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FULL MOON PRAYER このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

16/05/18

楽しいアイドル生活と見せかけて実はゾンビが出てくるではって思いますよね。絵的に。

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS あんさんぶる! 3 / バンダイナムコエンターテインメント・樫葉ハルキ・千葉サドル

これで完結。デレマスコミカライズは多々展開していますが、一番バランスの良いシリーズだったんじゃないかなと。

アニメでは日の当たらなかったようなところまで色々なキャラクターを拾ってきますし、ゲームからアニメ、そして新しいところでデレステまで、細かいネタをさり気なく拾ってくるところは、ちゃんと作品好きな人脚本を書いているんだなあという感じ。その上で4コマとしてもなかなか面白いですし、何より千葉サドル絵の可愛らしさが素敵な作品でした。

まだまだ続けて欲しかっただけにここで終わりとなるのは残念ですが、アニメから入ったけどゲームちょっとという人にとりあえず勧めるならこれという感じの良いシリーズでした。

16/05/16

少年漫画的なメソッドで行くと、天衣はあいの前に未知の強敵とまず闘って負けるライバルポジションになりそうで若干不憫。

りゅうおうのおしごと! 3 / 白鳥士郎

これだけ真っ向から勝負世界を描いた作品で、八一と銀子の師匠の実娘、内弟子だった二人の優しい姉代わり、将棋世界では妹弟子にあたって、女流棋士を目指しながら研修会でくすぶっている、年齢のリミットを前にした25歳。清滝桂香というキャラクターがいる時点で、こういう話はどこかでかならず来るのだろうとは思っていたのです。いやでもそれがこんなに早い段階で、こんなに真正から、こんなに容赦なく来るとは思っていませんでした。熱く、厳しい、才能と勝負世界お話でした。

将棋世界に生きる人たちが、その人生をかけて将棋盤の上でぶつかり合う。テクニカルな部分の話では今回は居飛車振り飛車という大きなテーマがあって、それは将棋に詳しくない私にはわからない話ではあるのですが、そこは凄いことは何となく凄いと思えるように描写されるので大丈夫。それ以上に、将棋というゲームメンタルにも大きく左右されるもので、そしてまさしく将棋人生をかけたドラマがそこにあるからこの作品を読んでいて惹かれる、というか強引に持っていかれるような感覚があるのだと思います

ここにはキャラクターの数だけドラマがあって、そして大きく取り上げられていたのは才能と努力精神、夢や憧れ。桂香からすれば遥かに強く見える銀子が、八一たちを将棋星人だと言う。その八一には振り飛車党の生石の捌きの感覚はつかめなくて、名人はさらにはるかな高みにいる。才能がないと言われながら不屈の努力で這い上がってきた山刀伐。末恐ろしい才能で駆け上がるが故に、周りを切り捨てていく結果に惑うあいと、それを叱る八一。プロになるような才能はないことは分かっていても、それでも将棋を続けたいと叫ぶ飛鳥時間自分限界に追い詰められる中で、いつの間にか見失ってきた将棋を指す理由に向き合う桂香。

将棋という世界で生きていく者たちが、強いものが、弱いものたちの屍の上に勝ち上がっていく世界にどう向き合うのか。そして彼ら彼女らは将棋盤の上で真っ向からぶつかりあいます。緩くも優しくもない、真摯からこそ、青く、苦しく、けれど熱い話が連続する。作品の中でも、一つの作品としても真正から捨て身で殴りかかってくるような物語熱量に呑まれて、終盤はちょっと鳥肌が立ちっぱなしでした。

辿り着く場所は、簡単に好きの一言で片付けられるようなものでも、夢や憧れと言えるようなものでもなくて、それでも、逃れようもなく将棋に引き寄せられ、将棋とともに人生を重ねていく、それ以外が選べなかった人たちの境地なのだと思います。そしてそういう人々の物語を、この先もっと読んでいきたいと心から思いました。

本当に面白かった。傑作だと思います

16/04/25

最前列の魔力にあてられて。

BanG Dream! First☆LIVE Sprin' PARTY 2016!

