たちのことを思い出す時は、このぐちゃぐちゃの化け物みてぇな顔をいつも思いだせってのかよ?!」
  • 顔が半分残っている蔵臼はまだマシだ、という戦人さんの発言に、朱志香さんが悲鳴を上げる。思わぬ言葉が暴言になる。
  • 穣治さんの足に抱きついて、なりふり構わず泣きわめく戦人さん。
  • 人の死の確定と同時に、雫が落ちるような効果音。死亡TIPSが開いた合図。
  • 紗音さんの惨い死に顔を見ず、昨日の別れ際の笑顔を最後の思い出にしろ、と穣治さんを気遣う秀吉さん。
  • 穣治さんと反対に、紗音さんの死に顔を目に焼き付ける嘉音くん。
  • 紗音さんが左手の薬指にダイヤの指輪をしていることを、穣治さんに伝える秀吉さん。ここで秀吉さんは良き父親ですが、ここで得られる紗音さんについての情報が全て秀吉さんを経由した間接情報であることも無視できません。
  • 紗音さんの死に顔を確認したと確定しているのは秀吉さんと嘉音くんだけ……共に容疑が濃厚な二人です。二人が共犯なら、紗音さんが生きる死者になることが可能。
  • 死んではいないので、「死体の身元を保証する」という赤字も凌げると考えます。
  • 紗音さん、蔵臼さんは顔が半壊。本人確認可能。
  • 霧絵さん、留弗夫さん、楼座さんは顔面全壊。本人確認不可能。
  • 郷田さんは……微妙。TIPSで確認すると、口元が残っているようにも見えます。
  • 取り乱してはいない夏妃さん。責任感から気丈を保っているのか、それとも別の意図があってのことでしょうか。
  • 本館に戻る子供たち
  • 夏妃さんは死者の顔を覆おうとするが、絵羽さんが現場保持を主張。受け入れる夏妃さん。
  • シャッターを施錠した上で、さらに別の施錠が必要だと主張する夏妃さん。シャッターは密室状態であったため、犯人が鍵を持っているはずだとの判断。
  • ただし鍵は嘉音くん、源次さんも触っているため、指紋的な証拠能力は低い。
  • まあ、警察捜査が介入することはないわけですが……。
  • 倉庫の鍵はひとつだけ、と源次さんが説明
  • 嘉音くんは使用人室から鍵を持って来た。犯人がこの鍵を使用した場合、一度奪った鍵を使用人室に戻したことになる。これは不自然。
  • 施錠は犯人の時間稼ぎのためと想像できるが、ならばなぜ扉に目立つ落書きをしたのか?
  • 時間稼ぎの意図はなく、遺体を発見させるのが目的だったとすれば、鍵を閉めたのはなぜ? 単に不可能性を演出したかった?「鍵を使える者」を限定して、犯人をミスリードするため?
  • 扉には、倉庫内にあった新しい南京錠が取り付けられる。鍵を預かったのは夏妃さん。夏妃さん暗躍の伏線? でも、この後で倉庫に立ち入る利点も思い出せませんが。

TIPS

6人の死亡TIPS。

  • 蔵臼さんに関して、「全ての始まり」という記述。彼の死が必然であるようにも読めます。
  • 留弗夫さん、霧絵さんは、郷田さんに関しては、運が悪かった、ルーレットに当たっただけとの説明。
  • 楼座さんの項は「また会えるよ。だから寂しくない」紗音さんの項は「大丈夫。黄金郷でみんな蘇る。」楼座さんの項はあからさまに真里亞ちゃん視点のように思えますけど、紗音ちゃんの項も意味深。

惨劇の開幕 (2日目 8:45)

