【11・10連帯経済入門セミナー＠京都】廣田裕之氏（補完通貨研究所 JAPAN）からの報告内容（ブラジルの連帯経済・連帯金融紹介ビデオ〔日本語字幕〕を追加。2011年3月7日） - Drop the Debt ! ジュビリー関西ネットワーク（Jubilee Kansai Network）

（セミナー当日に会場で上映されたブラジルの連帯経済紹介ビデオ）
「2006年にブラジルで連帯経済を紹介する12分のビデオが作成されましたが、これに日本語字幕を入れてみました。
　画面上にCCと表示されているところにマウスを当てると言語名が出てきますが、ここでJapanese - 日本語を選択すると、日本語字幕が表示されます」（廣田裕之氏/2011年3月5日）

（写真：ブラジルのリオ・グランデ・ド・スール州のサンタ・マリア市で2010年1月22日〜24日にかけて開催された第1回連帯経済社会フォーラムの様子）
出典：http://mig76jp.wordpress.com/2010/04/18/%e7%ac%ac1%e5%9b%9e%e9%80%a3%e5%b8%af%e7%b5%8c%e6%b8%88%e7%a4%be%e4%bc%9a%e3%83%95%e3%82%a9%e3%83%bc%e3%83%a9%e3%83%a0%e5%a0%b1%e5%91%8a/

11月10日（水）に京都で行われた補完通貨研究所 JAPANの廣田裕之氏による講演内容を本人の了解を得てアップします（参加者の方から共有化してほしいとの要望がありましたので）。

　当日は短期間の告知にもかかわらず10名の参加者で、ブラジルの連帯経済について映像を見ながら解説を聞き、議論が大変盛り上がりました。中でも印象的であったのは連帯経済を担っているブラジル民衆の生き生きとした姿と（ブラジル政府制作の連帯経済についてのプロモーションビデオを廣田さんによる同時通訳付きで観ました。現在、この日本語訳に廣田さんが取り組んでおられますので、いずれこのブログにもアップして、さらに日本語字幕版も作れたらという話になっていますのでご期待ください）、ブラジル政府（ルラ政権と次期大統領であるジルマ・ルセフ氏）の連帯経済に対する極めて熱心な姿勢と取り組みでした。PT（労働党）政権になってからこれほど熱心な連帯経済に対する官民をあげた取り組みが始まったとのこと、当初は新自由主義による生活破壊に対する民衆の社会防衛運動から始まった連帯経済の取り組みが、やがて、社会運動の力で政権交代を実現させ、労働運動出身のルラ大統領を生み出し、そのことが政府をあげての連帯経済の取り組みを新たに生じさせたというブラジル社会運動の持っているダイナミズムが伝わってきた講演会でした。せひ、これからもブラジルにおける連帯経済の取り組みに注目していかねばと実感させられたセミナーであったと思います。

　管理人

（以下、当日資料です）

①廣田裕之氏（補完通貨研究所 JAPAN）講演「連帯経済入門〜庶民のための経済へ〜」パワーポイント資料
↓以下をクリックするとダウンロードできます
Kyoto, 10 nov 2010.ppt