第2回:マレーシアの不動産に投資する30の理由

マレーシア不動産投資のススメ ── 不動産購入前の注意事項、運営管理から投資戦略まで (現代の錬金術師シリーズ)

マレーシア不動産投資のススメ ── 不動産購入前の注意事項、運営管理から投資戦略まで (現代の錬金術師シリーズ)


第2回:マレーシアの不動産に投資する30の理由

執筆者:Johan Julis


セラマット・プタン(SelamatPetang!)。マレーシア不動産投資クラブのJohan(ジョハン)でございます。マレーシア人で、現在は日本在住15年目です。最近の暑さはマレーシア人もびっくりするほどの暑さで、節電もしなければいけないので、この夏を乗り切れるかどうか不安です。くれぐれも熱射病等で倒れないよう気を付けましょう!

さて今回は、「マレーシアの不動産に投資する30の理由」についてお伝えします。
ここ数年、マレーシアの不動産は海外投資家に大人気です。この人気っぷりを応えるべく、デベロッパーもどんどん土地を開発して主にクアラルンプール周辺では至る所に商業施設、タウンシップ、コンドミニアム等が立てられていて街の風景も日が増す度に変わっていっています。それに伴い、不動産価格も右肩上がりの上昇基調です。

マレーシアの不動産に投資する理由としては一言ではまとめられませんが、マレーシア不動産投資を成功するカギは、最も関連性のある観光業の動向を見ることです。幸い、マレーシアは現在観光業が絶好調で観光客が著しく増加しています。

ここからはマレーシアの不動産に投資する30の理由をリストアップします。ご参考になれれば幸いです。

1) ロングステイ滞在希望国第1位(2006〜)※ロングステイ財団
2)政府がMM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム → 最長10年間滞在が可能なビザで、ビザで認められる期間は何度でもマレーシアに出入国する事が可能)を強力に推進、外国人投資家を呼ぶ事に非常に熱心

3) 東南アジアで抜きん出て治安が良い

4) 温厚で親日的な国民性
5) 物価が安い(※日本の3分の1程度)
6) 日本から5時間半〜7時間の距離にあり、時差もわずか1時間。日本との往復や連絡に煩わしさがない → ※マレーシア航空便及びJAL便は毎日発着、エア・アジア便は週3発着。最近、羽田便も開港したのでさらに便利
7) どこでも英語が通じる、不動産売買契約も英語で

8) 美しい海辺や熱帯雨林など豊かな自然に恵まれている
9) 熱帯に位置しながら、穏やかな気候で東京や大阪の夏に比べ過ごしやすい。また、キャメロン・ハイランドという常春の高原リゾートもある

10)クアラルンプールのような近代的な都市もマラッカのような長い歴史を持つ世界遺産の街もあり、多様な街の風景

11)食事がおいしい(マレー料理、中国料理、インド料理、タイ料理といった様々な料理がある)

12)ゴルフ天国と呼ばれ、全土に220か所のゴルフ場がある

13)地域では高経済成長を続けている国の一つ(年間成長率→5〜6%)

14)旧イギリスの植民地で、イギリス式の法制度(不動産法も)

15)フリーホールドの不動産所有とタイトルの保護

16)魅力的で値頃感のある不動産が多く、レンタル市場もしっかりしている

17)イニシャルの購入コストが安い(不動産価値の3.5〜7.0%)

18)15〜30%のキャピタルゲインが見込められる

19)透明性のある不動産取引と有効的な不動産登記制度

20)税メリット→海外からの収入は非課税

21)税メリット→不動産のキャピタルゲイン課税は所有期間5年超であれば免除、5年以内は5%

22)近隣国のように、不動産を購入する際に「ローカル・パートナー」が必要という要件がない

23)都市部に移住するローカル住民からの転売物件の根強い需要

24)海外駐在員(エキスパッツ)からも高品質で新しい不動産の需要も高い

25)世界観光機関WTO)によると、コモンウェルス53カ国の中ではトップ3の海外旅行者到着数を誇る、観光業が絶好調

26)中国人投資家の存在。イスラム金融の隆盛に加えチャイナマネーの流入で銀行や開発会社に潤沢な資金が集まる状況

27)高速道路やインターネット・携帯電話などの通信網が近代的で発達している

28)10期マレーシア経済プランの発表。政府は、さらに国のインフラストラクチャの改善と経済の発展を目指し、不動産市場にも良い影響を与える

29)マレーシアの通貨(リンギ)は円、ドル、ユーロ、ポンドに比べると価値が低いので、外国人投資家にとって不動産が買いやすい

30)抜群なロケーション → タイ、シンガポール、オーストラリア、バリが近く。さらに、格安航空会社(LCC)のエア・アジアを利用すると割安で行ける



【寄稿者紹介】
Johan Julis
マレーシア・クアラルンプール出身。不動産開発事業を営んでいたマレー系の父と、中華系の母の間に生まれる。マレー語、英語、日本語、中国語(広東、福建)の4ヶ国語が話せる。マレーシアの有名高校Malay College校を卒業後、1996年に国費留学生として来日。横浜国立大学経営学部を卒業後、日系金融サービス会社を経て、現在は米系プライベートバンクに勤務。米国公認会計士の資格を有している。

マレーシア関係でお問い合わせがある場合は、下記までお願いします。
E-mail: info@macromeister.com
URL: www.m-reic.com