Berkeley二日目
Double TreeホテルはもともとHiltonだったMarinaにあるホテルで、見晴らしはいい。が、会議割引を使っても結構いいお値段なのにミステリースポットである。まずドアを開けると「ずずずずず」と床を擦る。荷物を持って中に入る。普通に歩いているつもりが加速するのである。ドアから入って左手にテレビがある。こちらのホテルでよくある収納できるタイプのテレビで、観音開きの棚に入っている。左側のドアはぴったり張り付くのに対して右側のドアは開きっぱなしである。どうやら向かい側の部屋では逆ミステリーで、うまく廊下が頂上になっているようなのだ。部屋が歪んでいるからか(?)起きても身体がなんだか変に凝っている気がする。
#証拠写真
雨上がりの朝だった。とにかく今日は早起きしてポンちゃんで会場へ。受付に座らせてやろうと思って実はマイクも持ってきた。アバター揃いで記念のショット。マイクは親分のようです。受付のお手伝いといっても、ほとんど初日に済んでいるのでお留守番程度である。しかもこちらはコブ付き。彼は暇を持て余して飛行機ばかりを作っていた。お昼を食べてからはいよいよすることもなくなり、61個もある鐘、Carillon(カリヨン)の音をキレイに響かせているSather Tower: The Campanileに上ることにした。大人は2ドル、子供は1ドルである。307フィートの高さがあるらしい。ちょうど上につくと1時の鐘がなった。...1回でよかった....。ここはそれほど風も強くなかったし、お天気もよく、見晴らし抜群であった。
下に降りてくると目の前には毎年、枝払いをされているらしい木のみすぼらしい姿が。まるでショウガのようである。その木に1本の紐を渡して綱渡りを練習している若者が二人。若者なのだが、昔の若者のようなヘアスタイルで一瞬ひるむ。あまりに一生懸命なのでクラブか何かかと思って「なぜそんなことをしてるの?」と聞いてみると「Just for fun! 楽しいからやっている」という明快な答えにまたひるむ。まぁ害はない。
Lawrence Hall of ScienceとHearst Museum of Anthroropology
その足でLawrence Hall of Scienceへ行く。歩いては無理だと言われたので車で。慣れない道だけど慣れた車なので比較的スイスイと、山道をのぼる。ひたすら上る。なんと!山の上の方にある博物館で、見晴らしは期待以上。ただ博物館自体はもう少し小さい子供向けだったかもしれない。今は恐竜がメインの展示になっていて、機械仕掛けのロボット恐竜が薄暗い中にいっぱい展示してある。鳴き声などは結構リアル。スピーカーがいいのだろうか?餌を食べている恐竜の「むしゃむしゃ」という音などもリアル。
#....あ、目があった。
Geckoの足の秘密。ナゼ彼らが壁を上ることができるのか、とわかりやすく展示してある。
#アルミの板と右のGeckoが同期している。
それから次はHearst Museum of Anthropologyである。ここは...実はインディアン関係のモノがあるのでは...と目星をつけていたのだった。大学周辺だけに一方通行がむちゃくちゃ多く、あちこちに歩行者用の線が引いてある。いったん通り過ぎてしまうと不案内な道ではず〜〜〜〜と大回りしてしまうことになる。幸い、博物館のすぐ隣が駐車場で、本来は有料になるところ、Passをもらっていたポンちゃんは臆することなく駐車場へ入るのであった。
会館自体は小さめの、3室ぐらいの博物館で、インディアンものはIshiに焦点を当ててある。Yahi族最後の生き残りのIshi(Yahi族の言葉でManという意味)である。彼がYahi族の暮らしを披露して5年ぐらいは生きただろうか。最後は結核で亡くなったそうである。黒曜石などで作る矢じりだが、彼はその技術を用いてガラスなどでも作ったそうだ。思うように削るのはかなりの技術が必要なのではないかと思う。
#アフリカの「フォーク君とスプーンちゃん」
#メキシコの.....誰?あんた誰?
インディアン関係のジュエリーもたくさんある中、Nativeというタイトルの本を見つけてとりあえず1冊だけ購入してみる。それからなかなか読めないと思うけどCalifornia Missionでのインディアンの生活を綴った本も買ってみた。
慣れない靴を履いていたこともあって、すっかり疲れた足を引きずって、会場に戻る。会議はちょうど終わり頃だった。
#お客さん、来ないねぇOくん。
#そうだねぇ、Mikeくん。
無事に会議も終了である。あっという間だった....。
Thai料理 Cha Am
金曜日の夜である。それでなくても難しいレストランの予約であるが、Oさんに得意の交渉術を駆使していただき、ホテルに我々大グループの為のレストランとシャトルバスも確保していただくことに成功。Thai料理はやはりグリーンカレーでしょう!と早速選んだものの、ぜんっぜん辛くなくて欲求不満。ぼう用に頼んだPad Thaiも見た目はまったくナポリタン。本物を知らない私の横で、某師匠は「ありえない」を連発しておられた。これはこれで食べれないものではないが、Pad Thaiだと思うとダメかも。これは今一度、例のThaiレストランでPad Thaiを食べてみなければ!デザートに頼んだ生マンゴーはおいしかった。それについてきた「タイ風おはぎのココナツミルクかけ」は意外なお味。何よりも細長いお米の餅米(?)というのが意外であった。お腹いっぱいで部屋に戻って就寝。