バッカーノ! 7話

今回は舞台転換はほとんど無く、時間は過去、舞台は船中に固定な感じ。
話の内容的には不死者誕生秘話。まさか悪魔というオカルティックの極みみたいなものまで出てくるとは思わなかった。
不死には錬金術が関わって来るのは解ってたけど、錬金術は考え方としては化学よりで神だの悪魔だのとは相性悪そうなもんだし。*1
そして、この悪魔は能力的にも性格的にもトリックスターなんてもんじゃない存在で、メイン舞台となる1930年前後の騒動も全部裏で糸を引いているんじゃないかと思える。直接は関わらなくてもどこかで見ているんじゃなかろうか。
話のラスボス的には爺さんの方っぽい雰囲気もあるものの、船にいた人間以外にも1930年前後において不死者がいるとなればそれまでにどこかで不死の秘薬が再び作られたということであろうし*2、製法を巡る話も大きなラインになりそうか。
とりあえずこの辺りの話が列車の方にどう絡むかというと見えないところではあるけど、チェス少年など複数舞台に共通する搭乗人物の動向に注意するべきなのかな。
 

*1:実際作中でもそういう類のことを言われてたけど

*2:実際そうだと思われる場面もあるし

さよなら絶望先生 12話

一応最終回ではあるけど、加害妄想娘と見た目悪娘と新キャラを出して最後まで普通に終わった感じ。
最後の最後は2期を匂わせるようなそうでないような感じを出しつつ、勝手に改蔵で締めたけど。
実は絶望先生2期ではなく、改蔵のアニメ化が企画されたりしてるんだろうか。
総評としては原作の作風のせいもあるけど、それほど悪ノリしすぎという感じも無く、手堅いアニメ化だったという印象。
絶賛はしないけど、ひっそり続いていて欲しいとは思うし、そういう意味では1クールはやはり短かったんじゃないかなぁと思う。
アニメ化の良い点としてはやはり声が付いたことであり、声優陣にハズレが無く特に絶望先生の神谷氏はちょっとカッコ良過ぎるぐらいでかえってハマってた感じ。
お色気要素が強調されてたのは賛否両論かな。個人的には声が付き、より個性が強くなったことを受けて、そういう方面の露出を強化するというのは有りなんじゃないかと思うけど。
とりあえず2期が始まるようなら期待はする。OVAとかだと無しかな。15分2本形式でぬるく続くほうが向いてると思うし。
 

ぽてまよ 12話

ここで母親の話は卑怯というかなんというか。直接「その時」のシーンを描かないことがかえって心にクるわ、そうやって盛り上げておいてぽてまよの花が散るシーンなんか持ってくるもんだから嫌でも涙腺にじわりと来る。
まぁ、やはりというかなんというか結局ぽてまよ達は死んだわけじゃなかったけど。あと、素直が父親に冷たい理由も明らかになったけど、内心ではもう許してるっぽいしとことん作風に沿った良い子ばかりで心が和ませられる。今回はやすみも空気読んでたし。
そして最後の最後で娘(?)誕生。ほんとどんな生態してるんだこいつら。ぐちゅ子の娘がかなり可愛かったのが気になる。まぁ、今回で最終回だけど。
総評としては始まる前は全然ノーチェックだったのに、毎週毎週が楽しみな作品の一つになってしまっていた。
和み系作品のアニメ化というと、「なんとなく和ませる雰囲気」止まりの作品が多く、製作サイドも持て余してキャラ萌えやイロモノ系のネタに走りがちなのに、ここまではっきりと和ませられる作品も珍しい。
声優、演出、作画など全てが上手くかみ合った結果だろうか。ゴールデンタイムか土朝か日朝でまったり続いても良い位だと個人的には思うし、二期にも期待したいところだけど原作のストックも無いらしいので、無茶な要求も禁物かな。
 

