共産党の志位委員長は1日、全労連メーデーで、いわゆる従軍慰安婦
題に対する安倍首相の姿勢について「戦争に無反省の勢力が憲法を変えて
武力で海外にうって出る。美しい国どころか恐ろしい国づくりだ」と批判。
社民党の福島党首は「国民投票法案が成立すれば米国とともに世界で戦争
する国ができてしまう」と訴えた。

 

弱小政党に転落し衰退の一途を辿る社民、共産両党だがメーデーでは労働
者の味方として威勢の良い限りだ。社民党は大幅に議席を減らしたことで
政党交付金も減り、本部の職員をリストラせざるを得ない状況にまで追い
込まれたのも記憶に新しい。労働者の味方を謳いながらも自党の職員の雇
用すら守れない政党に、多くの支持者が幻滅したのではないか。リストラ
された職員がユニオンを結成するオマケまでついた。

 

憲法が永久的に変えずに済むものならそうあるのが望ましいが、時代と乖
離し始めてしまった部分は修正していかなければならない。福島党首の訴
えは飛躍しすぎであって、自衛隊の戦力をもって世界を相手に戦争をしか
けられるはずがない。これからそれだけの戦力を整備しようとすれば、相
当な時間がかかるだけのことだ。友軍が攻撃されても助けることも出来な
い現状はどう考えてもおかしい、それだけだ。