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2014-08-18

[] 7月漫画しか読んでねえまとめ


2014年7月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1087ページ
ナイス数:33ナイス

篠崎さん気をオタしかに! (3) (メテオCOMICS)篠崎さん気をオタしかに! (3) (メテオCOMICS)
読了日:7月21日 著者:氷川翔
暗殺教室 10 (ジャンプコミックス)暗殺教室 10 (ジャンプコミックス)感想
感想を書くのは久しぶりなのですが、10巻続いてなお隙のない作品だなぁ、という印象は変わらず。「先生を殺す」という狂気じみた前提を置いてなお、ここまでヒットしたのは、ひとえにこの隙の無さ、言い方を変えれば松井先生の配慮の細やかさがなせたことだとしみじみ思います。だって、廃棄のプリンを暗殺に使う!という突飛なアイデアを実践的に見せつつ、最終的に「廃棄予定を食べるのは経済のルールに反するので、次の公民の授業でそれを学ぼう」という部分まで思慮が回ります!? 殺せんせーみたいな教育者に出会いたかったと心底思いました
読了日:7月12日 著者:松井優征
i・ショウジョ 1 (ジャンプコミックス)i・ショウジョ 1 (ジャンプコミックス)感想
おかしなアプリに関わってしまった人たちを描くオムニバスラブコメ。コンテンツとしての充実をはかるためのハーレム方式、というのがあまり好きでない自分にとっては、短くても1対1で完結する本作はかなり好み。線も太めで手描きの影と、連載が進むほどに細やかな絵になっていたニセコイとは絵柄も対照的で、同じジャンプラブコメでも差別化されているのがいいなぁと思います(こっちは移籍になっちゃったけど)。何気にわき役の女の子たちも可愛いので、そのうち彼女らもメインに描いてほしいなぁ、特にレディースもどきの二人
読了日:7月12日 著者:高山としのり
γ─ガンマ─ 4 (ジャンプコミックス)γ─ガンマ─ 4 (ジャンプコミックス)感想
話は盛り上がっているらしい、でもノレないのは何故だろうと思っていたけれど、最近「お悩み相談」のほうがご無沙汰になっているからだと気づいた。圧倒的な敵と闘うヒーローの悩みを、ヒーローにはなれない者が解決するという、その部分が1話で惹かれたところだった。しかし最近の展開では巨悪を前にして、誰もが真正面に立ち向かってしまっている。加えて4巻のヒーローたちは皆自分を強く持っていて、北鹿姉妹達の出る幕がない。この漫画は「普通の人にもヒーローと呼ばれる人はいる」という1話のセリフを描いていくと思っていたのだけれど
読了日:7月12日 著者:荻野純
恋は光 1 (ヤングジャンプコミックス)恋は光 1 (ヤングジャンプコミックス)
読了日:7月10日 著者:秋枝
タケヲちゃん物怪録 6 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)タケヲちゃん物怪録 6 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)感想
神野悪六郎との直接対決間近の第六巻。個別エピソードを挟みつつ、タケヲちゃんを絶望させようとする神野、幸福にさせようとする妖怪たちの対比が盛り上がっていきます。でもやっぱり、オルロックたちがイマイチ添え物というか、いなくてもメインの物語になんら支障がないのが気になるなー。もう2、3巻ほど西洋妖怪軍団とのやり合いを挟んで最終章突入となれば印象も変わるんだろうけど…。あ、コロポックルサイズになったことに驚いて、方言でまくりのタケヲちゃんが可愛かったです。
読了日:7月10日 著者:とよ田みのる

読書メーター

2013-12-21

[][]ウルトラマンギンガ全話見まして


さて、ウルトラマンギンガについてつらつらと。

 ※  ※

全編に渡って森林地帯・学校敷地での戦いということで、
予算の少なさはモロに見えていましたが、それでも
特撮演出はかなり派手に攻めており、十分満足できたように思います。
直接切らないギンガセイバーには結構不満の声が多かったですが、
自分はむしろ、地面を割ってマグマを吹き出させるという
ド派手な決め技に驚嘆させられました。ありゃ凄かった。