もえたん 12話

最終回だけど、特別盛り上がることもなく、正体バレが来るわけでもなく、ドタバタした日常はこれからも続く的な綺麗な(?)締め方だった。
正体バレがないとは言っても、ナオの方は恐らく気付いているんだろうけど敢えて言及は避けたという感じで、2期に繋げるつもりなんだろうか。
受験後の話はどちらかというと周囲のキャラメインなのがこの作品のメインはいんくではないというのを象徴していなくもない。結局はありすとなーくんのやりとりが一番綺麗に話を纏めてるという感じでもあったし。
それにしてもナオの妹まで魔法少女に変身させるとは予想できなかった。
総評としては最後までロリコンお色気路線を貫いたのは有る意味賞賛に値する。パロディネタも多かったけどそれらはどちらかというと悪ノリしているという雰囲気を演出するための一要素に過ぎず、視聴者に深く考えさせないのを徹底させてたんじゃないかと思う。
そういう意味でもやはりこの作品の主人公はあーくんで、いんくでさえロリコン路線のための小道具に過ぎなかったんじゃないかという感じさえしなくもないけど*1
まぁ、ロリコンお色気路線を追求する姿勢自体が作品を通してのネタとも言えるし、なんだかんだで頭空っぽにして見る分には楽しめるアニメではあった。
 

*1:妹が魔法少女になったのも、世代交代のようで象徴的だし

ゼロの使い魔〜双月の騎士〜 12話

ルイズのためだけに七万の大軍に一人で突っ込むサイトの行動は、それまで死にたくないし殺したくもないと繰り返してきたからこそ重みがあり、正に最終回に相応しい見せ場だった。
ただ、だからといってこれでもかと背後に二つの月を映して二期のサブタイはこういう意味ですよと言ってる風なのは興ざめだったけど。
戦闘シーンも相応に力が入ってたけど、サイトに矢が集中するシーンや止めを刺そうとするシーンなどはやりすぎてかえっておかしい感じだった。
あと、サイトが突っ込んだ結果、所詮一人では何の影響も無かったのか、それとも多少なりと足止めの役に立ったのかというのがさっぱり出なかったのも物足りなさを感じた。
とはいえ、全般的にルイズ@釘宮理恵の演技が冴え渡っていた甲斐もあり充分引き込まれはしたけど。ほんとこのアニメは釘宮様々じゃないだろうか。
最後は前回ギーシュの話で匂わせていたように、妖精がサイトを助ける展開に。この妖精、中の人が能登麻美子だは、ガンダールヴを知っているはで相当な重要キャラぽいので、三期もあると考えて良いんだろうか。
二期通してみると、やはりアニエス関連の話はさっぱりいらなかったなぁ、という感じ。一期はシエスタやタバサなど脇キャラの掘り下げをしつつ上手く本筋に話が合流する感じに作られてたのに、二期は何もかもがチグハグな上に新キャラの出番を増やしはしても活かしきれず、そのくせ旧キャラは影が薄くなったり株が下がったり殺されたりという感じでスタッフの力量差がはっきり現れたか。
三期を匂わせる風な終わりではあったけど、一期スタッフがやってくれるなら三期も期待という人と、二期スタッフがやるなら三期もいらないという人で別れそうだ。まぁ、釘宮理恵が出るなら無条件で見るよって人も多そうでは有るけど。
そういや最終回特別仕様なのかOPとEDにSE加わってたけど、はっきり言って邪魔だったなぁ。どういう意図で入れたんだろう。
 