うみねこのなく頃にエピソード4までの完全なネタばれを前提とした、二周目のプレイメモです。未プレイの方はどうぞご注意を。

客間

  • 惨状を目の当たりにして帰ってきた者たちを出迎えたのは、TVの幼児番組を見ながらけたけた笑う真里亞ちゃんの笑い声。真里亞ちゃんの不気味な側面が、少しずつ示唆されていきますね。
  • 子供たち、嘉音くんは生気が抜けたよう。秀吉さんは今も取り乱しがちで、興奮と恐怖が抑えられない。
  • 金蔵さんの部屋へ向かう夏妃さん、それについて行く絵羽さん。
  • 熊沢おばあちゃん、本日初登場。食堂に血が、とのこと。
  • 報を受けて真っ先に走ったのは穣治さん。反応の早さから、落ち着いた表層を保ちながらも遺族の中でいちばんキレている可能性が想像できます。
  • 食堂の床に相当の血だまり。昨夜ここで殺されたらしい、と南條さんの見立て。昨晩はずっとここで会議していたので、不自然はありませんが……。
  • 南條さん&使用人か、絵羽夫妻か、夏妃さんか、いずれかのグループが嘘をついている可能性は極めて高いと思われます。あとは、死亡確認できない楼座さんと留弗夫夫妻も候補ですが……
  • って結局皆ですやん。ついでに子供たちだってフリーですし、アリバイによる限定はほとんど不可能ですね。。
  • ただし、留弗夫夫妻の偽装死体疑惑は、後に赤文字で否定されてましたよね。「身元不明死体について、その身元を全て保証する」と。参考
  • 日常の風景の一コマだった食堂が惨劇の舞台となったことに、取り乱す朱志香さん。

客間

  • 警察に無線が繋がらない。
  • なんとか新島に行けないか、と主張する秀吉さん。この天気では無理だと南條さん。
  • でも、無理矢理島まで船で強行軍するシナリオとかがあっても面白いかもしれませんね
  • 蔵臼さんがボートを所持しているが、修理中で島にない。船自体が島にないということですか……。
  • 真里亞「誰か死んじゃったの?」他人事のような、きょとんとした言い方の真里亞ちゃん。いよいよ怪しくなってきました。
  • さすがに怒りを感じて、楼座も死んだことを無造作に告げる朱志香さん。真里亞ちゃんの反応は薄い。
  • 戻ってきた夏妃さんと絵羽さん。金蔵は部屋にいなかった。この二人が共謀していると言うことは……ありえないとは言えませんけど。
  • 指輪を渡され、恥ずかしがって当番でないはずの屋敷に行き、結果として死んでしまった紗音さん。自分を呪う穣治さん。この偶然がなければ、死んだのは誰だったのでしょう。
  • 穣治をそっとしておいてあげて欲しいと親心を示す絵羽おばさん。勘ぐるなら、息子に取り入る悪い虫である紗音さんを絵羽さんが葬った、と見ることも。
  • 悲しみが徐々に怒りに換わっていくのを感じる戦人さん。
  • 絵羽さんと軽い推理。使用人室の鍵には特に名前が明記されていないものがずらりと並んでおり、予備知識なく正しいひとつを選び出すのは不可能。まあ、事前に聞き出しておけば何とでもなるところですが。
  • 使用人が全員グルだったら、全部説明つくよね……という話。まあ何とでも言えます。
  • たとえ犯人を名探偵ばりにズバリ指摘できても、相手の方が数が多かったら殺されて終わりだよね、という話。
  • チェス盤をひっくり返すと、使用人に疑惑の目を向けさせるためのミスリードということになる。使用人たちが、わざわざ自分たちに疑惑を向けさせるような状況を整えるはずがない。
  • 警察が来ればすぐ分かることなのだから、「あえて自分たちにあからさまな疑惑の目を向けさせて、そのあからさまさゆえに逆に否定する」という戦法もとれないはずだと戦人さんの推理。ただし、使用人たちは「警察は来ない」と知っている可能性がありますね。
  • 動機の面では、身内に死者が出ていない絵羽おばさんが最も怪しい、と戦人さんの推理。
  • 兄弟が死んで、遺産は絵羽さんだけのものになる……と絵羽さん自身が言ってますけど、そうなんですか? 子供たちに権利が継承されるということはないんでしょうか。参考
  • とにかくそのことを隠し立てはせず、むしろ自分を陥れるための罠ではないかと言う絵羽さん。絵羽さん夫妻は24時過ぎに眠くて退出、ゲストハウスで眠ったとのこと。
  • 強欲な絵羽さんが、あの大事な会議を「眠いから」という理由で抜けてさっさと眠っちゃうというのが、どうもしっくり来ませんね……。
  • ゲストハウスに戻ったこと自体は、源次さんが出迎えたというのを確認すれば裏が取れます。本当に24時頃に戻ったとすれば、時間的にアリバイを成立させることが可能? もちろん、トンボ返りした可能性もありますが……リスクは少々高いですね。

