35年ぶりに兵越峠を再訪しました

35年前に大学のサークルの駒ケ根での夏合宿に、浜松から自転車で自走して合流したときに通ったのが兵越峠(ヒョー越峠)です。最初は隣の青崩峠を通る計画が、通行止め表示を見てコースを変更したのでした。



今回のスタートはJR飯田線水窪駅です。名古屋市内から始発で豊橋を経由しても到着が11時を過ぎてしまうので、前日に高速バスで飯田まで移動してビジネスホテルに前泊しました。飯田は住民一人当たりの焼肉屋さんがもっとも多い町だそうで(世間に知られているのだろうか・・・)、駅前の焼肉屋さんで夕食を取りました。



翌朝、飯田駅で青空フリーきっぷを買って6:20発豊橋行きに乗り、水窪駅に7:59に到着



始発ということもあり、降りたのは私だけ。小和田駅をはじめとした秘境駅密集地帯ですが、水窪は大きい集落があります。



ちょうど秋祭りの準備が行われていました。見物がてら一回りしてみましたが、コンビニはなく飯田駅で行動食を調達しておいて正解でした。



水窪駅のすぐ北側で国道152号線から分岐する静岡県道412号南信濃水窪線に入ると、すぐに登りになります。水窪駅が標高260m、兵越峠が1165mで標高差が900m、距離は20㎞ほどです。



水窪川に沿って峠の近くまでV字に削られた県道が続いています。



35年前は延々と砂利の続く未舗装路で、なかなか鞍部が現れず辛い峠越えでしたが、今ではすっかり舗装され快適な道が続いていました。



標高600mを越えると少し勾配がきつくなりますが、平均すると7〜8%ぐらいなので1000m級の峠としては割と楽に登れました。



途中まではほとんど車も通らなかったのですが、10時を回るとバイクが増えてきました。



最後に緑のトンネルを抜けると



兵越峠に到着しました。
峠からの眺望はありませんが、静かなたたずまいで好きな雰囲気です。



少し下ったところですばらしい眺望が広がっていました。



兵越峠の隣の青崩峠は、国道でありながら地盤が悪いため今だに未舗装ですが、とうとう舗装化はあきらめて青崩トンネルの工事が進んでいました。完成すると兵越峠青崩峠はどうなるのかが気になるところです。


このあと、平岡まで下った後は県道1号で佐久間ダムを経由して中部天竜駅まで自走、輪行で帰宅したのですが、佐久間ダムで不注意から大転倒をしてしまいました。そのことはまた次回の続きにしたいと思います。
佐久間ダムで激しく落車したこと (>_<) - 緑の週末日記