シフのベートーヴェン

ピアノソナタ全8集のうち、たまたま手に入った3、6、7、8集を聴く。

シフというと個人的にはバッハでお世話になったけれど、このベートーヴェンもすばらしい。ひと言で評するなら、clarity。またはintimacy。「熱情」第3楽章のゆったりめのテンポと苛烈なプレストは説得力充分。続く「テレーゼ」も新たな発見だった。シフ本人がいちばん好きだという30番の第3楽章も、ピアノを超えた表現の豊かさ。

残りのCDも買わなければ。