絵羽夫妻犯人説の場合、
絵羽さんと秀吉さんが6人を殺害→紗音さんを殺されて怒った穣治さんが両親を殺害→?
という流れが考えられますね。

  • 遺産目当てなら、こんな殺し方をする必要はない、と絵羽さんの指摘。
  • 戦人「営利で人を殺すなら、それは常に殺人に見せるべきではない」
  • 「探偵がチェス盤思考すると予想して、あえてそのようにした」というところに推理を及ばせると、チェス盤思考は何度も回転を繰り返すことになり行き詰まる。
  • 魔法に詳しい真里亞ちゃんに、魔方陣の説明を求める大人たち。
  • 書かれていた文字は英語ではなく、なにかの古代文字っぽかったとのこと。
  • 円周部の頂点に、小さなマークがあった。小さな丸を5つ十時状にに並べ、それぞれを直線で結んだようなマーク。言葉で説明されてもイメージできない……。
  • 「きひひひひひひ」出たこれ。
  • 「こんなの見てわっかんないかなぁ」真里亞ちゃん、マニアックな知識をひけらかすいけ好かないガキモードに突入。
  • 太陽の7の魔方陣ヘブライ語
  • マニアックな魔法的講釈開始。うーん、装飾っぽいので全部写す気にはなれませんが、どこかにまとめとかありませんかね。
  • いかなる牢獄であろうとも束縛から逃れ、自由を得られる力を授けられる。
  • この魔方陣の効力は、被害者でなく犯人に与えられたという真里亞ちゃん。生け贄を捧げるという文面がヘブライ語で書かれている。
  • しがらみや運命から逃れたのは誰? 金蔵から解き放たれた使用人、愚鈍な主人から逃れた夏妃さん……何とでも言えます。
  • "そして次は何が起こるってんだ? 山羊の仮面でも被ったおかしな連中が盆踊りでも始めるってのかよ…!" 戦人さんの嘆き。だいたい合ってる。
  • 留弗夫さんとの昔の会話の記憶。留弗夫さんは、オカルトを否定する。そんなものは、心に余裕のある人間の持つ娯楽だと。
  • 「機嫌を悪くした女房の方が一億倍も怖ぇ」時期的に、明日夢さんのことだと思われます。優しそうな人というイメージがありましたけど、明日夢さんも留弗夫さんに対しては強気に出られるんですね……。
  • ともかく、戦人さんの強力なオカルト否定、魔法防御は留弗夫さんの発言に由来すると考えることが出来ます。
  • ということは、幻想サイドの設定的には、留弗夫さんも魔法防御が高い?
  • オカルトなんかあるかと気を取り直す戦人さん。BGMかっこいい。
  • さらに霧絵さんが心に語りかける。チェスにおいての終盤戦では、有効な手の選択がどんどん限られていく。自分が追い詰めている、あるいは追い詰められている時、両者の手は限りなく読みやすくなっている。「打つ手なし」と思った時こそ、もっとも手を読みやすい瞬間。そういう限定的な状況でこそ、チェス盤をひっくり返すことが有効になる。
  • 方陣は本格的。ゆえに、「本格的な知識を持つ者だけに伝わるメッセージ」が込められている、との推理。
  • 客間のシーンが続く。夏妃さんが、ウィンチェスター銃を持って登場。
  • 子供サイズの鉄砲という戦人さんの印象。かなり小型。西部劇にはまっていた頃の金蔵のコレクション。たぶん違法。どうか内密に……と源次さん。
  • 絵羽「私がいくら触らせてって言っても、指一本触れさせてくれなかったやつよぅ」お爺ちゃん相手に度胸ありますね絵羽さん……。
  • そして、相互監視体制に。

オカルト (2日目 13:00)