もちろん最終決戦の特撮は言わずもがな。
ギンガとルギエルの肉弾戦によるラストバトルは、
一気に月に舞台を移す大規模な演出と相まって、非常に見応えがありました。
ルギエルがラスボスとしての挟持を保てたかどうかは疑問が残りますが
特撮に関しては、概ね不満もなく制作側の頑張りに敬意を評したいです。

 ※  ※
 
で、ドラマパートですが、
はっきり言って、歴代シリーズの中でも
飛び抜けて物足りない内容でした。
付随する原因は色々とありますが
(役者さんの技量不足、全11話という尺の短さ、予算故に限定せざるをえない狭い舞台)
それらすべてを考慮したとしても、脚本の質があまりに貧弱すぎます。

「夢をあきらめない」というテーマはこれまでのウルトラシリーズにも
たびたび含まれてきたモノであり、
子どもたちの楽しむ特撮番組においては大事なテーマだと思います。
これに不満はないです。

ただ、この「夢をあきらめない」という言葉が、
肝心要の、ウルトラマンと怪獣の戦いとあまりリンクしていない。

いや、実際は
「夢をあきらめない子どもたち」と
「夢をあきらめ悪に魅入られた大人たち」
という明確な対立が用意されているのですが、
序盤の物語では、ダークライブする大人たちが
「夢をあきらめた人たち」ということはまったく語られず、
実は彼らは学校の卒業生であり、
全員が夢半ばで挫折しているという共通事項も、
終盤にヒカルの祖父ホヅマによって慌てて説明されました。

そんなわけで、中盤までのギンガは、変身させられたしょぼい悪人
魅せプレイでデストロイするという
見ていてあまり爽快感のない内容になってしまいました。

加えて、レギュラーメンバーの子ども達にも
「夢を追いかけている」様子が、あんまり感じられない。
この辺は舞台の狭さや役者さんの演技も関係していると思うんですが、
お前ら本当に夢を目指して頑張ってるの〜?と疑ってしまう。
必死さが見えてこないし、みんないっつも廃校に集まって
なんかだらだら過ごしてるし。
この手の『陽』のテーマは、
口で言うのは簡単だけど、絵で見せるのは難しいタイプの典型的な例なので、
1クールにも満たない尺で描くのは厳しかったのではないか…と思います。
仲間達と未来を掴んで悪を滅ぼす!という展開は、
1年に及ぶ仲間たちとの積み重ねが合ってこそ
初めて説得力が産まれるモノなので……。

また、今回はウルトラマンも怪獣も、人間が変身したモノということで、
ウルトラシリーズ特有の「人間を超えた超常存在」の視点が絶対的に不足していたのも
エピソードをワンパターンにしていたと思います。
なにしろ襲ってくる怪獣すべてが「夢を諦めた大人」なわけで
特に後半戦ではどの回も
「夢なんてくだらねえ!」VS「そんなことはない!」の応酬に終始しています。
テーマを大事にするにしても、毎回の構図があまりに代わり映えしておらず
まるでダメな中学生日記を見ているような気分で毎週を過ごしていました。

テーマを抜きにしても、毎回のエピソードの密度は低く感じられました。
正直、20分ってこんなに短かったっけ?と
思わせられることが何度も何度も…。
いろんな方がおっしゃっていますが、
特に4話の出来はちょっと信じがたいですね。
本来存在したシナリオを半分くらいカットして、
虫食い状態になったモノをなんとかつなげて形にしたのかと思うくらい
あらゆる部分がバラバラかつ唐突で、まったく納得のできない
一話となっていましたし。

ウルトラシリーズは一話20分の尺のなかに
映画をひとつ見終わったような満足感があるのが醍醐味だと思っているので、
ギンガの一話一話が貧弱になってしまったことは非常に残念です。
 
