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FULL MOON PRAYER このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

14/12/21

14-12-21

気がついたら今年ももう残り10日という現実を信じたくない毎日です。

落ち着いたら今年の振り返りをするかなあと思いつつ、今年はライブ声優一年であったなあと。

六花の勇者5 / 山形石雄

「黒の徒花」についての情報が明らかになったことで、六花の勇者側の勝利条件に大きな影響が出て、それはある一つの方向性を示し、それでもアドレットはそれを選ぶことを是としない。それは最初からアドレットが考え、話し、行動し続けてきたことであって、だからこそそこへのこだわりがあることも理解はできて。

いやしかしまさかこう来るとは。

かい仕掛けが重ねられたストーリー展開と激しい戦いに翻弄されながら読んでいたら、大外からグーで殴られたような衝撃がラストにあったのでした。


以下ネタバレありです。


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14/12/14

14-12-14

仕事燃える中、取れる時間ライブに突っ込むので本が読めていないここ最近

今週は内田彩アップルナイトアニメJAMに行ってきました。うっちーは早く1stフルライブを。そしてアニメJAMはチーム・ハナヤマタの完成度が高いのにびっくりしました。あんなに踊れるとは正直思っていなかった。

楽園追放-Expelled from Paradise-

初めは特に行くつもりはなかったのですが、周りの評判がえらく高いので観に行ってきました楽園追放水島精二×虚淵玄で、フルCGながらセルルックというアニメ

とりあえず何も考えないで面白かったー! と言って映画館を出てこられるようなアニメでした。新しさだとか、高尚なものだとか、メッセージ性だとか、そういうものは置いておいてエンタメに徹したような作品だなあと。とにかく、こういうの好き! こういうのかっこいい! みたいなもの衒いもなく全部載せしてきているような印象。そしてそれが実にオタクっぽい(しかもかなり古い感じの)なので、ちょっと露骨過ぎて鼻につくところも割とというか、結構あるのですが、一般受けとか上品さとかオシャレさとかを考えないで、とにかく僕の考えた最強のSF的な方向に突き抜けたのが清々しかったと思います。まさにオタクロマンで作られた映画という感じ。なのでハマる人以外から見たらツッコまれそうというか怒られそうだけど、ハマる人が見れば 可愛いエロい! カッコいい! 燃える萌える楽しい!! ってなれるような。

ストーリー展開はかなり圧縮気味で、そのせいか息をつかせないジェットコースタームービーという印象。ディーバと呼ばれる電脳空間進化方向性を求めた人類代表としてアンジェラ。荒廃した地球に残った人類代表としてディンゴ。そしてもう一人ディーバハッキングを仕掛け謎の存在としてフロンティアセッターのほぼ三人で話が進んでいく感じですが、この三者の話に絞った分いろいろ濃くなっているように思います。キャラクター的にはアンジェラくぎゅマジくぎゅしか言いようのないツンデレで、ディンゴ三木眞一郎といった感じ。何をベタなと思いつつも、まあ可愛いしカッコいいと思うのです。アンジェラはまず見た目を少女にする理屈の鮮やかさに笑った後、地上に来たら服を買うべきじゃないかなとか思いましたが! あとネタバレになるので詳しくは書けませんが、おちゃめなフロンティアセッターキャラがすごくツボでした。ああいうのに弱いです。素敵。

そしてセルルック3DCGセルアニメ的な手法をがっつりと取り入れた感じの映像未来を感じさせる説得力十分でした。リアル系CGではなくて、セルアニメ表現CGになっていて、でも3Dからアクションシーンはとんでもない速度でぐいんぐいん動くよ! みたいな。シドニアなんかの3Dとはまたちょっと違うテイストで、こういう映像表現がこれからどんどん見れるというのなら、それはちょっと楽しみだなあと思います。

そんな感じのスパッとエンタメだけど、でも人は選びそうで、今っぽさはないけど、でも最新技術だよという映画でした。とはいえ見ている最中も見終わった後も、単純に面白い! と思える作品なので、とりあえず気になっている人は見ればいいんじゃないかと思います。きっと損はしないはず。

14/12/01

14-12-1

ついに更新が月一回になりましたが、まだ終わったわけでは……。

何をしてたかというとANIMAX MUSIXに行って、シンデレラ2ndに行って、後は仕事炎上してたというだけなのですが。

そんな訳でとりあえずライブ感想とか。

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 2nd LIVE PARTY M@GIC!!

