ゲッサン201203
新連載予告に関しては、先月と被ってるので省略。
そして、コメントが思いつかなかった作品は◎○×の評価のみに留めました。
○ あやしや
客観的にみれば◎付けてもいいのかもしれません。
系統的には『うしおととら』になるんでしょうか。
最近で言うとチャンピオンで連載してた『ケルベロス』とか。
キャラ描写と演出はやはりしっかりしてますね。
個人的には、「まぁ割とよくある感じかなー」という印象から脱却できませんけども。絵柄はともかく。
タケヲちゃん物怪録
うーん、やっぱり個人的な趣味とは合いませんな... こればっかりは仕方ないか。
人間と妖怪の見解の相違がエンターテインメントに繋がってる感はあるんですけども。
今回はダルさが解消されてますし、客観的に見れば地味に良作だとは思います。
○ ここが噂のエル・パラシオ
次を見ないと何とも言えませんが、やはり今回のようにたまにはそれなりに熱血出して欲しいですね。
忠輔がいかに上手く試合を裁くかが見たいんですが、そういう演出出して貰えないもんでしょうか。
◎ ハレルヤ オーバードライブ!
この漫画の真骨頂。カップリングに変化を付けることによってキャラの多面性を引き出す。
いや本当に素晴らしい。
そういった辺りが読み取れない、もしくは琴線に触れない人にとっては大して面白くない漫画
って事になるのかもしれませんけど。
たぶん今回だけでも4時間くらい掛けて記事書けますねw 4月になれば溜まった分を順次消化する予定です。
6のトリガー
以前このブログで「ゲッサンの新人さんでは一番手」と推していた手前、微妙に責任を感じております...
惜しい所までは行ってるんですけどね。その先に壁はあるんですが。
『6のトリガー』 ゲッサン2012年3月号 p224 TALI
名前はゴリ。密かにこのキャラは期待してたんですけど... 正直肩透かしでした。
悪は滅びよと吠え猛るってのは悪くないキャラ付けだとは思いますが、
そういうキャラならもうちょっと神々しいかったりな決めポーズとかが欲しかった気がします。
一番の問題は見た目的には火力重視のゴリマッチョなキャラなのにも関わらず、
装甲が硬い的と対決してる訳でもないので火力の高さが全く活かされてないという。
せめて再生する以上に破壊すればいいとかになってればね。
見た目とギャップがあって実は繊細なキャラだったという手もありましたが、それもないですし。
まー最大の欠点はセリフなんですけどね...
何を参考にすれば鍛えられるかは分かりませんが、
例えば『ジャイアントロボ THE ANIMATION』や『機動武闘伝Gガンダム』を観るか、
ハインラインの作品でも読むかするといいじゃないかな。
- 作者: ロバート・A.ハインライン,牧眞司,Robert A. Heinlein,矢野徹
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最後にフォロー。餌付けのシーンは良かったと思います。
○ アサギロ
◎ アオイホノオ
『アオイホノオ』 ゲッサン2012年3月号 p339 島本和彦
そういうもんなんですかねw
まぁ私は「言え」と言われない限り面と向かってはよー言いませんけれども。twitterでも。
作家さん同士だとどうしても傷のなめ合いになるってのはあるんでしょうなぁ。
あと、山賀さんは凄いなw
○ リンドバーグ
前回割と大局的なものの見方が出来てたニットが途端に目先のことに囚われるというのが違和感。
キリオにライバル意識を持ってるからこそ途端に視野が狭くなるって事なのでしょうが。
その辺りがギャップになってるって事を今後もうちょっとハッキリ描いて欲しいですね。
最後のシーンは非常に良かったので◎付けるかどうか悩みました。
この演出もちょっと不安なんですけどね。
プラモの可愛らしさを求めてる人をオミットしないよう工夫はして欲しいです。
○ ぼくらのカプトン
合作漫画 フェローズのできるまで
こういう企画は個人的に大好きなんですが、出来上がったものは案外というのがこのテのお約束。
作家さんの味は出せてる風には見えるので、
フェローズ読んでる人ならば面白さを感じ取れるのかもしれませんけどね。
ただ、それだと宣伝漫画というコンセプトからは外れてるって事になるんですけども。
作家さんの得意分野的に問題はあるのかもしれませんが、4コマ2本づつとかの方が良かったかも。
◎ パピヨンの風
ゲッサンの新人さんで、TALI先生に続くならこの人かなーと思ってましたが、
逆の方が良かったのかもしれませんね...
