EVERYTHING FALLS APART

　ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「改革は積極的で、保守は消極的である。前者は真理を目指し、後者は安寧を目指す」

Ｂｙ　ラルフ・ワルド・エマーソン

　といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。

＊求ム！デウス・エクス・マキナ

　何ちゅーかなぁ〜(￣〜￣;)今回の非常事態にて人間の本性が出てきて分かったのが、日本人ってやっぱ消極的で悲観的だって事である。サッカーや野球で言うと「５点取られても６点取り返せば無問題(￣▽￣)V」ではなくて「点取られたらど〜しよ〜ヽ(д｀ヽ)｡｡(ノ´д)ノ」って考え方が上から下まで蔓延してるって話である（笑）自分の意見は言わず、自分の考えは持たず、上の命令やマニュアルに従って行動してれば無問題。ソレのボロが出たのがこの度の震災である。未体験の事態だから当然マニュアルもない。そして上へ上へと意見を伺い続けて国のトップまで辿り着いたものの、国のトップから上は当然無いから右往左往しているという（爆）

　ワタクシが思うに、バブル崩壊後の日本って「積極的に目指せる何か」を見失っちゃったのである。今の中国がメチャクチャ活発なのは「豊かになりたい」という個人的目標に加え「アメリカとタメ張れる国を作りたい」って公的目標があるからだと思うのである。日本はバブル前までは経済成長という大きなモチベーションを元に世界第２位の経済大国になったものの、第１位とは絶望的な差があるのを見せ付けられた＆バブル崩壊による挫折を味わって以来、何ちゅーか「とりあえず今現在の豊かさだけは維持しなきゃ(´Д｀；)」って後ろ向きな目標に変わってしまったのである。そーなると当然リスクや失敗は忌むべき存在になり、平和と安定が尊ばれるようになる。そのメンタリティは自ずと上から下まで刻み込まれるワケである。

　アメリカって国の何が凄いかっていったら、現在進行形でトップを走り続けているにも関わらず、その積極性を失わないことである。考え方は千差万別でも、国民の意識が上から下まで「より良いモンを目指そう」で一致してるのである。こーゆー光景が見られるのもアメリカならではの積極性と楽観性ゆえなのである：

日本じゃまず、こーゆー光景はお目にかかれない。１つ、対処法マニュアルが無いから。２つ、助けに行って失敗したら自分も恥をかくから。３つ、上手く行ったら行ったで「カッコつけやがって(　｀д´)ケッ！」って嫉妬するバカが現れるから。何ちゅーか、日本人のデウス・エクス・マキナに対する確信がどこから生まれるのか、ワタクシはソレが未だに不思議で不思議でしょーがないのである。

＊毎月のアレ

　まぁソコんトコは、リアルのワタクシをご存知のロンマニアの方からすれば「お前に言われると余計にムカつく」なので、コレぐらいにしておこう（笑）ワタクシは何時ものように平常運行である：

REV SPEED (レブスピード) 2011年 05月号 [雑誌]

何らかんら言って毎月読んでしまってるコレである。相変わらずショップの提灯記事が少なくないのがアレであるが、色んな角度から”走る楽しさ”を伝えようとしている姿勢は評価しているつもりである。何せ肝心のチューニングベースである国産スポーツが減っている＆高級化していってるんだから、どちらにしろチューニングだけの雑誌はこの先廃れていく一方である。だったら走りの楽しさを前に押し出すのが正しい方向性だとワタクシは思うのである。

タミヤ 1/24 スポーツカーシリーズ No.319 LEXUS LFA プラモデル 24319

久しぶりのプラモネタである。最近のタミヤのプラモは昔のようなフルディスプレイモデル（エンジンから組み立てるリアルなヤツ）の新作が出てなかったためココ数ヶ月は全く作っていなかったのであるが、この度久しぶりに本格的にエンジンから組み上げるヤツが発売されたため久しぶりに買っちゃったのである。やっぱクルマのプラモはフルディスプレイに限るのである。エンジン、駆動系、足回り、シャシーなどを組み上げる作業が実車を組み上げるソレを追体験してるようで、メカフェチのワタクシには堪らん過程なのである（笑）

＊天罰のススメ

　某都知事の天罰発言ではないが（笑）ワタクシも今回の震災はある意味テメェを見直す良い機会だと思うのである。今まで消極的＆悲観的でも誰も異議を唱えなかったのは、ひとえに日本という国が豊か過ぎた体と思うのである。世界第２位の経済力を誇っていて、水も安全もタダで、公共サービスも充実していてモラルも高い。自分の考えを封印して、自分の言いたい事を我慢して、ひたすらマニュアルと上の指示にさえ従っていれば、世界にも類を見ない安定しまくった環境の中で飢えることなくマッタリ生活できるワケである。日本人に限らず、安定した生活はソレだけで価値があるってモンである。

　が、リーマンショック以後の大不況に加え、今回の未曾有の災害によるダメージである。日本人は一度でいいからテメェがドップリ浸かってる”安定した生活”という名の微温湯が神様の恵みでも何でもなく、テメェに都合の良いデウス・エクス・マキナなんぞ起こらないことを知るべしである。今自分たちが享受してる豊かさは自分の手で守っていかなきゃならないんだと知った時こそ、日本人が積極性を取り戻す時だとワタクシは思うのである。積極的になれさえなれば、楽観性は後からついてくるから無問題・・・・と偉そうに日本人論を述べるワタクシであるが、ワタクシがソレを言うと所詮はスラックティビズムから先へは行けそうにないので（笑）ツッコミが入る前に閉口するに限る今日この頃であった。