魔法にかけられた5時間――『アイドルマスター シンデレラガールズ』2ndライブリポート - ファミ通.com

シンデレラ最近触っていませんでしたが、一応もちつきマラソンイベント(始まって2つ目のやつ)から触っているので、こう、感慨が違うという部分はあり。

舞浜の1stライブはついにここに辿り着いたんだという想いと、まだまだだと思わせる演出パフォーマンスと、感極まって涙涙の最後MCがまさに最初ライブという感じで良かったのですが、2ndライブは総勢21名による新しい船出のライブという感じで大変素晴らしかったです。

シンデレラガールズキャパ1万人オーバーの代々木第一体育館を埋めて約5時間の長丁場のライブをできるんだということを示した上で、さあここからアニメ化で新展開に入っていくのだという決意表明、みたいな。演出演者パフォーマンスもグッと良くなって、みんなが楽しいライブ最後まで貫いた感じが、この半年での成長なんだろうなあとかそんなことをぼんやりと思ったりするライブでした。

あとは、みんなキャラ愛が凄いというか、本当にキャラに寄せてきている感じが凄まじかったです。麗ちゃまのきらりやゆきんこの杏、なつ姉のみくにゃんなんかはもちろん、初登場組でもさっつんの輝子やまきのんのまゆはそれでしか無いという感じ。東山奈央川島さんも一分もブレることのない完璧キャラ声に役者魂を感じました。

そしてその反面、MCになるととたんに芸人色が強まるのがシンデレラらしくもあり。きのこのやつとかかなり色々それいいのか的なトークがあったのですが、今回一番最初ソロが終わって若干気が抜けているのか、はっしーがへごへごしいトークをするたびに会場がちょっと笑うのが面白かったです。あと渕上舞が加蓮をなんか死んじゃいそうと言っていたのが、中の人それ言っちゃっていいのか案件。でも歌はちょっとびっくりするくらい上手かったです。あんなに歌える人だったのか渕上様。

この強烈な個性のあるキャラ芸人色の強い中の人が、ミリオンシンデレラの一番大きな路線の違いなんだろうなあとか、改めて思ったり。

しかしこう、アイマスというのは、演者スタッフ陣とプロデューサー(ファン)の愛が重いコンテンツというか、過剰なまでの愛でできているのだろうなあと改めて思う熱量ステージでした。それは見ただけでも分かるし、だからこその一体感というか安心感というか、そういうものを感じられるのかなあと思います。一緒に追いかけたくなるコンテンツ、というか。いや本当にアイマス宗教


曲ごとの話。

とりあえず開演前にJewelriesの中から何曲かかかったのですが、紅@星輝子が意外にアレンジ原曲そのまんまを歌いきっている感じでびっくり。あとじょいふる@堀裕子が最高に楽しいのでぜひライブでも聞きたいなあと。

そんな流れで始まったライブ。前回も出演した人たちはそれぞれすごく良くなっていたと思うのですが、中でも青木瑠璃子「Twilight sky」が素晴らしく。今までどこか遠慮というか何かがあった感じだったのが、凄く伸びやかに歌っているのが印象的でした。エアギターで膝をついた辺りとか、「上手く歌うんじゃなくて〜」からの流れとか、だりーなだなあと。あとPのサイリウムがスタンドから見ていると凄くきれいなオレンジと青のグラディエーションでちょっと感動モノでした。あれはすごかった。

山本希望「DOKIDOKIリズム」が助けておねえちゃん! でついにおねえちゃん助けに来た! っていう。そしておねえちゃんの方の佳村はるか「TOKIMEKIエスカレートはるるきゃんしっかりしてきたなあと思いました。

五十嵐裕美あんずのうた」、三宅麻理恵メルヘンデビュー!」はさすがの盛り上がりでもうキャラしかない感じ。戦略的休憩でぬいぐるみが出てきたのは笑いました。そしてそこからのあんきらコントにやたら難しいフリ講座という。あのコントはもう二人はあんきらでしか無かった。

そしてトリだった福原綾香の「Never Say Never」。真っ直ぐ前を見て花道を走る姿に渋谷凛を見ました。いやあれは本当に凛だった。カッコ良かった。

初出場組ではとにかく度肝を抜いたのは松田颯水「毒茸伝説」。あの曲をライブでどうするのかと思ったらガチで歌上手い、というより声の伸びが別格でした。そりゃ安心して「紅」歌わせますよねと。是非次は生バンドで見たい。

それから立花理香「花簪 HANAKANZASHI」はこのためだけの和装衣装に、傘を使ったダンサーたちの演出が素晴らしくはまっていて良かったです。そして何よりりっか様がもの凄い可愛くてだいぶ凝視してました。何あの可愛い人。

あとは鈴木絵理ミラクルテレパシー」が超楽しかったです。サイキックユニゾン! の掛け声とか。あと間奏でマジックもといサイキックで休んでいた杏が出てくる演出も良かったなあと。

