ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

文学座アトリエの会『終の楽園』★★★☆ 

 信濃町
 文学座アトリエへ。
もっと重い内容かと思っていましたが、子どもたちの財産分与をめぐる愚かさに笑っちゃう場面も多く、とても面白かったです。81歳の金内喜久夫さんを筆頭に、本にあった年齢の俳優さんたちが演じられるのを観られる贅沢な文学座
 
作:長田 育恵(てがみ座)演出:鵜山 仁 http://www.bungakuza.com/tsuinorakuen/index.html
あらすじ『莫大な入居金を必要とする高級老人ホーム。地主の北澤武生は、最上階の個室に一人で住んでいる。 四人の子供は武生を引き取ろうとはせず、やがて来る最期の時を固唾を飲んで見守っていた。ある日、由夏子(長男の嫁)の紹介で、アートセラピーのための絵の講師として深田未緒がやってくる。 最初は拒んだ武生だったが、絵を描くという行為を通じ、いつしか二人は共鳴し合っていく。 しかし、それは北澤家の歪んだ関係を露見させる始まりとなった……。生命は最期に向かい進んでいく。それは逃れようもない定めだとしても、心は運命を凌駕することができるのか……? 』
  
ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』をモチーフにした作品とのこと。カラマーゾフ〜のように四人の子供が軸となっているのでも、高級老人ホームに住む父親と絵の先生が軸になっているのでもなく、軸がはっきりしていなくて、父の過去とか、絵の先生の家庭の背景とか、ホームの看護婦と父の妾の子との恋愛とか、ホームのスタッフも絡んできたり、色々詰め込んであるので連続テレビドラマ的だなと思いました。←(ちょっと昭和な昼メロな感じ)
 
私、乘峯雅寛さんの美術も好き。今回はアトリエの裏庭が重要なラストを飾る美術になっていました。私の席からは見えない月が見えた気がします。夜に咲く朝顔も。美しいラストでした。
 久しぶりにしゅうさんが観にいらしててドキドキ・・。那須さんとご一緒でした。次は共演ですね。

 unks第5回公演「二本の二人芝居」『別所文+竹内銃一郎 かごの鳥』『岸田國士 命を弄ぶ男ふたり』http://ameblo.jp/unks/
二人芝居を二本、交互上演。一度2本観れたらいいのになーーー。

JOIN no.81 

 文学座アトリエでイキウメの安井さんが書いたエッセイが載っているjoinを見つけ購入。
 「私の初舞台vol.61」イキウメの安井順平さんのエッセイ『散歩する侵略者』おもしろかった。安井さんの文章もフリがとても長かった。安井さん主演の『散歩する侵略者』観たかったな。
 巻頭シアターネクストが蜷川さん。12ページのインタビュー「中身の贅沢なものを生み出したい」さいたまゴールド・シアターとさいたまネクスト・シアターのことが中心です。
誰とは書いていなくて、若い俳優はいくら育てても辞めるというコメントが寂しそう・・やっぱりもう少しネクストにいてほしかったんだなぁ〜って感じます( ; ; )新人を3年育ててやっと仕事覚えたのに他の会社にいっちゃうとかあるじゃない。同じなんだなぁと・・。
『わたしを話さないで』でさい芸に行ったたとき、蜷川さんがおっしゃられたことが頭から離れません。言えないけれど。
 
 朝日夕刊、笈田ヨシさんの「人生の贈りもの」4と5(最終回)
最終回の「想像をするのは自分ではありません。想像は天から降って来る。それを受け取る器の中に自分の思考を詰めすぎると、贈り物を取り落としてしまいます。自分を空っぽにすることです」という最期のコメントが印象的でした。
何の仕事でも自分の過去の経験にしがみつくと新しいアイディアは生まれないもんなぁ〜ってね。