うみねこのなく頃にエピソード4までの完全なネタばれを前提とした、二周目のプレイメモです。未プレイの方はどうぞご注意を。

厨房

  • 食事のこともあるので、客間に完全に籠もるのは無理と判断した夏妃さん。使用人の3人が厨房へ出ることを許される。その後片付けのシーン。
  • 嘉音くんと源次さんの会話。紗音さんの惨い死に様に怒り、源次さんから情報を集めようとする嘉音くん。
  • 紗音さんは運が悪かっただけ、という源次さん。
  • 源次さんはどこまで知っているんでしょう。このシーンまで幻想だとは、あまり考えたくありませんが……。
  • 夏妃さんの部屋の塗料跡と、倉庫のそれは同じものだったと源次さんの証言。「ドアノブを引き抜こうとするかのような」「ドアを開けたかったが開けられなかった」
  • EP1の時点では、源次さんってまだ饒舌な印象がありますの−。
  • 嘉音くんはサソリのお守りの件を知らない。どうして夏妃は助かったのか? 夏妃が死んでいれば紗音は死なずにすんだのに……とか酷いことを言う嘉音くん。この件は元々は朱志香さんがサソリのお守りを夏妃さんに渡したことが発端なので、朱志香さんに遠因があるとも言えますね。
  • そこに戦人さんが現れる。トイレに抜けたとのこと。夏妃さん、トイレのための単独行動は許してくれる様子。
  • 先ほどの話に出たベアトリーチェの件について、詳しく聞かせろと迫る戦人さん。黙る嘉音くんの胸ぐらを掴みあげる。乱暴だめぇ。
  • オカルトを大真面目に主張し始める使用人たち。
  • ベアトリーチェは実在するのだ、と使用人の主張。ベアトリーチェは源次さんより長く仕えている。
  • ベアトリーチェには体がないから見えない。ベアトリーチェ自身がそれを望まないと見えない。
  • ベアトリーチェは時折、輝く蝶の姿に身を変える。見かけても、決して追いかけてはならない。追えば不幸がある。(大けがを負って辞めた使用人の一件)
  • ベアトリーチェは、自身の存在を疑う者を好まない。疑えば不幸がある。
  • 「…おいおい、よせよ。俺、そういうのは弱いんだぜ…? 脅しっこなしにしろ。い…。」
  • え、弱いんですか? 魔法防御は高いのに……。
  • 真里亞ちゃん登場。波長の合う合わないは生まれつき。戦人は生まれつき波長が合わない。ベアトリーチェのいちばん嫌いなタイプ、とのこと。
  • 戦人さんをおもっくそコケにしまくる真里亞ちゃん。このモードの真里亞ちゃんって、EP3、EP4ではほとんど出てきませんでしたよね。
  • 真里亞ちゃんが「ベアトリーチェさま」って言った。表記揺れ? キャラ揺れ?
  • 戦人さんの背後、誰もいない空間に使用人の視線が集中している。偶然? 雰囲気に呑まれている戦人さんの錯覚? 使用人たちが示し合わせた演技?
  • 昨日渡したサソリのお守りがなかったらとっくに呪いが降りかかっている、死んだのは戦人だった、と言う真里亞ちゃん。
  • お守りはなくしてしまったから、お守りのせいで生き残れたわけじゃない! とハッパをかける戦人さん。これはブラフ。
  • 戦人「クラスの女が霊感がいいの悪いのって言い出すのを聞いてると虫酸が走るのさ!」 あ、高校生らしいセリフ出た。

客間

  • トイレなどの事情もあるので、客間に缶詰になれという号令は現実問題不可能であり、撤回される。ひとりで行動しない、部屋から離れないという条件。
  • 魔女ごっこは終わったというように、またうーうーモードに戻る真里亞ちゃん。あー、戻ったりするもんなんですね。
  • 戦人さんは先ほどの厨房の一件で、自分の背後には何の気配も感じませんでしたが、真里亞ちゃんの中にはその気配をわずかに見いだしたと言います。EP4で展開される真里亞ちゃんとベアトリーチェの繋がりを考えると、ここでその示唆が現れるのは興味深いです。
  • 真里亞ちゃんの豹変は、これが初めてではない。年にせいぜい数回しか会わない朱志香さんが「たま〜にあるぜ」と言うくらいなので、そこそこの頻度で生じている様子。
  • 戦人「二重人格? 本当に霊感が強い?」 穣治「そういうのじゃないと思うよ」
  • 穣治さんが言うには、子供と大人の差は知識と経験の差。成長期の子供は、そこで他人の持ち得ない知識や経験を持とうとする。真里亞ちゃんの豹変もそれではないか、と。中二病的な解釈で説明。
  • 真里亞くらいの年なら、そういった豹変は珍しいものではない、と結論。影羅とか……。
  • アイデンティティは自己形成のために大切な者だから、それを丸ごと受けとめるのが親の包容力というもの……と穣治さんがいい感じにシメ。
  • ただし楼座さんは真里亞ちゃんの豹変を嫌っており、変な声で笑ったりしたら必ずビンタしていたとのこと。真里亞も懲りて、楼座さんの前ではそういうことをしなくなった様子。

