新田次郎 “怒る富士”

KokusaiTourist2011-07-25

 今からおよそ300年前、富士山に宝永の大噴火(1707年)があった。山の東側が火山灰で全滅になる中で、農民たちが“砂よけ”(降砂地の復旧)の費用負担と“生活補償”を幕府などに求めるたたかいを描いた新田次郎の小説です。
3月下旬頃、何気なく書店で買い求めて読み進めるうちに、幕府の行動が、東日本大震災の救援、復旧での政府・東電の被災地、被災者への姿勢と何と似通っていることかと…
江戸時代、それは“亡所”“棄民”と言われた…
 一部を抜粋転写してみました。ブログでは読みづらいと思います。文春文庫から、“怒る富士”のタイトルで上下巻で書店の「新田次郎コーナー」にあります。
静岡県側からみて富士山の右斜面に少し盛り上がったヶ所があります。この“こぶ”ができたのが、宝永の大噴火と言われています。




ANA/エアアジアのLCC、「最安運賃」で勝負

−16年には30機体制に

web版業界紙トラベルビジョン2011/7/22より
 全日空(NH)代表取締役社長の伊東信一郎氏とエアアジア(AK)CEOのトニー・フェルナンデス氏は7月21日に記者会見を開催し、共同で設立する予定の新LCCエアアジア・ジャパン」の成功に自信を示した。新会社は、成田空港を拠点として2012年8月から国内線と国際線を運航する計画。低価格を武器とし、新規の航空需要開拓をめざす。
 伊東氏によると、すでに出資しているピーチ・アビエーションが関西市場をターゲットとしているのに対し、エアアジア・ジャパンは東京や関東圏の需要取り込みをめざす。AKとの提携を選択した理由は、首都圏空港の国際線発着枠が39万回に拡大する2015年に向け、航空自由化の進展やLCCを含む外航の進出など競争の激化が予想される中、早急に立ち上げる必要があったといい、AKのノウハウやブランドの活用を選択したという。
 運賃については、NHなど既存航空会社の「半分なり3分の1なり」を目標にすると明言。また、フェルナンデス氏も「成功のカギは低運賃最も安い運賃を提供するエアラインでありたい」と強調。そして、「東南アジアでの1時間あたりの運賃は30ドル。日本でもこれ以上になるとは思わない。日本のタクシー料金よりも安くできる」とアピールした。
 就航路線は未定だが、機材は短距離から中距離用を揃える。2016年には30機以上の航空機を運航する体制をめざすといい、「その時点で飛べる路線数はかなりのもの」になるという。NHとの競合については、「新たな需要開拓がLCCの最大の命題」とし、「現時点では大きく影響は受けないのではないかと思っている」と語った。
 フェルナンデス氏も、AKのビジネスを始めた初年度の旅客数が20万人であったところが、現在は3000万人を大きく超える規模になったことに触れ、LCCの需要開拓能力を指摘。LCCの立場から見て日本市場は「非常に大きな市場」であり、ピーチなど多数のLCCとの競合が予想される中でも共存できる余地があるとした。
 なお、AKはエアアジアX(D7)で羽田に就航しているが、フェルナンデス氏は「エアアジア・ジャパンが成田を拠点とするのに、エアアジアがそこに飛ばないのはおかしい」とし、「近い将来、羽田と成田両方に路線を飛ばそうと話をしている」ところと語った。

こんな価格競争を繰り広げて、空の安全は守れるのでしょうか…?!“空の安全神話”はお断りです!