豊見城市(長堂)

長嶺グスク

豊見城市字長堂にある長嶺グスクへ。遠くからは、琉球放送RBC)の嘉数送信所の巨大なアンテナが目印になる。
f:id:SQB:20170921163341j:plain

送信所の北にある、つぼみ保育園に入る路地の左隣の路地に入る。嘉数貯水池の大きな水タンクの横の砂利道を進み、つぼみ保育園の裏を少し過ぎた辺りにグスク跡への入口がある。
f:id:SQB:20170921163542j:plain
f:id:SQB:20170921163702j:plain

入口を入ると、左手に拝所、右手奥に長嶺按司之墓がある。
f:id:SQB:20170921163843j:plain
f:id:SQB:20170921163852j:plain

按司墓の後方の岩の上は、小さな平場になっている。おそらく、前述の拝所のある辺りが長嶺ノ嶽(神名:マシラゴノ御イベ)=長嶺グスクで、物見っぽい平場が台グスクか。
f:id:SQB:20170921164024j:plain

グスク跡入口の左側には、グスクのある丘陵を時計回りに回り込むようにして走る、森の中の一本道がある。
f:id:SQB:20170921164205j:plain

道の途中には、古い崖葬の墓が、確認できただけでも三つあった。そのうちの一基には、「長嶺村〓下元 安座名ヌール墓」と刻まれていた。
f:id:SQB:20170921164406j:plain
f:id:SQB:20170921164410j:plain
f:id:SQB:20170921164416j:plain

一本道の終端には大きな岩があり、岩の下と地面の隙間には水溜めとホースがあった。ここは井戸なのかもしれない。
f:id:SQB:20170921164607j:plain

参考

那覇市西(三重城)

那覇市西にある三重城へ。三重城は、ロワジールホテルの裏、那覇港湾北岸の岩の上にある。グスク入口には鳥居が建てられており、その向こうには海上保安庁の施設らしい高い建物がある。その後方に芝の広場が広がり、広場の奥には小さな神殿が建てられている。海岸に沿う岩の上には、香炉代わりのブロックが並べられた遥拝所が多数あり、また、岩の上のところどころに石積みを確認することができる。三重城に隣接する何かの施設の壁の横に「五臓神」、入口の左横の駐車場に「水神」の拝所がある。

参考

沖縄県沖縄県地図情報システム「県内遺跡地図」』(http://gis.pref.okinawa.jp/pref-okinawa/top/)(参照日:2017年08月03日)