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まだまだペンキぬりたて

2016-09-25

[][]中古でも恋がしたい!7

ストーリー
黒陵高校との合同文化祭2日目、古都子は度重なる中傷と妨害行為に落ち込んでいた。
裏で古都子への黒い噂を操っているのは、やはり亜恋。
亜恋の嫌がらせに怒りが収まらない清一は、彼女を返り討ちにするべく生徒会長との共同戦線を張る……。



文化祭後編、アコとの因縁に一旦の決着が着く、ストーリー的にもたぶんターニングポイントな第7弾。
前回のことがあったのでさぞ初芝とのイベントが増えるかと思いきや、案外まっとうに古都子がメインヒロインしてましたね。
いい感じに外堀も埋まってきているし、そろそろ観念してデレてもいい頃じゃないか、清一さんよお。


初芝の告白によって古都子やイブとの仲が険悪に……なるなんてことはもちろんなく、至って平穏なヒロイン一同。なんて完成されたハーレム空間なんだ……。
いやあ、しかし初芝までがねえ。正直清一のどこがいいんだかサッパリなんですが、好きになっちゃったんだから仕方ないですわな。
とはいえこれも、清一が古都子とのことを延々引き伸ばしているからこそ起こっちゃったことで、そりゃ外崎が怒るのも分かる。でも外崎は聖美とくっつけばいいと思う(あんまり見込みはなさそう)。
ともあれ、晴れて初芝とイチャイチャデートだ! と思いきや、予想よりもさくっと終わっちゃって、逆に拍子抜けでした。
もっとも、あれだけ一途な古都子の想いをずっと避け続けてきた清一ですからね。急にヒロインになったところで、そう簡単にはイチャイチャまでたどり着けないわけです。なんなんだ、むしろお前がヒロインか? ヒロイン気取りなのか!?


……とまあ、ここのところ清一の株が私の中でダダ下がりなんですけど、いざ古都子が危険な目に遭ったときの、あいつの行動力だけはなかなかのものです。
黒幕たるアコへの制裁はちょっとやりすぎ感もあったけれど、向こうも向こうだし、正直スッキリしました。これで全て解決とは言えないところが、まだ不安ではありますが……。
あとはもう、古都子のターンです。演劇のときの様子を見ていると、やっと清一も古都子のことが気になりはじめてきたかなあ、ってところですが、ここまできたら、メインヒロインは古都子ということで全く問題ないでしょう。クラスメイトたちからも祝福されてるし、とっととくっついてしまえばいいんですよ!


欲望に忠実な生徒会長、なんだかんだで好きなキャラです。

2016-09-24

[][]妹=絶滅したのです

ストーリー
男→女の順で子供が生まれなくなった世界。
地球上で唯一の「お兄ちゃん」となった勇巳は、実妹の伊織と二人、平穏な日々を過ごしていた。
そんな勇巳のもとに、お兄ちゃんというものに憧れていた美少女が次々に襲来してきて……。



世界で唯一の「お兄ちゃん」になった主人公を求めてトンデモな肩書きを持った美少女たちがやってくるドタバタ妹ラブコメ!
男→女の順で子供が生まれなくなったから世界で唯一の「お兄ちゃん」と「妹」です、って設定、ちょっと天才すぎるでしょ……。
押しかけヒロインたちも日本最強の剣豪やら大財閥の総帥やら外国の王女様やら、頭悪くてサイコーである。脳みそカラッポにしてゲラゲラ笑って読むべし!


実は数十年前からなぜか男児の次に女児が生まれなくなっており、何らかのイレギュラーによって地球上で最後の「お兄ちゃん」であることが判明した主人公・勇巳と、同じく地球最後の「妹」・伊織。
そんな至って普通の兄妹のもとに押しかけてきたのは、全国区の剣道道場の総師範・久遠、世界に名を轟かす巨大財閥の総帥・瀬理、ヨーロッパのトライヤード王国王女・テレサの3人。
普段から皆をまとめたり、大人っぽく振る舞ったりすることを強いられている彼女たちは、伝説に聞く「お兄ちゃん」なら自分を甘えさせてくれるだろうという期待のため! なるほど、それなら美少女がいきなりやってきて「頭なでなでして」とか言ってくるのも納得だな!(?)
「お兄ちゃん」に甘えるためならば、学校も買収するし外交で圧力もかけるし、かと思いきや一緒にお風呂に入ることも辞さないし、もうやりたい放題の彼女たち。その無茶苦茶な暴走っぷりに笑いが止まりません。


