ヴァイツェンをフルマッシングで仕込む

今を去ること2日前、ついにビール仕込みの究極といえるフルマッシングに挑戦してみました。
今回仕込んだのはヴァイツェン。目標は銀河高原ビールです。
ヴァイツェンは私の好きなビール。ぜひうまく作りたいと意気込んでかかりましたが、
ま、先に結論から言うと、少々悔いの残る結果となりまして……





【先日の実験 はじめてのフルマッシング】



例によってアドバンストブルーイングさんから購入した、ビールとなる材料一式。
挽いてある麦芽、ホップ、そして酵母の3点のみ。さすがに品数が少ない。
麦芽は大麦と小麦を半々すつで1.8kg。
ビール10Lって麦芽2kgでできるんですねぇ。もっと多い量が必要と思ってました。やや意外です。



まず麦芽1.8kgをマッシング。



糖化した麦汁を回収。



煮込み。そしてホップ投入。



冷却。発酵容器へウォートを移送。


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10L仕込みなはずなのに6Lしかとれてない…
比重を測ったら1.038。
いや確かに雑味が入るのを嫌がってスパージングのお湯を半分の4Lでやりましたが…
麦汁の回収率が下がることは予想してましたけど8Lくらいはできるだろうとは思ってましたが…
まさか6Lまで落ち込むとは。
おまけに、うっかりビタリングホップを全量入れてしまったので、味見してみたらムチャクチャ苦い。
この苦さ、子供のころ、砂糖だと思って舐めたら重曹だったという苦い思い出が甦ります。
まぁ6Lのウォートに、10Lのビール用に調整された量のホップが入ってるので苦くて当然かもしれませんが。
あぁ、今まで作ったビールのなかで一番苦いものができてしまった。ヴァイツェンなのに。
この味わい、銀河高原ビールとは程遠い。


さて、この苦いウォート、どうしてくれようか…
 1:補糖してでもとにかく10Lに調整。苦さを少しでも緩和する。オールグレインは諦める。
 2:このままイーストをピッチ。あくまでフルマッシングにこだわる。苦味は我慢。


悩んだ末、2をセレクト。
水和化したイーストを投入して総量約6.3L。





発酵3日目。経過は順調ですが、あぁ、最終的にどんなビールになるんだろう…