『日本を貶めた10人の売国政治家』
- 作者: 小林よしのり
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2009/07/01
- メディア: 新書
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今や選挙はマニフェスト。政策を明示し約束することにより選挙民の賛同を求めるという分かりやすい図式、「人より政策重視」の流れだ。そんな時代にあえて政治家個人の資質を問うのがこの本。「何を言おうがコイツはダメ!」「政策より人重視」の立場だ。この人は信頼できるがこの人はできない。ある意味根源的なアプローチがここにきて結構新鮮だったりする。
えー、この人ってそうだったの?と驚く所もあれば、そうそう、そうなんだよねー、と頷く所も。国益とは何か?そして政治家にとって国益より優先すべき事が有りうるのか?という、ディープな悩みが後を引く。その主張の正否は別としても、漫画という自分のテリトリーに安住することない小林よしのりの姿勢は尊敬に値する。