2010-01-19(火)
「クローズアップ現代」が「『助けて』と言えない30代」の反響を木曜に放送
「『助けて』と言えない30代」について、NHKの「クローズアップ現代」が1月21日(木)の放送で再度採り上げるそうです。
クローズアップ現代 放送予定
- 1月21日(木)放送予定
“助けて”と言えない2〜ブログに広がる30代の共鳴〜(仮題)- 「助けて」。この言葉が言えず、孤独死した30代の男性を去年10月にクローズアップ現代で取材し、放送した。番組では、生活に困窮し、命に危険を及ぼしかねない状況になっても助けを求めない30代の姿を取材。彼らは、こうした状況になったのは、自己責任だと自らを責め、「助けて」の言葉を拒み続けていた。この放送直後、インターネット上のブログでは書き込みが急増。わずか3日で2000件を超えた。その多くが30代で、驚くことに孤独死は他人事ではないと共感するものがほとんどだ。なかでも30代の女性に、共鳴する声が瞬く間に広がった。一体、いま30代に何が起きているのか?番組では、ブログの声から、静かに広がる「助け」を求められない30代の実像を継続取材した。(NO.2844)
スタジオゲスト:平野啓一郎さん(作家)
「去年10月に」とされているのは、昨年10月7日の放送でした。内容はこちらに書き起こしました。
- クローズアップ現代10月7日放送「“助けて”と言えない〜いま30代に何が」書き起こし - Imamuraの日記
- http://d.hatena.ne.jp/Imamura/20091008/help
この放送はとても反響が大きく、5日後の12日に異例の再放送がされています。
- クロ現「“助けて”と言えない〜いま30代に何が」明朝に再放送 - Imamuraの日記
- http://d.hatena.ne.jp/Imamura/20091011/help2
この番組は、(首都圏だと「特報首都圏」の時間に)九州で放送されている報道番組「沖縄九州インサイド」で採り上げた内容をもとにしていました。今度の放送も、反響を受けて「インサイド」で11月29日にオンエアされた第2弾をもとにしているのではないかと思います。
この11月29日放送の「インサイド」に、わたしは「『クローズアップ現代』での放送内容を書き起こした人」として登場したのでした。
- 「助けて」と言えない30代について、金曜夜に九州で放送される番組に出演します - Imamuraの日記
- http://d.hatena.ne.jp/Imamura/20091124/help
「インサイド」での「“助けて”と言えない2」では、わたしのほかに30代の女性の方も取材されていて、これがなかなか興味深い内容でした。
わたしは最初の「クローズアップ現代」での放送のあと、自分なりに考えたことを記事に書きました。
- なぜ今の30代は「助けて」と言えないのだろうか - Imamuraの日記
- http://d.hatena.ne.jp/Imamura/20091111/help
この記事では、番組への反響として興味深く感じたコメントを紹介しています。そこに、「『助けて』と言えないのは男性だけで、ゆえに性差別方面の問題なのでは」という指摘がありました。
http://b.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20091009#bookmark-16603445
fromdusktildawn自己責任論というより、性差別じゃね?だって助けてと言えないのは主に30代の「男性」でしょ。男は自分の食い扶持は自分で稼ぐべきと本人も思ってるし、周囲も思ってるでしょ。性差別を内面化している。
ナルホドそうかもしれない、と考えてこのコメントを紹介したのですが、「インサイド」では「助けて」と言えない女性が取材されていて、その方の話にも共感を覚えたのでした。女性には女性なりに、外部からの圧力があって抑圧されているのだということです。具体的にどういう話かは、木曜の「クローズアップ現代」で紹介されるでしょう。
今度の放送でもスタジオゲストは平野啓一郎(id:keiichirohirano/@hiranok)ということですが、前回「なんでこの人がゲストに?」という声もありました。代わりに思い浮かべたのはたぶん、湯浅誠や山田昌弘といったあたりではないかと思います。
でもこのトピックは、労働問題や貧困の問題ではくくれない面を持つと感じています。今の30代がどう育ってきたか、その結果置かれている現在の状況、こういったあたりを丁寧に考えていくことで見えてくるものがある気がします。
また「インサイド」では平野啓一郎が、「助けて」と言いづらく思わせてきた社会にリーマンショック以降、変化のきざしが見えると語っていました。これも「クローズアップ現代」で指摘されるでしょう。その先にどんな話が出てくるのか、木曜の放送を楽しみに待ちたいと思います。
fromdusktildawn


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某社でお世話になったものです
NHK拝見しました
2chでは「モニタースゲー」と盛り上がっておりました
今日(21日)のクローズアップ現代を観ての感想です。
正直、「自己責任」「本人がそれを選んでいる」としか思えません。
正社員にこだわる必要はないのでは?