そんなご新規「妹」たちに対して打って出たのは、世界唯一の真の「妹」こと伊織(8歳)。
お兄ちゃんに甘えるっていうのはこうやるんだよ! とばかりに、「妹」としてのベテラン甘えスキルをシロート妹たちに存分に見せつけていくのだ! こ、これが……本物の「妹」の力というものか……ッ!
しかし肝心のお兄ちゃんときたら、持ち前のお兄ちゃんスキルが発動しすぎて、結局みんなを甘やかしちゃうもんだから伊織としてはたまらない。
実の妹 vs 妹希望の美少女3人……。謎の構図がお兄ちゃんをどんどん追い詰めていく。妹を持つお兄ちゃんは大変なのです。
現状、あくまで「妹」になりたいだけであって、恋愛関係は微塵も求めていない様子のヒロインたち。果たしてずっとこのままなのか、それとも「妹」から逸脱してしまう女の子が現れるのか? 個人的にはぜひとも瀬理にひと肌脱いでほしいところですが……続刊に期待です。


イラストはちこたむさん。テレサのキャラデザが特に好きですね。
あのコスプレはちょっと反則なのでは……!


ですです口調の伊織ちゃんが可愛いのです。

2016-09-22

[][]やがて恋するヴィヴィ・レイン1

ストーリー
空から落ちてきた少女の遺志を胸に旅に出たスラム街育ちの少年・ルカ。
傭兵となったルカは、王女付き近衛連隊の機械兵乗りに抜擢される。
才知溢れる王女・ファニアに率いられた軍は、王国の命運を決する戦役に臨むのだが……。



謎の人物「ヴィヴィ・レイン」を探す旅に出た貧民上がりの少年が、傭兵として王女を救う恋と戦争の物語。
戦争や機械兵の重厚な印象とは裏腹に、ロマン溢れるストーリー展開と美しい情景描写はさすがの犬村小六といったところ。
今回のお話は世界のごく一部での出来事ということで、巻末の世界地図を見ていると、これからのお話がどう広がっていくのかワクワクが止まりません。


今回は「壁」で三段に分断された世界が舞台。上段のエデン、下段のジュデッカに挟まれた人間たちの土地グレイスランド。
物語は、先進文明を持つエデンの輸送機から落ちてきた少女と、主人公・ルカとの出会いによって始まります。なんと見事な「空から女の子が!」。でも、普通ならここからロマンスが始まるところ、そう簡単にはいかないのがひねくれているというかなんというか。
少女の言葉を胸に、傭兵として旅に出たルカは、5年の歳月を経ていっぱしの傭兵として成長を遂げ、なんと王女が直々に乗る機械兵の操縦士に!
再会した幼なじみにして天才操縦士のミズキとともに、王女を守る近衛として戦争へ赴くことになるのでした。


グレイスランドの戦争を左右するのは、エデンから「下賜」される先進兵器・アーク。
敵国が自国よりも多くを支払い、より強力なアークを手にしたならば、それだけで戦況がひっくり返ってしまう可能性すらあるのです。
そのようにして、一夜で崩壊した王国軍。敵国内に取り残された王女と近衛連隊。執拗に迫る敵同盟軍。
仲間も散り散りになり、残ったのはルカと王女のふたりきり。貧民の少年が、手負いの王女とともに敵国からの脱出を図る……。うーん、ロマンだ!
とっさの機転で敵兵を欺き、幾度となく窮地をしのぎ、最後は全員の命を懸けたギャンブルに出る。ギリギリのところで命をつなぐ緊張感と、この盛り上がり。たいへん興奮させられました。
ルカ、ファニア、ミズキ、そして限られた命を持つエデン産の人造人間・アステル。4人で起こした奇跡が、どのような未来を描き出していくのか。
何やら不穏な予告もされているのですが……どうやらもう1人、主要キャラクターがいるようですし、ともかく続巻が楽しみでなりません。


イラストは岩崎美奈子さん。透明感があってどこか儚い、印象的なイラストでした。
機械兵のイラストも見てみたいですね。


ルカさん、潜在的妹萌えお兄ちゃんだ……(友達になれそう)。