 ※ ※

人間がウルトラマンや怪獣に変身する「ウルトライブ」も
面白い新要素であり
変身アイテムとソフビを連動させるアイデアは
玩具的には非常に秀逸だったと思います。
が、番組中では
よくしらない人間が、
自分にとって思い入れのある
ウルトラマンや怪獣になってしょぼい目的で暴れている、
という絵面はあまり見ていて気持ちのよいものではなく
バトルしているときはアフレコの少なさを願ったものです。

あと、せっかくギンガスパークは他の怪獣にも変身できるという
設定があるにも関わらず、
怪獣の状態で一矢報いた場面がほとんどないのも残念でした。
実際後半では、いちいち怪獣になる必要はないとヒカルも悟ったのか
直でギンガに変身していましたし……。
仲間たちが変身した怪獣も、時間稼ぎ以下の活躍しかできておらず
これでギンガスパークをはじめとする玩具アピールにちゃんとなっているのか
疑問が残るところです。
ガルベロスやザラガス、グランドキングといった面々が
せっかくパワーアップ版として登場したにも関わらず
特に脅威を見せつけることなく退場していったのも、悲しいところでした。

最終話の
「人間とウルトラマンは共に戦ってきた」
というタロウのセリフによって、
ウルトライブに、
これまでのウルトラシリーズに連なる意味があったことがわかるわけですが
できればこれを最終話に唐突に出すのではなく、
物語の中にうまく織り交ぜていて欲しかったなあと思います。
「ウルトラマンと人間が共に戦う」それを体現したのが「ウルトライブ」
この要素が早くからあれば、
ダメな大人やよく知らない子供が、
物言わぬ人形になったウルトラマンや怪獣を好き勝手に操って暴れてる……
というもやっとした構図を、
180度変えることができたんじゃないかと思うのです。

 ※ ※

さて、今回のウルトラマンギンガ、
勿論それなりに楽しんで見られていた方々はたくさんいらっしゃるでしょうし
そういった方にはこのような批判は見ていて気持ちのよいものではないと思います。

しかし、ウルトラシリーズは
「子供は直感的に楽しめて、大人が見れば作りこまれた内容で更に楽しめる」
というのが魅力であったと
「ウルトラマンティガ」を始めとする、平成ウルトラマンを見て育った私は思っており、
事実、大人になった後も、その精神を貫いたメビウスやゼロといった新たなウルトラシリーズを
心の底から楽しんで拝見していました。
それだけに、製作者自らが内容に関して「色々と足りない部分はありました」と認めてしまうような
作品が送り出されてしまったのが
非常に残念でならず、つらつらと駄文を書かせていただきました。

予算の問題など、逆境の多さは近年のウルトラシリーズではつきものであり
ギンガの『足りない部分』を、その理由で埋めることもできましょう。
しかし、ネクサス、マックス、メビウス、ゼロ
はたまた大怪獣バトルや、ウルトラゾーンにおける特撮ドラマに至るまで
円谷プロはその逆境を溢れる熱意と創意工夫で乗り切り、
我々視聴者を楽しませてくれました。

同じ逆境の中にあって、ギンガだけがそれを理由にするのはフェアではないなあ
と個人的には思うのですが、いかがでしょうか。

近年、特撮における向かい風の強さは増すばかりではありますが
円谷プロもこの風の中で懸命に前に進んでいると思います。
どうかこの風を押しのけるような
新たな素晴らしいシリーズを生み出してくれることを
ファンの一人として心から願っています。