アルバイトから始める、住み込みバイトから始める。。。
など、選択肢はありますよね?
本当に自力で稼ぎたかったら、人に頭下げてでも、
ハッタリかましてでも、
なんとかやっていこうと思えるのでは?
(実際私は北海道の場末のホテルで、
安月給で住み込みバイトをしたことがあります。30代でも)
充分に働ける肉体を持ちながら、生活保護を受けているなんて、
正直憤りを感じました。
しっかりしろ!と言いたいです。
http://d.hatena.ne.jp/Imamura/20091103/monitor
本当にそうなんでしょうか?生きる場所が違えば、時代が違えば、その人の環境は全く違うものになります。
同世代で、健康にも仕事にも人間関係にも恵まれている人は沢山いるでしょうが、彼らが彼らの力だけでそれを勝ち取ってきたと考えるのは違うのでは??と思います。どういった家庭に生まれるか、十分な教育を受けられるかどうかといったことは、自己の能力や努力だけに帰結できる問題ではありませんし、良いタイミングに良い所に居るという幸運や、努力が報われる環境や人間関係のなかに居られるかどうかも個人の努力だけで勝ち得られるものではないと思います。
クローズアップ現代を観ていて、内田樹さんが「ロスジェネ」世代は「共生する能力」を深く損なっている、ということを書いていらしたことを思い出しました。助けを求めない背景には、自尊心や自己尊厳といった人間として大切な強い気持ちがあることも理解できます。ただ、何時も“自分の事は自分で解決すべき”という生き方は、自分だけでなく周囲の人間にも同じ厳しさを突きつけるものだと思います。助け合って生きるのは人間の自然な姿ではありませんか?困っている人に厳しいことを言う人もいますが、彼らだって社会の一員として何某かの恩恵を受けています。自分ひとりで自分の生活の全てを担うことなんて誰も出来ません。というか、人はそういう社会システムを少しづつ作り上げてきた(壊してもきましたが・・・)のではないかと思います。
前向きに助け合える社会について、真剣に考えないと、我々の世代の未来は何だか悲壮なのでは・・・ないでしょうか。
学生時代、部活で何かとお世話になった者です。
残念ながら10月・11月のときは見ていませんでした。
今回(1月21日)番組を見て、このブログの過去記事から
前の放送の内容も知った次第です。
番組とこのブログとを見て、重苦しい思いになりました。
自分はたまたま実家にいるからアルバイトで生活できて
いるので、そうでなければホームレスというのも他人事
ではありません。
ワーキングプアや自殺者3万人の番組なども気になって
目に留まると見てしまいます。どうも日本という世の中を
息苦しく感じています。
もっと国や行政の政策が社会的弱者を大切にするもので
あってほしいと願いますが、そう簡単には変われないの
でしょうか。
多分今の30代、ある意味もっとわがままであっていいのだ
と思います。生き方とか世の中のあり方とか、肝心なことに
対してあまりに従来のあり方を無意識に受け入れすぎていた
のではないでしょうか。少なくとも自分はそうでした。
もっともこう考えるには、ある意味一度は自分が壊れる必要が
あるのかもしれません。イメージどおりに行動できない自分を
発見したり、繰り返し確認したりしてきました。それで今は
かりそめの安定といった状態です。
こんなことが参考になるかわかりませんし、ブログも初めてですが
何か言いたくて書いてしまいました。
多分ご存知かも知れませんが、×社でimamuraさんが編集に関わっておられた月刊誌は昨年休刊になり、編集部は解散しました。社員の約半数近くに及ぶリストラ断行と2Fのフロアも解約と言う結末になりました。