ドラムキャストが発表されて、これはなんとしてもへごがどんちきするのを見なければと思って足を運んだバンドリなんですが、これは明らかに新しい沼に片足突っ込んだなと思って帰ってきました。そういえば古くはWhiteberryから最近SCANDALやSirent Silenまで、ガールズバンド好きなんだよ私っていう。

開演前は声優バンドやるプロジェクトという先入観もあって若干引いたところがあったのも事実なのですが、とにもかくにも思っていたものの何倍もちゃんとバンドしててびっくりしました。最初の『Yes! BanG_Dream!』でおお? ってなって、後半の『ティアドロップスから先はただひたすら楽しかったです。やっぱりこういうストレートバンドサウンド好きだし盛り上がるし演奏してるの好きな声優だし何だそれ最高かよっていう。

はいえ当たり前のことながら演奏はまだまだだと思いますし、あの曲数でしかも5人揃っての演奏が半分くらいなのを考えると正直チケット高いんじゃないかと思ったりもするのですが、そういうことじゃなくて、ここから始まる何かのスタート地点としてはこれ以上に無いものだったんじゃないかなあと思います。賽は投げられたというか、たしか物語は始まったんだなと、始められるだけの素地がここにはあるんじゃないかなと。それぞれの声優としての活動もあるだろうし、これから色々難しい部分は当然あるとは思いますが、逆に声優キャラクターバンドをやるからこそ表現できるものが、きっとここから線になっていくんじゃないかと思ったライブでした。

それはまあともかく、推しの声優が目の前でバンドドラム叩いていて、推しが叩くドラムの音でノれるという全てを薙ぎ払うこの圧倒的な事実ですよ。どんちきさん、ふっつーにドラム上手くて特技だというのは伊達じゃないと思いました。合間合間の笑顔は流石の大橋彩香だったのですが、叩いている時の真顔がちょっと見たことなイケメンで、もう心中ヤバいしか言ってなかった感じ。いや、ほんと、良かった。

16/04/18

1日目にまさかの2階席トロッコでびっくりして、二日目は開演前にもちょと上しゃまが見たいと話していたら本当に通ったので、願いはやはり言葉にしなければいけないのだなと思いました。歌ってない時もずっと笑顔で手を振っているもちょは天使だった。

THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 3rdLIVE TOUR BELIEVE MY DRE@M!!@MAKUHARI0416&0417

ついに千秋楽を迎えたミリオン3rd、終わってみれば37人で繋いできたツアーだったのだなと感じる公演だったと思います。最終日の最後ブロックに、これまでに公演リーダーであるミリオンのコアメンバーとも呼べる10人のソロを詰め込んできて、それがまた一人一人このツアーでの成長を魂込めてぶつけてくるような気合の入り方で凄かった。今手が届く最高のもうひとつ上に手を伸ばすような、次のステージに上るための儀式めいた10曲だったように思いました。そして発表された次のライブ武道館しかも37人出演。『Thank You!』で「手作りの『ぶどーかん』」と歌った日からついにここまで来たというのが、凄くしっくりくるような3rdライブでした。

それからキーワードになっていた「765プロ未来」という言葉や、『アライブファクター』『ハルカミライ』をこのメンバーでやったことで、プラチナスターズでもう一度別のスタートを切る765ASに対して、「765プロの後輩」だったミリオン卒業公演というか独立公演的な色合いも合ったのかなあと。


あとは日別の感想を。

初日は何はともあれ『アイル』。愛美が『プラリネ』を終えてそのままステージに残った瞬間、みんなの期待が爆発したのを感じるくらい望まれてた曲で、ただその期待を悠々と上回っていった感じ。入りでジュリアと翼がタッチを交わすところからもうゲッサンミリオンを読んでいるとグッと来るわけですが、愛美ギターにあべりかさんのコーラス、そしてmachicoボーカルという、アイマスでは今までにない編成でこんなものを見せられたらもうねえ。今までの上手な歌い方とは違う、全力で叩きつけるような歌に、あのコミックを読んだ後だとすごく翼を感じました。個人的伊吹翼というキャラクターは本当によくわからなくて、それがあのマンガ輪郭が見えて、この『アイル』で色がついて、二日目の『Believe my change!』で初めてmachicoの向こうに翼がしっかり見えたなあと。

そしてその『アイル』でコーラスを務めたあべりかさん。大きなライブ初参加とは思えないパフォーマンスでした。『...In The Name Of。 ...LOVE?』、歌も振り付けちょっとびっくりするくらいで。

