fbterm_1.1-1

ご存じの通り、Ctrl+Alt+F[1-6] 等で起動する仮想端末では日本語表示ができません。Ubuntu を日本語ロケールでインストールしている状態で man してみたりすると、当然文字がバケラッタしています*1。仮想端末で日本語を表示させるには日本語化フレームバッファターミナルである jfbterm が必要なわけですが、Ubuntu の jfbterm は exit 時に刺さる不具合があるようで常用するにはいまいちでした。

フレームバッファで動作する仮想端末ソフトウェア。 sf.jpの記事から、良さげだったのでビルドしてみた。Debパッケージも簡単に作成できた。ちなみにITPは岩松さんがすでに#497803として表明されたので、いずれunstableで公式に利用できるようになると思う。

武藤さんのところで紹介されていたのがこの fbterm。武藤さんが Debian パッケージを作成されたそうなので、早速パクる Hardy でビルドしなおしてみました。Build-Depends に libgpm-dev というパッケージがありますが、Ubuntu では libgpmg1-dev のようなのでここだけ修正。
Ubuntu Desktop を使っていて仮想端末使うか? という話もあるのですが、意外と使ったりするんですよ。特に HP2133 はタッチパッドがアレなこともあり、ちょっとした作業なら端末を使った方がずっと楽。最近流行のウルトラモバイル PC の狭い画面で快適に生活するためには、fbterm + screen + emacs ってのもいいんじゃないかと。

例によって誰が使うか解りませんが、PPA に put しました。Hardy の apt-line を追加して


$ sudo apt-get install fbterm
してください。
ちなみにフレームバッファを有効にするためには以下の設定が必要です。

$ sudo vi /etc/initramfs-tools/modules
# 以下の二行を追加
fbcon
vesafb

$ sudo vi /etc/modprobe.d/blacklist-framebuffer
(...snip...)
blacklist tridentfb
# blacklist vesafb # コメントアウト
blacklist vfb

$ sudo vi /boot/grub/menu.lst
# defoptions=vga=791 # vga 云々なオプションを追記

$ sudo update-grub

*1:export LANG=C ですと? まぁそうなんだけど...