身も蓋もない言い方をすると、短期連載用に限定された『絶対可憐チルドレン』でしょうか。
絵柄に関してはもっと見栄えがするよう訓練する必要があるとは思いますが、
内容的にはかなりいい線いってるんじゃないかと。
何よりこの人のウリである意外性が出せてて好印象。2話以降も期待できそうです。
まねこい
全体を通して、個人的には○、客観的にみれば無印でしょうか。
でもってこの新連載は『ドラえもん』をオマージュした『未来世紀トラやん』プラス『茂志田★諸君!!』のうさぎっぽいキャラが猫になったという、まことに二番煎じ感漂う作品。
でもって『RANGEMAN』と同じ徹を踏みそうな気配がちらほらと...この人ちょんまげ出さないとダメなのかなぁ(苦笑)
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2話掲載、担当が二人という『マコトの王者』と同じ体制で、
片方はまねこいサイコロを中心にしたギャグメインの内容、
もう片方はその流れを引き継いでのラブコメメインの内容というのが当初のコンセプトだったと思います。
しかし、ギャグメインが微妙で脆くも崩れ去った感。
きっとちょんまげ出さなかったのが敗因ですね!
中盤にテコ入れでキャラの大量導入してからは良くなりましたが、そんな中でも鬱展開満載という正に
『RANGEMAN』と同じ徹を踏んでしまったって所でしょうか。
煽りからして次回作の構想は既にやってるのでしょう。
鬱展開は恐らく作家性が出ちゃってるのである程度は仕方ないとは思いますが、
それがちゃんとバネとして機能するような爽快感を出せる工夫はする必要があると思いますね。
この人、実生活が作品とリンクしちゃうのかなぁ。
何だかんだ言ってキャラの動かし方はかなり上手いんですから、
ギャグは減らすか強化するかどちらかを選択し、ラブコメメインで他の要素を若干入れ、
打算的ですが、ヒロインは『いでじゅう!』のモリモリをブラッシュアップする方向ですかねぇ。
○ FULL SWING
○ 時坂さんは僕と地球に厳しすぎる。
うーん、今回評価下げ。
ヘドロが意外と簡単に作れるって話は中々面白いと思いましたし、
引きがこのブログでさんざん書いている「地球に厳しくあたるロジックがよく分からない」に繋がってるのは
好印象。なのですが...
『時坂さんは僕と地球に厳しすぎる。』 ゲッサン2012年3月号 p590 田中ほさな
新キャラが微妙...orz
いやまぁ単なる新キャラなら微妙でも全然いいんですよ。
個人的には時坂さんも微妙ですし、
時坂さんとの対立軸であるエコマンセーなキャラを出してくるのは当然ですし、
性格的にも時坂さんとは対照的にしてるのもセオリー通りです。
ただねぇ...
知的+メガネな女子ってのは個人的にどストライクな記号なのにも関わらずピンと来ない
ってのが問題。
何が原因なんでしょう。瞳の形?縦長から横長にすればよくなる?
まぁ私の趣味に合わせる必要は無いですが、一般的にどう思われてるのかが心配です。
つくねと宗也はかなりいいと思ってるんですけどね。
BULLET ARMORS
前回同様無印ですが若干評価は上げ。
熱血ちゃんと描けてたのはいいですね。ただそれ以外は物足りないです。
◎ ちろり
首だけがネ(ry
というほどじゃ無くなってきてますね。
評価上げたのはそこが理由でなく、単純に内容が良かったです。
○ 信長協奏曲
文字だけで説明しちゃってる所をどうエンターテインメントに繋げるかが課題でしょうか。
はしょってる事自体はいいと思いますけどね。
ツール・ド・本屋さん
編集部とスタバ、船内のエピソード自体は悪くないんですけどね。
ダジャレにXマス、正月のエピソード、何より唐突に始まる読切のクオリティがフォローできません!
ここんところアンケートに必ず入れてましたが、さすがに今回は無理。