ユニットや集合曲は新曲のお披露目もあり、相変わらず最高に楽しいOrange Sapphire」もありの中、やっぱりトライアドプリムスの「オルゴール小箱」が。出てきた瞬間あああああトライアドプリムスだああああという感じで、そしてしっとりとしたあの曲がちょっと涙腺を……。あかん

あと、「メッセージ」が本当に良い曲だと改めて思いました。あれはずっと歌い続けて欲しい曲。

ANIMAX MUSIX 2014 YOKOHAMA

長い長いとは想定していましたが、予想をさらに上回る7時間ライブでした。

アーティストが直近の代表曲勝負してくる上に、カバーのコーナーはそりゃもう盛り上がる鉄板曲を重ねてくるわけで、途中でああもうダメ死ぬと思うくらいの熱量でありました。セトリが殺しに来ているというか、正直オーバーキルだったんじゃないかと!

「ANIMAX MUSIX 2014」セットリスト公開 - ニュース - アニメイトTV

前半セトリの中ではハマりすぎてるミッチーの「君じゃなきゃダメみたい」からKalafinaの「Light My Fire」でうわあああああとなってたらKOTOKO本人が出てしりゃもううわああああああって感じ。そしてHIMEKA日本に再び呼び戻すためのプロジェクトなきがしてきたAG7が流石に上手いし良かったです。あとはセハガで横アリに響くSEGA社歌井口裕香×今井麻美×内田真礼×南條愛乃で「Paradise lost」と声オタを殺しにきたり。

この時点で相当疲れてるのに、あの人もあの人もまだだよね……? と戦々恐々して始まった後半はまあなんというか。初出場ということでJAM Project代表曲連発するわソロメドレーというやばいやつはあるはでいきなり飛ばしたところに、レイカーズカバーハナヤマタOPロウきゅーぶ!二期ED→心ぴょんぴょんでもう。後はこの日の目的と行っても過言ではなかった内田真礼の「ギミーレボリューション」で無事にれすきゅー! できたのが良かったです。というか内田真礼はあんなにライブで歌える人だとは思っていなかったので、ちょっとまた見たい気分。

それからシークレットがGURANRODEO×FLOWで「7 -seven-」は分かってたけど「GO!」もあって、春奈るなは「Q&Aリサイタル」とかまたとんでもない盛り上がり曲をカバーに持ってくるし、Kalafinaは相変わらず素晴らしいし、GRANRODEOは「silence」きちゃうし、May'nは「Brain Diver」あるしでもう大変でした。そう言えば去年の2daysで忘れていたけど毎度体力の限界に挑戦するのがANIMAX MUSIXだったなあと。

本当にこれがANIMAX MUSIX、これぞANIMAX MUSIXという7時間でございまいした。最高に楽しかった!

あと余談ですが、前の座席にいたロデオガールっぽい女子たちの一人が、鈴村健一の「Climax Jump DEN-LINER form」で流れるような所作でUO3本を一気に点灯させていたのが、どこの界隈も同じだなあと思わせる何かで大変印象に残っております。あれは素晴らしく無駄のない動きだった。

14/11/16

14-11-16

冬コミ原稿をどうにかこうにかしていたり、相変わらずライブに行っていたり、仕事が笑ってられない感じに炎上したりしているうちに、気がつけば一ヶ月の時が。

アニメは圧倒的課金力(おそらく)によって作成された神撃のバハムートが異様なクオリティ最近じゃ見ないファンタジー路線で非常に面白いです。サイゲのお金が有り余った結果の税金対策しか思えない汚れた心はおいておいて。あと全く別方面課金力を使って作られたと思われるUTSUWAこと実在ミリオンアーサーが極めて高い中毒性を示しているので、気になる人は一度見てみればいいんじゃないかと……。


あとついに発売日の来た内田彩アップルミントが大変好みでヘビロテです。90〜2000年台初頭感に溢れたバンドサウンドなポップロックボーカルはキュートな声というこの黄金パターンヒスブルとか好きだった人は是非。

アップルミント[初回限定盤(CD+Blu-ray)]

アップルミント[初回限定盤(CD+Blu-ray)]

ニッケルオデオン【青】 / 道満晴明

ニッケルオデオン 青 (IKKI COMIX)

ニッケルオデオン 青 (IKKI COMIX)

8Pのショートショートの中で見事に作られた世界観。それぞれがぜんぜん違うぶっ飛んだ設定で始まりぶっ飛んだ展開を見せても、一定ダウナーリズムでそうなのだと思わせるスムーズさ。お高くとまって上品なようでいて、エログロダジャレと意外に下世話であったりして、それでも下品にはならないバランス。ふとしたコマで強烈に可愛いと思わせたり、悲しい気分にさせたり、感動したような気持ちになったりして残る余韻。

