2006-01-31
■[企業法務][知財] インクカートリッジ事件−速報−
「速報」と謳いつつも、既に最高裁のウェブサイトに判決がアップされてから、
数時間も経っていることを恥じねばならない*1。
午後3時に出た判決が、夕方にはアップされている、という、
知財高裁の気合の入りようや恐るべし、といったところである。
現時点では、訴訟当事者のウェブサイトでもコメントは発表されていないが、
(リサイクルアシスト社:http://www.recycle-assist.com/)
こういったリアルタイムの判決文アップが日常的になれば、
敗訴した側の常套句である
「まだ判決を読んでいないのでコメントできない」
という想定問答どおりのコメントが、
役に立たなくなる日も近いだろう*2。
最近のムードからすれば、今回の判決の結論に意外感はない。
それに、増井弁護士と西村ときわの精鋭弁護士軍団がタッグを組んで*3、
鬼のキャノン特許部隊が後方支援に回れば、
いかに難しい訴訟といえども、そうそう負けるものではないだろう。
いずれにせよ、上訴は必至の状況だろうが、
これから最高裁判決までの1年半、
リサイクル業界各社が、最悪のケースに備え、
“生き残る”ためにどういう手を打ってくるのかが、非常に興味深いものがある。
なお、判決の内容については、
「自分に理解できる範囲で」追ってコメントすることにしたい。
■[ブログ] 2006年1月のまとめ
早いもので、もう今年も1ヶ月経ってしまった。
今月は、序盤で「サウンドロゴ」に関するネタを取り上げたり、
(http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20060111/1136918158)
中盤以降、「ライブドア」をめぐる一連のエントリーを載せてきたこともあって、
非常に多くのお客さまに訪れていただくことができた。
月間のトータルアクセス11,000件強、
一日に300件強という計算になる。
ユニークアクセスでも8,000件。
日常のエントリーの中ではコメントできなかったが、
ライブドアの記事に関して、
刑法専門の先生方にコメントしていただいたり、
「元検弁護士のつぶやき」
(http://www.yabelab.net/blog/2006/01/24-114745.php)
「続・けったいな刑法学者のメモ」
(http://strafrecht.typepad.jp/blog/2006/01/post_441f.html)
宗教と著作権というテーマに関して、
okeydokey氏に過去の記事を引用していただいたり、と、
(http://d.hatena.ne.jp/okeydokey/20060126)
記事を通じて得たものも多く、
非常に有意義な1ヶ月だったと思う。
あらためて感謝申し上げたい。
そして、それ以上に、
もっと意外な、そして思わぬ縁が
舞い込んできた1ヶ月でもあった。
一番感謝しなければならないのは、
「はてな」に対してなのかもしれない。
お約束の検索語(単語)ランキング
1.→ 企業法務 70
2.→ 企業法務戦士の雑感 30
3.↑ 企業法務戦士 27
4.圏外 本当にあったHな話 24
5.→ 弁護士 17
5.↑ 弁護士が選ぶ05年弁護士ランキング 17
5.圏外 Hな話 17
8.新 ライブドア 16
9.圏外 雑感 12
10.圏外 浅井コレクション 11
『Hな話』で検索かけた方々は、
リンク先で判例解説が出てくるなんて、想像もしなかったことだろう(笑)。
期待を裏切って申し訳ない限りである。
*1:知的財産権判決速報・http://courtdomino2.courts.go.jp/chizai.nsf/d36216086504bdc349256fce00275162/3f833955b41d23f64925710700290024?OpenDocument
*2:訴訟当事者になった企業の担当者は、結審に至るまでの審理展開、裁判官の心証の度合い等から推理して、判決言渡日には「完璧な」プレス対応用想定問答集を複数パターン用意している。したがって、よほど目算が狂ったときを除いて、勝っても負けても、コメントしようと思えばいくらでもコメントできるはずなのだが、広報担当者(そしてそれを報道するメディア)が好むのは、やはり、勝訴したときの「当社の主張が認められた公正・妥当なものと考えます」という一言と、敗訴したときの前述したコメントである(笑)。
*3:実態はどうだったのかは知らないが、以前のエントリーで述べた“憶測”(http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20051031/1130859003)に反して、控訴人側代理人には両事務所の先生方が名前を連ねていた・・・。

