続・加藤一二三九段のこと

 −−近隣住民が嫌がる中、なぜ餌をやり続ける
「猫にも『先住権』があり、餌をやらないと死んでしまう。地球には犬も猫も小鳥も、花や植物も同じように生きている。人間のしゃくに障るからといって、この世から消してよいはずがない」


 −−かつて、タイトル戦で「音がうるさい」と旅館の滝を止めた元名人が、猫の騒音で訴えられた
 「人の感じ方は人それぞれだが、他人に対する攻撃は針小棒大になるのが世の常」


 −−集合住宅の全世帯を敵に回したが
 「1対9だからといって、9が正しいとはかぎらない。」


http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/081211/trl0812111202005-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/081211/trl0812111202005-n2.htm

キリスト教精神に由来する、なんという正論。ひふみんの早口でまくし立てる、この堂々たる正論に、「うるちゃいでちゅー」という私権に立ち向かう原告の姿は、相当みっともないことになるんじゃないかな。
もっとも、みっともない、みっともいい、で民事訴訟は進まないわけで。
尊い命の主張が、痛い命取りになりかねない。
とはいえ

−−事実上の飼い猫のようだが、猫たちに名前はつけているのか
 「非常に微妙な問題で、お答えできない。裁判で明らかにする」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/081211/trl0812111202005-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/081211/trl0812111202005-n2.htm

とあるから、きちんと訴訟という戦いを捉えて、先を読んで準備をしている様子が伺えて一安心。法律と将棋の差こそあれ、ひふみんは戦いのプロだもんね。しかも騎士だし。

実は猫の騒音じゃなくて、近隣住民を威嚇するべく響き渡る空咳や、朗々と放歌される聖歌が訴えられてるように思うのは俺だけか?