今週のグレンラガン

絶対的な防御で攻撃を防いで、効かないと言って次弾も真正面から受けておいてやっぱり効いてました、って展開を味方側でやるとは思わなかった。シモンが気合を入れればこれでまどんな無茶でも押し通せてきただけに、見てる方としてもかなりの脅威に感じられる上に、そこに加えてシモンだからこそ絶望的な未来が解ってしまうという展開まで重ねて、これまで以上の絶望感を煽ってくるとは。
そんな中でロージェノムが普通に話の解る娘想いの親父になってたのは笑った。そしてブー太が人型に進化。もうなんでもありだな螺旋力。とは言え、人型が一番螺旋力が発揮できる形態だとしても、相手の力も人型に一番有効に働いて結局見せ場らしい見せ場は無かった感じだけど。
アンチスパイラルの精神攻撃は別の可能性の世界を見せるもので、有る意味お約束的。ぴゅーと吹くジャガーのハマー役がカミナ役の小西氏と聞いたときは声カッコ良過ぎるんじゃね?と思ったもんだけど、このときのへたれバージョンのアニキを見てるとハマリ役なのかもなぁ、と思った。
今まで回想でもほとんどカミナ出さなかっただけあって、ここに来てのカミナの登場はやはり心に来るな。カミナ死亡時のあばよ、ダチ公というサブタイと今回のサブタイが対になっているのも上手く噛みあってて本当に感動物。
そしてニアも最後までシモンを信じきって、いよいよ最終局面に。ここまで来たら全滅エンドは無さそうだし、次回最終回も期待できそうかな。
 

今週のハヤテのごとく!

今回はオリジナル回だったけど、安易なパロディに頼り切ったドタバタノリというわけでもなく、コメディとして中々楽しめた。
伊澄によって不幸石が浄化されても、やはりハヤテは不幸な目に遭う宿命なのか。まぁ、今回のは半ば自業自得だけど。
今回の話を見て、西沢さんはささやかな幸せのみを望むところが魅力なのか、と思った。アニメでは描写的に優遇気味だよなぁ、西沢さん。アニメではもっぱら食いしんぼキャラなのにハヤテにピザ食べさせたりといったところも良かったし。
次回以降はしばらくアニメオリジナル展開なのかな? とりあえずヒナギクの出番が多ければそれで良しではあるけど、さすがになんか武闘会的なノリになりそうだと不安にもなる。
 

今週のジャンプ感想

アイシールド21
少年誌でここまで直接的な脅迫シーン出しちゃって良いもんなのかなぁ。これまでの描写的にはせいぜい弱みを握ってる風を匂わせて行動を操る程度ではないかとも思えてたのに、今回のは100%脅迫だし。武蔵を引き入れる際の描写との対比と考えられるけど、もっと洒落で済む範囲にしとけば良いのに、と思う。
アゴンと利用しあう関係だったというのは前から出てたけど、こいつらの出会いはそもそもいつどこでどんな風だったのかは興味有るな。
 
「ワンピース」
透明獣人が生きてたり、幽霊女が復活しそうだったりでまたぐだぐだ展開になるかと思ったけど、透明獣人はあっさりやられるし幽霊女は逃げるっぽいしで、あとはモリアとオーズだけ何とかすれば良いぽい感じ。
オーズにやられた連中もさすがというか復活してきて、最終局面に向けて盛り上がってきた感じ。ここまでの一対多という戦闘も今まで無かったパターンなので、どう連携をとるか見所ではある。
 
「ナルト」
ペインは役割に応じて体を変えているということなのかな? また奥の手的な体が味方の誰かの血縁だったりする展開が待ってそうだ。
小南ともどもジライヤの元弟子だったみたいだし、四代目の面識もあってナルトとも何らかの因果関係が発生したりしてそうだし。
そういや小南、ジライヤの影に隠れる術のこと知ってたのなら最初から気付いてろ、と思った。あからさまに影の形違うかったじゃんよ。
 
「ブリーチ」
やっぱりノイトラはまだ死んでなかったか。それと織姫を捕らえてたアランカルは前回の予想に反して小物臭いなぁ。
とりあえずネルとノイトラがお互い刀解放する展開かな。
雨竜と恋次のほうはもうかなりぐだぐだで何がやりたいんだかさっぱりな感じに。結局クローン消すのかよ。
自分の美的センスのためにクローンの見分けを付くようにしちゃったことが馬鹿だと突っ込まれたのが恥ずかしくてクローン引っ込めた、とかだとちょっと萌えなくも無い。嘘、全く萌えません。
 
P2!
やっとアキラきたー! ここ数話お嬢がぱったり出なくなったのはアキラとヒロムの前で鉢合わせて修羅場を演じるためと信じてるよ。
それにしても相変わらず乙女はヒロインぽい行動をしてるようで、何かずれてるなぁ。