読書録

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しっかり知りたいビッグデータとAI

しっかり知りたいビッグデータとAI (丸善ライブラリー)

しっかり知りたいビッグデータとAI (丸善ライブラリー)

 AI活用を命じられた社員が、専門家の博士と対話する形式で書かれた本書は、とてもわかりやすくなじみやすい。ボードゲームとAIとの対決歴史などもまとめられ、なるほどと納得した。
 また、丸善の出版物でこの読書録に登場するのは初めてだが、こうした出版事業を手掛けていて、「理科年表」も出していたことをサイトで知る。


発刊した丸善出版のサイト⇒ https://www.maruzen-publishing.co.jp/item/b302793.html


 いくつか覚えておきたいポイントを引用
◇人間の知能をAIにとっての難易度で5段階に分類p26
1)記憶、計算、整理、
2)推理、推論、関連付け、判断
3)認知、認識、類別、判別
4)理解、読解、想像、経験、
5)感情、創造性、愛、感覚、直感、笑い

人工知能という言葉が誕生したのは、1956年のダートマス大学の会議でのカンファレンスp34
・MITのピーマン・ミンスキーが、マッカーシーに相談、10人が集まる

◇データ解析技術は「教師あり学習」(手本あり)と「教師なし学習」(評価が明らかでない)p71
⇒なしで、可視化とデータマイニング

◇おかしな反応をしてしまうAI p89
・パーツの組み合わせで認識するAIは、パンダに別パターンがもぐりこむとキツネザルと認識
・車の自動運転も、白線が夕焼けや雪で認識できない、着ぐるみを着た人間、どう判断など課題

不気味の谷 p132
・ロボットの姿や仕草が人間に近づいていく場合、ある程度までは親近感、あるところから不気味や嫌悪
・1970年にロボット工学者の森政弘氏が唱え、最近カリフォルニア大心理学者が存在を証明

◇映画『マネーボール』2011年、オークランドアスレチックスがセイバーメトリクス指標で強くなる実話もと
←見たような気もするし見ていないかも・・でもう一度見たい。

 

{2018/10/8-11読了、記入は10/13土}