民主党枝野幸男幹事長は26日、沖縄県知事選への出馬を表明した同県連代表の
喜納昌吉参院議員と党本部で会談し、「公認しない」と直接説明した。米軍普天
間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設反対を訴える候補を公認しない党方
針に基づくもので、喜納氏は「考える」と回答を持ち帰った。ただ、出馬の方針は
変えないとみられ、執行部は除籍を含めた処分を検討する。

 

沖縄県知事選は革新勢力にとって、自民党に一矢報いるための重要な戦いとなる。
それだけになるべく票が割れない方が良いのだが、喜納氏が立候補することで多少
は影響が出るかもしれないだろう。民主党も鳩山政権時代に散々迷走したあげく、
普天間基地の移設先を結局は辺野古沖に決めたこともあって、移設反対の候補を表
立って支援することは出来ない。かと言って自民党と共に仲井眞氏を支援するのは
難しい。結局、自主投票と言う形で逃げるのだろうが、そう言った判断が民主党
ダメさを改めて伝えてしまうのだ。