 実際問題として、現実サイドの話としての真里亞ちゃんの豹変は、この説明でいいんじゃないかなと思っています。ただし、だからそれらは無意味な妄想でしかないのだ、と切って捨てるのではなく、それをひとつの価値観として、確固とした世界体系にまで拡張したのがベアトリーチェの魔女幻想と言えるのかなと。

 他人の妄想に共感する必要はないが、否定する必要もない。その人が大事にしている世界として受け入れよ、というのがEP4のテーマのひとつです。このシーンは、そのあたりの話に繋がるものだなと。

 あとついでに、普段はうーうー言ってる真里亞ちゃんが、魔法の話になると途端に饒舌になったり、ベアトの手紙をすらすら読んだ件に関しては、神経的な症状の可能性も連想します。チック症の患者が、踊ったり歌ったり何かの作業に集中してる時には、症状が出なくなるとか。吃音の人が、歌ってる時はどもらなくなるとか。

  • 本当にそれで納得していいのか? 真里亞だけでなく使用人たちも、あの場で頷いていたのに……と最後に自問自答する戦人さん。
  • 六軒島ではベアトリーチェは存在すると公言されている。使用人たちも立場上疑えないし、蔵臼さんたちも波風立てないよう口を揃えている。戸締まりの抜けやなくしものがあると、ベアトリーチェの仕業になる。
  • 雛見沢で何かあると全て園崎家の仕業になるブラフと、なんか構造が似てますね?
  • 少なくとも使用人の間では、お稲荷さんの祟り程度にはベアトリーチェの存在が信じられているらしいと子供たちの会話。普段は合理的な思考ができる人でも、無闇に神社を取り壊したりはしないという話。
  • その後の展開では、金蔵の果たせぬ一途な愛情を気遣って、使用人たちはベアトリーチェの存在を信じることにしている……それが使用人の務め。みたいなことも話されてましたね。
  • キリスト教では、洗礼を受けていない魂はいちばん軽いとはいえ地獄行きの要件を満たしている、と戦人さん。へー。
  • 19人目がいて、なおかつ自分の存在をアピールしたいなら、誰のアリバイもない夜なんかに犯行しないはず、と戦人さんのチェス盤思考。
  • だから逆に、18人の中に、19人目をアピールしたい誰かがいる、と、まあ当然行き当たる無難な推理。
  • 発想自体は推理小説的には当たり前すぎるものなので、むしろチェス盤思考の道筋を説明するための論考と考えた方がよさげなシーン。
  • ベアトリーチェの言う「利子の回収」とは、金蔵の生んだ子である一族の命も含まれるのでは、と穣治さんの予想。この発想は、後の展開でほぼ肯定されたと見てよさそうですね。
  • 「想像だけが、結ぶべき点を見つけ出す…推理は、その間に線を結ぶ行為に過ぎないのだ。想像なくして推理もない」
  • 戦人さんの、ひいては竜騎士さんの推理観。
  • ところでこの時点で、戦人さんは18人の中に犯人がいるという発想に特別な抵抗はない様子。EP2のメタ戦人さんが身内犯人説に強い抵抗を示していたのはなぜ? と逆に思えます。