2013-03-05

[]週刊少年ジャンプ14号



ワンピース

ドフラミンゴあっさり屈したなーと思ったら、彼との直接対決へと話が進むんですね。トランプ幹部たちのめんどくさい感じは如何にもワンピースキャラで相変わらず面白い。ドフラミンゴがそれを把握して上手く事を進めているのもまた。
しかし、なんだろう。ルフィは初期から一貫して、細かいことを考えない、典型的な熱血バカ主人公なわけだけど、二年後編からは作品の雰囲気からどんどん浮いてきている気がする。熱血バカは、策を弄する人間の虚を突く、まっすぐさと勢いの強さが魅力なわけだけど、『ワンピース』においてはルフィ以外のすべての要素が複雑化していて、ルフィのあんまりにも「何もわかっていない」感が目について仕方がない(現在の、伏線の入り乱れた壮大なストーリー展開自体は好きです)。彼の単純さが、物語を収束する鍵になる(実際、エニエスロビー編までは、その印象が強かった)展開だと爽快感もあるのだけれど、歴史の悲劇たる新魚人海賊団は、ルフィの単純な怒りをぶつける相手としては背景が複雑すぎたし、シーザー・クラウンは非道な悪党だけど、人質にするためにとりあえずぶっ飛ばしただけだからなぁ……。ヘタすると、他の連中が事を進めるために便利な、ただの一番腕っ節強い奴、になってしまいそうだ。

暗殺教室

球技大会編。いつぞやの試験の敗北を払拭することができるか。
前回、何やらシリアス展開が起こりそうで起こらず、いつもの日常にニュルっと戻りましたが、個人的には暗殺教室のこの空気にもだいぶ慣れたので、あんまり肩透かし食らわず読めてます。連載初期の頃は、ネウロのときのような起伏の激しく物語を期待していたので拍子抜けでしたが、学園コメディということを考えれば、にゅったりまったりな進行も違和感はないし。いたずらに連載を伸ばすようなことをする人じゃないのは、前作を読んでわかっているので、安心して楽しめますね。

恋するエジソン

最近のギャグ新連載は酷いモノが多かったですが、ようやく新芽が植わりそうで一安心。毎回二話掲載というスタイルもこの人の話し回しのテンポと合っていて良いですね! しかし発明時の顔、みんなあれ一目見てエジソンや!ってわかってるのが妙におかしい。エジソンの自画像ってそんなに認知度高くないだろうw

目を見張るほどの未成年

Gカップを受賞していた4コマ『見渡す限りの未成年』の人ですね。全開の4コマ連作はどれも空気感が絶妙で面白かったんですが、今回はあんまりハマらなかったかな…。ショートギャグになったことでテンポが変わってしまっていた気がしました。でも4コマパートは相変わらずおもしろいものがおおかったし、何より時岡蹴子さんは変わらず可愛くて満足でした。この子主役にして読み切り描いてくださらんだろうか。

めだかボックス

まさかのコズミック・ボム展開。たまげたなぁ。
…安心院さん編以降思っていることを口に出しますが、西尾さんはわざと面白くなく書いてるんじゃあるまいな……?
安心院さん編はすっごい滾ってたんですよ。少年漫画という概念に喧嘩をふっかけるような安心院さんの口ぶり。主人公体質のめだかを主人公でなくする、敵は安心院さんではなくめだか、という構図は西尾節全開で、ジャンプでこれやるとは面白い!このエピソードでフィナーレを飾って、アニメ化までに終わらせるんだろうなー有終の美だなーって思いながら毎週読んでたものです。それだけに、それ以降の展開は蛇足にしか見えず、見開きでここ!魅せるところですよ!って感じで描かれても、全然響かんのですよね……。
と言うかそもそも、主人公格であるめだかと善吉が、この作品の登場人物の中で一番共感しにくいキャラクタなんだよなぁ……。方やひたすら傍観者、方や完璧すぎる人外なわけですし。もちろん、当初からそうしていたのは織り込み済みだっただろうし、善吉が主人公をもぎ取り、めだかが主人公でなくなるという安心院さん編でその積み重ねが生きてきたわけです。が、それ以降のエピソードで魅力が増したかと言われるとそうではなく、この二人が頑張れば頑張るほど、果てしなくどうでもよく見えてきてしまうのが正直なところです。
「僕はめだかが生徒会を辞めるまでの物語だと思っていたんですが、そうじゃなかったみたいです」
とは、漆黒宴編開始巻での西尾さんのコメントですが、今週のめだかの「言彦編はどうやったら終わるんだよ」というセリフも、西尾さん自身の吐露に見えて仕方がないです。

新米婦警キルコさん

元軍人の子が主役なのに、東京に行くのが一大イベント回になるって、何気に凄い気がする。

Gen9Gen9 2013/03/07 12:42 真琴さんどうもです!