それから初登場組だと浜崎奈々『求ム VS マイ・フューチャー』。Pたちの「のーりー子! のーりー子!」のコールからセンターステージリング見立てダンスまでらしさをきっちり入れてきていたのですが、最後の「ヨンテンイチロク幕張」という言葉になんかもうプロレスだ!! ってなったのですよね。あれは完璧だった。

後は渡部恵子『MY STYLE! OUR STYLE!!!!』がとても好きな曲なのでライブで聞けたのと、小岩井ことり『鳥籠スクリプチュア』で七箇条できたのが良かったです。


2日目は先にも上げたソロ曲10連発。どれも凄かったですが、特に雨宮天絵本』が福岡に続いて素晴らしくって、完全に曲をモノにしたというか、上のレベルにあがった感じがありました。北沢志保というキャラクターのための曲で、志保であることをとても強く感じるというか。特に今回はカバーコナーで『虹色ミラクル』を一緒に歌った木戸衣吹オリジナル声になって』の後にそのまま続くように曲に入ったので、可奈と志保劇場版がいよいよ成仏したような、そんな気配を感じたり。

あとは念願の駒形友梨vivid color』が聞けて本当に良かった。駒形さんはここでも大阪でも抜群に良かった『Melody in scape』と言い、machicoと張り合っていたカバーの『マリオネットの心』といいやっぱりとても良いと思いますもっとたくさんの舞台に出て欲しいなと。そして素晴らしかった『vivid colorから完全に空気を持っていく高橋未奈美dear...』。たかみなさんもちょっとモノが違うなあと毎度思います

後は名古屋を逃しているので聞きたかったまつり姫。諏訪彩花カーニヴァルジャパネスク』の奇妙なノリの良さも、これも念願だったオリジナルメンバーの『Decided』、そしてカバーの『待ち受けプリンス』の「嘘つきーー!!」も、とってもまつり姫していてわんだほーでした。

あとは『アライブファクター』でのころあずとmachicoのこの曲はやっぱりこのイメージでしょという向い合っての歌唱、あの迫力。いやはやホリプロすげえなと。そして『ハルカミライ』はころあずを追いかけるぴょん吉の犬っぽさに、完全にゲッサン静香未来がダブって見えました。


それから、765カバー山崎はるかが『キラメキ進行形』、田所あずさが『Fate of the World』、machicoが『マリオネットの心』をこのツアー最後舞台で歌っていて、やっぱり信号機系譜なんだなあと思ったりとか。

16/04/09

うえしゃまのミラがとても可愛かったと思います。

Dimention W 1〜10 / 岩原裕二

アニメを見て面白かったので原作を読み始めたらやっぱり面白くて、最新10巻まで読みましたDimentionW。凄く真正から面白いエンターテインメント作品をしていてとても良かったです。

次元Wから無尽蔵にエネルギーを取り出すことができるコイル存在する世界舞台に、不正流通した違法コイルの回収屋を営むマブチ・キョーマ。コイルを異常なまでに嫌い、時代に逆らうかのようにコイルを使わず、それでも圧倒的な強さを見せるキョーマと、コイル管理するニューテスラから追われた天才博士が残したあまりにも人間的すぎるアンドロイド少女ミラ。過去に闇を抱えた凄腕のオッサンと、謎の多いアンドロイド少女のバディものという時点でもう勝利を確信する感じ。

コイルを嫌う彼は当然コイルで動くミラも毛嫌いするのですが、その理由が彼の過去にあったこと、彼がミラの向こう側に何を見ていたのか、そして頑なにポンコツ、ガラクタと呼び続けたミラをふと人間扱いする瞬間。それに対するミラの反応も含めて非常に良いものでした。

回収屋としての事件から大きな話となったキョーマの過去に迫るイースター島編まで、アクションあり謎解きありキャラクターも立っていてケレンも利いていて単純にワクワクするのですが、場面の派手さを求めてか、少し無理な展開になることがあるのは良し悪しという感じ。その辺りまで含めて、なんだかアクション大作映画! みたいなノリを感じる作品だと思います。

10巻のイースター島編完結でキョーマの過去にはひとつの決着がついて、まだ解決していない伏線とともにこの先はミラの物語へと入っていく模様。間違いなく普通アンドロイドではない彼女の行く先に何が待っているのか、この先もとても楽しみです。

あと、直近の話としてはエリーがどうなっちゃうのかとても心配なのですが!