客間にて、一同

  • 犯人の目的は、碑文の謎を解かせることではないか、と戦人さんが仮説を発表
  • 秀吉さんは強い興味を示す。
  • 夏妃さんは無関心に一蹴。碑文の謎を解かせて黄金を独り占めしたいなら、なぜ謎の答に近いと思われる右代宮家の大人が真っ先に殺されたのか。
  • 戦では、一本ではなく大量の矢を射て面で襲いかかった……と戦人さんの思考。命中率は低いがぶっとんだ遠距離攻撃の「弓矢」の発想でいいから、とにかく数を撃て……と、その後何度も繰り返し強調される推理法。この時点で形はあったんですね。
  • "面で真実に襲いかかれ…!"
  • 戦人さんが次の案。全て金蔵へのメッセージなのではないか? と。黄金の在りかを教えなければ親族を殺していくぞ、と。
  • 戦人に同意を示す穣治さんに対し、絵羽さんが「穣治は黙ってなさい」
  • そもそも金蔵がいなくなったのはいつか? という話題に。
  • 夏妃さんが、今朝自分が会ったのが最後だろうと発言。ついでにこのタイミングで、書斎の鍵を源次さんに返す。
  • わざわざここで鍵を返すというのは、何か意味がありそう。書斎の鍵は、本当に書斎だけの鍵?
  • 金蔵の部屋に隠し扉はないか? と絵羽さんが源次さんに確認。蔵臼さんと金蔵さんがいないこの時点で、右代宮家の最高序列者が絵羽さんその人であることを強調。何か企んでいる絵羽さん。修羅場フラグ!
  • 夏妃さんが最後に金蔵を見たのは9時前。その際、立ち去り際に絵羽さんとすれ違う。ここで絵羽さんがレシートで書斎の扉を封印。
  • 次に書斎に行ったのは、倉庫で死体が見つかった後。夏妃さんと絵羽さんが二人で不在を確認する。書斎には(鍵を開けて?)中に入った模様。この時点でレシートの封印は解けていなかった。
  • レシートは高さまで変わっておらず、一度開けた後で再封印した可能性は考えづらい。
  • では、金蔵はどうやって外に出たのか?
  • まあ、絵羽さんのホラということにすればあっさり説明ついちゃうんですが……。
  • ちなみにレシートは飛行場に着く前に買った飴のもの。真里亞ちゃんの薔薇の目印もこの飴と思われるし、地味に活躍している飴。
  • それにしても「レシートの封印」っていうミスマッチな言葉選びがすごい好き。
  • 最初状況がよく分からなくて質問する穣治さんと、状況を理解して穣治を制する秀吉さん。秀吉さんにはレシートの封印の話が既に伝えられている? あるいは、共謀してるとか?
  • ここで話の流れで、夏妃さんがドアノブの塗料の話を初めて打ち明ける。この話を知っているのは源次さんと、嘉音さんと、あと誰ですっけ?
  • 夏妃さん以外では、昨晩南條さんが金蔵とチェス。その後、源次さん・嘉音さん・紗音さんが晩餐の世話。まあでも、この人ら軒並み信用できませんし……そもそも金蔵さんってとっくに死んでる可能性高いんですって!
  • こういう時はちゃんと夏妃さんをかばう朱志香さん。
  • 「言葉遣いを直しなさいといつも言っています!」と関係ないところで大声を上げる夏妃さん。かなり混乱中。
  • 一度物語的なイベントを経て取り戻したはずの自信がこうして再び失われるのは、「乗り越えたと思ったけど乗り越えていなかった」という不可能性、繰り返す失敗を象徴してるようでかなしい……。
  • 生存時刻を偽るための偽装? と絵羽さんが適当な仮説。
  • 検死でばればれになるようなことするか! と朱志香さんの反論。明日にならないと警察は来ない上、検死は誤信率の高い非常に難しい作業だ、と南條さん。誤信率云々は、ひぐらしの焼死体の件を連想しますね……。
  • それにしても南條さん、出番は少ないですけど、要所要所で医学知識を恣意的に持ち出して議論を誘導してるようにも見えます。意識的にか無意識にか、あるいは単に作者の都合ということも考えられますけど……。
  • 悪意がないような口ぶりで、うまいこと夏妃犯人仮説に乗る秀吉さん。やっぱりタヌキですよねえこの人。
  • さらに混乱する夏妃さん。心に片翼の鷲を刻めと言われた言葉まで否定するのか、と自分にしか分からない話を大声で喚いてしまう。朝に金蔵さんと会ってからずっと保っていた心理的余裕が、この時点で完全に決壊してしまった様子。
  • 余命僅かの金蔵を失踪扱いにし、7年延命するつもりだと絵羽さんが指摘。遂にブッチしちゃって銃を構える夏妃さん。修羅場! 修羅場!
  • 絵の上ではいきなり夏妃さんが銃を構えたように見えますが、戦人さんの語る地の文では絵羽さんに誘導されて構えたという流れ。
  • 絵羽推理。朝部屋に入った時、夏妃が金蔵を窓から突き落とした。死体は後で回収、と。反論できないならお前が犯人だ、という流れ。
  • ここで戦人さんが反論。チェス盤をひっくり返し、「どうやって金蔵は外へ出たか?」と考える。そもそも外に出ておらず、ベッドの下にでも隠れてたんちゃうんか、とまあよくあるお約束推理で論破。
  • 反論できないなら犯人だ、という論法が気に入らないと戦人さん。その論法が通るなら、昨晩の殺人の犯人は自分たちでないと絵羽さんも釈明する必要がある。
  • ここで朱志香さんが喘息(?)で倒れ、うまいこと論争中断。解放する夏妃さんと嘉音くん。「お嬢様…、お嬢様…!!」と慌てる嘉音くんの様子から、このEP1の時点でも彼にとって朱志香さんが「その他大勢」でないことが分かりますね。
  • 南條さんが吸入器を渡す。戦人さんの地の文で「気管支拡張剤の吸入器」と書かれてますけど、はたして信用できますのん? なんで戦人さんがそれを確認できるのか、という疑問もあります。
  • なお、朱志香さんの喘息はこの6年でだいぶ悪化した様子。ほんとに喘息? とか、初期設定なだけに疑問は色々。
  • ものすごく悪し様に見るなら、これは朱志香さんの演技で、推理合戦をこれ以上進ませたくなかったからとか考えることもできますね。朱志香犯人説寄りの発想。
  • 結局、レシートの封印自体が絵羽さんのブラフだという仮説はここでは出ませんでしたね。

