- 作者: 小山健
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2017/10/12
- メディア: 単行本
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独特なマンガのタッチなのだが、内容が夫婦のあるあるになって共感できるところ多々あり。帯には「お父さん目線の育児マンガ決定版!とあるが、ラストには妻の「さち子さん」のインタビュー記事が掲載され、実情が伝わってくる。
著者はアダルトが大好きなようで、その隠し方をコラムでアドバイスしたりp19、スケベに関しては女性の理解も得にくいと嘆いてい見たりp167、率直に描いている。しばらくセックスレスになったものの、子どもは大好きで不妊治療も試み、「ちーこ」が誕生する経緯など、いろいろ大変だったんだろうなぁとも思う。そのことはもう少し描いてほしかったと妻が巻末で語ってはいたけど。
また、なにげに、タラレバ娘のテレビドラマや、コンビニ人間の本、高校時代は名張市だったのか関西が舞台で和歌山への旅行など、生活圏で想定できる場面が出てきて、これもまた親しみを覚えた。
発刊したポプラ社のサイト⇒ https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008163.html
連載されていたポプラ社のサイト⇒ http://www.webasta.jp/
著者の2018/04/26 12:00 にアップされたオモコロ特集【漫画】ツキイチ! 生理ちゃん9⇒ https://omocoro.jp/kiji/138395/
最後に引用したリンクは、SNS上で知り合いが「泣けた」とシェアしてきたストーリーで、確かに、アンネナプキンが誕生するまでを感動的に描いていた。
会社員としてネットでマンガを書いていて少し有名になり、本を出版するようになって東京に進出してきたということだが、今回、本書やSNSで触れるまで、全く知らなかった。どこでどう接点が生まれてくるのか、とても不思議な気がする。これから娘さんも大きくなっていくでしょうし、そこを題材にすれば、共感できる物語は続くのだろうとも思いました。ご活躍を期待したいです。
{2018/4/24-28読了、記入は4/28土曜}