何かもう全部含めてこれがセンスだとしか言いようがない天才所業だと思いました。大好きだ。

ドリフターズ 4 / 平野耕太

読んでいる最中に何度も「おっもしれー!」と叫びそうなくらいにテンションの上がる一冊。オルテを落とすための無血クーデター計画が崩れ、そこからの戦の勢いたるや。ドリフやエンズは各時代、各国のなにか飛び抜けた人たちなのですが、それぞれに背負ってきたものがあり、考え方があり生き方があって、それがブレることはない。だからこそ、全然別の理屈がぶつかり合ったり、交じり合ったりするというのは、この設定だからこその面白さなのだと思います。島津豊久vs土方歳三。数百年を超える幕府薩州因縁を巡る戦い、この熱量は凄まじかったです。

魔法陣グルグル2 03 / 衛藤ヒロユキ

グルグルグルグルだなあと懐かしく楽しい気分になれるシリーズなのですが、ジュジュが出たとあってはこれはもうテンションが! 上がりますよね!! ということでジュジュも登場する第3巻。懐かしい面々が続々集まりつつ、ともだちのダンジョン攻略する流れですが、RPGお約束的な部分や自分たちの状況に対するツッコミが冴えているのがとてもグルグルらしくて楽しいです。そして魔神を巡る話の辺りに感じるアラハビカ編辺りからの旧シリーズにあった、ファンタジーメルヘン空気もまた好きだなあと。

しかし今回はギリと違って魔王が早くも登場して、しかもニケとククリの物語において重要役割を担ってそうで、ちょっと楽しみです。

10万人のテリー / 長谷敏司(天動のシンギュラリティ 1 収録)

本編よりも巻末に収録された長谷敏司10万人のテリー』がぶっ飛んで面白かったです。アナログハック・オープンリソースというBEATLESS世界観・設定が開放されたものベースに、超高度AI子供向けカードバトル大会、その裏で暗躍する人の体を捨てたオーバーマン(TS願望あり・マゾヒスト変態)。それに立ち向かう形のIAIAのエージェント(女海賊コスプレ)がカードバトルをするという、あらすじだとおよそ何を言っているのか分からない話が16ページに凝縮されていてしかも何か熱いしSFしてたような気がする短編でした。そう言えば長谷敏司円環少女で数多の変態設定やキャラクターを生み出していたのだったなと!

14/10/19

14-10-19

冬コミ原稿まだ余裕でしょと思っていたら、小説を書くのが久々すぎたせいでペース的に大丈夫なのこれって感じになってきました。

書きおろし日本SFコレクション NOVA+ バベル

作家陣がめっちゃ豪華じゃん! と思って手にとった一冊。そして期待を裏切らぬ面白さでした。

SF一口に言っても色々なタイプの話があるのだなあと思って読んだ一冊なのですが、その中でも特に面白かったのは宮内悠介『スペース珊瑚礁』、野崎まど『第五の地平』、長谷敏司バベル』という、やっぱり好きな作家は好きなんだなという感じに。

『スペース珊瑚礁』はこのシリーズを読んでいなかったので、宮内悠介ってこんな話を書くんだとびっくりしたバカSF宇宙の金貸しが繰り広げる素敵にくっだらないSF与太話なのですが、ナノマシン意思を乗っ取られた主人公で(いま……あなたこころに……直接呼びかけています……)を小説で見ることになるとは思いませんでした。オチもバッチリ決まっていて素晴らしいセンスだなあと。

そんなアホ話でひとしきり笑ったあとに、それ以上の爆笑と真顔を運んできたのが『第五の地平』。よりSFっぽくなった野崎まど劇場という感じの短編なのですが、これがとんでもない話でした。チンギス・ハーンの話が始まったと思ったら、しれっと宇宙進出してしか草原にこだわって宇宙草とか宇宙馬とかなんだこれ状態。その後もあさっての方向というか次元を超えてぶっ飛び続けるのに、(表向きは)至って大真面目だからもう大草原不可避としかいえないでしょうこれ。史実もっともらしい大嘘→しれっとさらなる大嘘(説明なし)で声に出して読みたい文章が飛び出す、真顔でおかしなことを言う芸風が極まっている一遍でした。図解もいい味を出していて、天才所業か。

打って変わってシリアスな『バベル』は中編の中にこれでもかとテーマを詰め込んだ一遍イスラームテロビッグデータ3Dプリンタストレスから人間シミュレートするプログラムは、意味を持たせないからこそ正確であることができるのに、それを作る人も、それを使うことも、意味から自由はいられない。正しさや夢に縛られて、理不尽は尽きなくて、それでも人は生きている。『BEATLESS』のhIEや『あなたのための物語』のITPでも、そういうテクノロジーとの関わりの中で、人間の姿を書き続ける人なのだなあと思いました。やっぱり、すごく好きです。