考えられる仮説としては

  1. 金蔵ベッドの下にかくれんぼ説
  2. 夏妃犯人説
  3. 絵羽は嘘つきでレシートの封印なんてなかったよ説

のいずれかに絞れそう。嘘つき説は絵羽さんが犯人であることを示唆しますが、彼女なら自分が犯人でなくても夏妃さんを陥れるためだけにそれくらいのブラフはかましそう……。あるいは変化球で、金蔵を襲ったのは穣治さん(か秀吉さん)、絵羽さんはそれをかばおうと犯人をでっちあげた、とも。

ただし金蔵さんはほぼ死んでるので、それを加味すると、

  1. ×金蔵かくれんぼ説(そもそも死んでる。夏妃さんの目撃情報自体が嘘か幻)
  2. 夏妃犯人説(実に無難)
  3. 絵羽嘘つき説(ありえるけど、でも夏妃さんの目撃情報はどちらにしろ嘘か幻であって……)

 一気に夏妃さんがうさんくさくなりますのう。

  • 夏妃さんは正常で嘘もついていない(変装した金蔵の偽物を見せられた)
  • 夏妃さんは金蔵の死を知っている。
    • 夏妃さんが全面的に犯人。
    • 夏妃さんは金蔵の死をを隠し通そうとしていた。でも絵羽さんと一緒に金蔵さんに会いに行くことになって、不在が発覚してしまった。
  • 夏妃さんは幻覚を見てる。

うーん、金蔵の死を隠そうとしてた説が納得度としては高いんですけど……じゃあ何のために心に片翼の鷲うんぬんのシーンを挿入したんでしょう。過去、実際にあの会話があったとか。そして金蔵の部屋でその会話お思い出して、自信を取り戻して一時的に堂々とした態度を取り戻したとか……。

  • 自分たちがこんなことしなくても、必ず解決するのだ。「うみねこのなく頃に
  • というような述懐が入りますけど、当然そうはならないわけですね。
  • 客間を出て単独行動の絵羽夫妻。あからさまな死亡フラグ! 絵羽さんか、少なくとも竜騎士さんには何らかの狙いがあるはず。
  • 穣治さんは客間に残る。"この部屋を出るのは、親族の誰かを疑うのと同じこと"。
  • そうこうしてるうちに夕方になってましたとさ。
  • 身内を疑うくらいなら、ベアトリーチェの仕業にした方がましだと考える戦人さん。この辺の思考が、EP2の頑なな部外者犯人説の態度に結びつくのでしょうか。
  • “真里亞は、一度だけ小さな溜息を漏らしてから俯き、……そして顔を上げる。” この記述の直後に、真里亞ちゃんがうーモードからきひひモードに移行。自分で意識的にスイッチを入れてる? ようにも見える描写。考えすぎかもですが。
  • 真里亞「ベアトリーチェアは72柱の全てに精通する。33位のガァプは望む相手を臨む場所へ瞬時に運ぶ力を与えるし。」 ガァプについての言及がこの時点で。この能力で密室は容易く破れる様子。
  • 魔女を信じたい戦人さん。人間には絶対不可能な事件を起こして、俺を信じさせてくれよと弱音。会ったら伝えておくよと返す真里亞ちゃん。
  • 18人も19人も信じたくない戦人さん。19>X<18。
  • なぜ18