拓海広志『海原』♪ - HelloseaWorldの日記

　高校時代のある秋の夜に舞子の海でカヤックを漕いでいた時に、ふと浮かんできたメロディーを基にして作った『海原』という曲をご紹介します。潮の早い明石海峡だけに、夜中に独りで漕ぎ出す時はかなり緊張するのですが、少し沖合まで出て星空を眺めるときの快感は何ものにも代え難いです。そして、夜の海を漕いでいると、海面に星空が映り、カヤックがあたかも宇宙空間を漂う宇宙船になったかのような気がしてくるから不思議です。

　ケネス・ブラウワーさんの本に『宇宙船とカヌー』というものがあります。ケネスさんからは、僕が仲間たちと共にミクロネシアのヤップ島で伝統的帆走カヌーを作ってパラオまで航海するという「アルバトロス・プロジェクト」に取り組んでいたときに励ましの手紙をいただいたことがあるのですが、その中にあった「小さなカヤックやカヌーで海に乗り出し、旅をしていると、舟を通して宇宙との一体感が得られる」という一文は僕も実感してきたことで、とても印象に残っています。

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　拓海広志「旅道具としてのカヤック」

【海原】
（詞・曲／拓海広志（一番の歌詞の原詩：一松勝志））（1980年）

　人はそれぞれ違ったところで　生命を受けて
　いつしか人生の海へと　合流してくる
　そして精一杯生きようとするなら
　その海はいつの時でも　凪ぐことを知らず荒れ狂ってる
　風は海の子守歌　波は俺たちの揺りかご
　海が　笑ってる　海が　泣いてる　

　誰に告げるともなく独りで　夜の海に出る
　そして俺は及ばぬ　海の力知る
　力の限りに波を越えて行けば
　俺は自分の道を知る　大いなる海の愛にふれ
　風は海の子守歌　波は俺たちの揺りかご
　海が　歌ってる　海が　語ってる

　☆The Hyper Bad Boys Live in Zippal Hall 『海原』
　☆The Hyper Bad Boys Christmas Live in Pappy's 『海原』
　☆The Hyper Bad Boys Autumn Live 2014 『海原』
　☆Hiroshi Takumi & Yuji Kawakami - Guitar Live in Bar Tashiro 『海原』

★The Hyper Bad Boys

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≪'The Hyper Bad Boys' - Music≫