そうなんですよねー。安心院さん編は少年漫画、ひいてはジャンプへの敬意と反抗にあふれた内容で、これを西尾維新が小説じゃなく漫画で、しかもジャンプでやってのけるっていう展開にほんと胸が熱くなりました。
正直安心院さん編でも、めだかや善吉への共感度合いは全然上がらなかったんですが、あそこで終わっているとその後二人に想像の余地もできるし、善吉が主人公の物語はこれから始まる!みたいな感じで、個人的にはいうこと無い完結だったんですけどね。

2013-01-29

[]週刊少年ジャンプ2013年9号


暗殺教室

割と遅かった『殺せんせーに乗せてもらう』イベント。能力のすべてを駆使していたれりつくせりに生徒をサポートしてあげるせんせーは本当によく出来た理想の教師。人間でこれだけのスペックの先生を描くと、逆に違和感があってまっすぐに読めないだろうが、クリーチャーなキャラクタにそれをやらせることで、こうもすとんと納得できるわけで、松井先生はひねくれを武器にまっすぐなモノを描くのがほんとうに上手い。

映画のベタ展開に感涙していた、というのが、次回以降の第二の暗殺者と殺せんせーの関係に関わってくるのだろうか。

新米婦警キルコさん

ファンタジー色を強めにしたギャグ回。どうも作者さんの作風として、キルコさんの元傭兵という過去のディティールを細かくした上での、日常とのギャップを狙った笑いというのは描けないようなので、単純に『常識のない強キャラ』としてキルコさんを暴れさせる、そのために世界観の枠を広げるという意味では方針転換として正解かもしれない。そんなわけでギャグとしては今までで一番おもしろかった。

しかし、例えば「リアルに怖い爺さんの霊」がそんなに怖く見えなかったり、エロ本を表現する言葉が本当に「エロ本」しかなくてゲシュタルト崩壊していたりと、細部を詰めない作風がここでもいくつか枷になっているとは思った。銀魂ならこのシチュエーションで5,6個は細かいネタをプラスして来るだろう。

とは言え、先輩の知将としての面が再び発揮されたり、キャラクタの掘り下げになっていたのは良かったと思う。個人的にはキルコさんの乳もまれが見れただけでも大満足なんですけどね。

めだかボックス

いよいよ完結なのだろうか。西尾さんのことだからいつもの「と見せかけまして」な可能性もなくはないけど、タイミング的にほんとに〆に入ってるのかもしれない。初期メンバーの伏せられていた背景はほぼ開示したわけだし、RPGで例えるならソフトを叩き割るプレイヤーのような、獅子目言彦という埒外の敵を出してしまった以上、これより上のインフレはもう起こらないだろう。たぶん。

「何がどう」自分に働きかけてそうなったのかはよくわからないのだけれど、此処にいたって、初めてめだかのことを、ちょっとかわいいかも、と思えた。今までは如何に友達を作ろうと、ギャグに走ろうと、皆のために戦おうと、作品の真ん中にある舞台装置としてのキャラクタにしか見えなくて、彼女が主人公として立ち向かうたびに、座りの悪さを感じてしまって仕方がなかった。しかし今回の語り、そして笑顔は「ああ、コイツが主人公で良かったのかもなぁ」と思わせる何かがあった気がする。「怪物ではなく人間として死にたい」という言葉に直接感化されたわけではない…はずなんだけども。

こうして見ると、西尾さんがこう読ませたい、というプランにあまりに私はすぽっとはまっているように見える。改めて私のような、ひねくれてるようで実際単純な人間が、想定する読者として一番やりやすいのかもなぁと思った。